1 / 13
1.三人の卒業パーティー
しおりを挟む
長年続いていた贈賄による生徒を優遇する不祥事が明るみに出た王立学園は、一年間封鎖されていた。翌年、満を持して再開された。
さらに翌年の初夏、一年ぶりの卒業式が行われ、それぞれの部で卒業生が送られた。
高等部と大学部との卒業生に対して、恒例の王家主催の卒業パーティーが催された。
庶民科では、また下位貴族の一部の者は、パーティー用のドレスや装飾品がままならない者が少なくないため、ここ五十年ほどは王家が無料で貸し出しし、着付けもやってくれることが恒例になっている。
またこのパーティーに限って、パートナー制度は廃止されている。
最後に自分の足で会場に入り、貴族も庶民も基本的なマナーを守って楽しむのだ。この日ばかりは身分の如何で話しかける順番など関係ない。
これは三代前の王子妃だったフィリパが始めたことだ。
貴族科も庶民科も共に一夜の煌びやかな夢を堪能するのだ。
王家では今年は三人が卒業を迎えたため、さらに花が添えられた。
大学部卒業の王子ジルリアは今年十九歳になる。高等部卒業の双子の王女アンジェリーナとフランシーヌは十七歳。
王家では立て続けに慶事がある。
王子ジルリアは来年二十歳になったら、ライラ・ダルア侯爵令嬢と結婚することになっている。国婚行事だ。
その半年前には妹のフランシーヌがダンドリオン侯爵家の長男ブレイに降嫁する。
ジルリアとライラの国婚の一年後、十八歳になったアンジェリーナはフィランジェ王国の王太子ウィンダムへ嫁ぐが、その半年前からフィランジェ王国の王宮に入ることになっている。教育期間のためだ。
「アンジーにそんな必要があるとは思わないけどねえ」
卒業パーティーの夜、王家の家族専用のサロンで、例によって寛いだ姿でデーティアがこぼす。
背中にかかるほどまで伸びた渦巻くような赤毛、吊り気味で大きな緑の目、十代後半の美しい少女、アンジェリーナとフランシーヌと同じ歳に見える。黒いドレスはシャロンが誂えてくれたものだが、私的な場所でしか着ない。
公の場では外見に合った少女らしい色の、おとなしやかなドレスを渋々着ている。
デーティアはハーフ・エルフで、実際の年齢は百二十歳を超えている。
公にされてはいないが、デーティアはジルリア達の祖父のそのまた祖父の母親違いの姉なのだ。
何かの折にはこうやって王宮に呼ばれるが、身分は非公式で『王家の遠縁』ということになる。今は『王家の遠縁のロナウ辺境伯令嬢フィリパ』が仮の身分と名前だ。
「わたくしも必要はないと思いますが、国が違えば色々ございますし、アンジーが馴染むためにも必要な期間と思っておりますの」
淑やかにアンジェリーナの母のシャロンが言う。
「とは言え寂しいですわ。娘二人を手放すのですもの」
寂し気に言うシャロンの肩を、デーティアが優しく撫でる。
「あたしはあと二年で髪を伸ばすのをやめられるのが嬉しいね」
右手をひらひらさせるデーティアにシャロンは少し笑う。
「いいえ、おばあさま。ビーの結婚式にも出ていただければ」
「なんだって?ビーの結婚なんか何年も先じゃないか」
「そうよ、おばあさま。わたくしだけ除け者にしたら毎晩夢に現れて文句を言うわよ」
ビーことベアトリスはもうすぐ十歳の末っ子王女だ。
王家の気ままさと激しい気性を、渦巻く赤毛と共に受け継いでいる。瞳は灰青色。髪は父親譲り、瞳の色はシャロン譲りだ。
王家では赤い髪とロイヤル・パープルの瞳が出やすい。
いつもはすでに消灯を言い渡されるが、今夜ばかりは兄姉達の晴れ姿を見て祝うために、パーティーが終わって帰って来るまで待つことを許されている。
父で王太子のフィリップと祖父で国王のジルリアは、そろそろ終盤の卒業パーティーの閉会の挨拶に行っている。
くすくす笑うシャロンは更に続ける。
「五年か六年ほどでしょうか?おばあさま、長い髪が似合っていらっしゃること。これでは…」
悪戯っぽい微笑に変わる。
「これではまた求婚が殺到致しますわ」
天を仰いで両手を振るデーティア。
「ああ、いっそ修道院い入ったことにしてくれないかねえ」
「そんなことをおっしゃるとビーが拗ねますわ」
「そうよ、おばあさま。わたくしの時も絶対よ。そうでなければ嫁がないんだから」
そっくりな渦巻く赤毛と激しい気性のせいだろうか。デーティアとベアトリスは一番気が合うらしい。
「ああ、ビーを除け者にしたら炎で焼かれちまうね。あたしは魔女だしね」
「まあ、おばあさま、なんて古いお話しをなさるの。このラバナン王国ではそんな歴史はございませんことよ。北方の国で五百年ほど前に起きたことでしょう?」
シャロンが笑う。
デーティアは魔女なのだ。
実際に彼女の魔力は王家とエルフの力が相まって、抜きん出て強大だ。
王宮魔導士が全員でかかっても敵わないほどだ。
六代前の国王の母親違いの姉とは言え、王家には入らず王宮魔導士の道も拒んだデーティアだ。
また、王家を脅かす子孫を残すことも拒み、魔女になる儀式で子宮の機能を捧げた石女だ。
いくつかの事件で王家に貢献し、またジルリア達が親しんでいるため、ここ十数年は王家に頻繁に呼ばれる。
ロナウ辺境伯の爵位と領地も、非公式に受け取っている。長年王家に尽くした慰労として、これだけは受け取って欲しいと国王ジルリアに懇願されたのだ。尤も、面倒な領地経営は王家が担っている。
そしてデーティアは渋々ながらシャロンや子供達可愛さに度々王宮にやってきて、様々なことに骨を折ることを惜しまない。特に子供達の魔法の実践学はデーティアに任されている。
今も卒業祝いのために数日の滞在を受け入れている。
ベアトリスはサロンから庭園を見た。
季節は初夏、王宮の西の森の湖から、迷いこんだ蛍が数匹飛んでいる。
なぜか物悲しい気分になった時、廊下から笑い声が聞こえた。
煌びやかな卒業パーティーが終わりジルリア、アンジェリーナ、フランシーヌが顔を輝かせて家族のサロンに入ってきた。
ジルリアは婚約者のライラ・ダルア侯爵令嬢を伴なって、アンジェリーナは祖父にフランシーヌは父にエスコートされて。
さらに翌年の初夏、一年ぶりの卒業式が行われ、それぞれの部で卒業生が送られた。
高等部と大学部との卒業生に対して、恒例の王家主催の卒業パーティーが催された。
庶民科では、また下位貴族の一部の者は、パーティー用のドレスや装飾品がままならない者が少なくないため、ここ五十年ほどは王家が無料で貸し出しし、着付けもやってくれることが恒例になっている。
またこのパーティーに限って、パートナー制度は廃止されている。
最後に自分の足で会場に入り、貴族も庶民も基本的なマナーを守って楽しむのだ。この日ばかりは身分の如何で話しかける順番など関係ない。
これは三代前の王子妃だったフィリパが始めたことだ。
貴族科も庶民科も共に一夜の煌びやかな夢を堪能するのだ。
王家では今年は三人が卒業を迎えたため、さらに花が添えられた。
大学部卒業の王子ジルリアは今年十九歳になる。高等部卒業の双子の王女アンジェリーナとフランシーヌは十七歳。
王家では立て続けに慶事がある。
王子ジルリアは来年二十歳になったら、ライラ・ダルア侯爵令嬢と結婚することになっている。国婚行事だ。
その半年前には妹のフランシーヌがダンドリオン侯爵家の長男ブレイに降嫁する。
ジルリアとライラの国婚の一年後、十八歳になったアンジェリーナはフィランジェ王国の王太子ウィンダムへ嫁ぐが、その半年前からフィランジェ王国の王宮に入ることになっている。教育期間のためだ。
「アンジーにそんな必要があるとは思わないけどねえ」
卒業パーティーの夜、王家の家族専用のサロンで、例によって寛いだ姿でデーティアがこぼす。
背中にかかるほどまで伸びた渦巻くような赤毛、吊り気味で大きな緑の目、十代後半の美しい少女、アンジェリーナとフランシーヌと同じ歳に見える。黒いドレスはシャロンが誂えてくれたものだが、私的な場所でしか着ない。
公の場では外見に合った少女らしい色の、おとなしやかなドレスを渋々着ている。
デーティアはハーフ・エルフで、実際の年齢は百二十歳を超えている。
公にされてはいないが、デーティアはジルリア達の祖父のそのまた祖父の母親違いの姉なのだ。
何かの折にはこうやって王宮に呼ばれるが、身分は非公式で『王家の遠縁』ということになる。今は『王家の遠縁のロナウ辺境伯令嬢フィリパ』が仮の身分と名前だ。
「わたくしも必要はないと思いますが、国が違えば色々ございますし、アンジーが馴染むためにも必要な期間と思っておりますの」
淑やかにアンジェリーナの母のシャロンが言う。
「とは言え寂しいですわ。娘二人を手放すのですもの」
寂し気に言うシャロンの肩を、デーティアが優しく撫でる。
「あたしはあと二年で髪を伸ばすのをやめられるのが嬉しいね」
右手をひらひらさせるデーティアにシャロンは少し笑う。
「いいえ、おばあさま。ビーの結婚式にも出ていただければ」
「なんだって?ビーの結婚なんか何年も先じゃないか」
「そうよ、おばあさま。わたくしだけ除け者にしたら毎晩夢に現れて文句を言うわよ」
ビーことベアトリスはもうすぐ十歳の末っ子王女だ。
王家の気ままさと激しい気性を、渦巻く赤毛と共に受け継いでいる。瞳は灰青色。髪は父親譲り、瞳の色はシャロン譲りだ。
王家では赤い髪とロイヤル・パープルの瞳が出やすい。
いつもはすでに消灯を言い渡されるが、今夜ばかりは兄姉達の晴れ姿を見て祝うために、パーティーが終わって帰って来るまで待つことを許されている。
父で王太子のフィリップと祖父で国王のジルリアは、そろそろ終盤の卒業パーティーの閉会の挨拶に行っている。
くすくす笑うシャロンは更に続ける。
「五年か六年ほどでしょうか?おばあさま、長い髪が似合っていらっしゃること。これでは…」
悪戯っぽい微笑に変わる。
「これではまた求婚が殺到致しますわ」
天を仰いで両手を振るデーティア。
「ああ、いっそ修道院い入ったことにしてくれないかねえ」
「そんなことをおっしゃるとビーが拗ねますわ」
「そうよ、おばあさま。わたくしの時も絶対よ。そうでなければ嫁がないんだから」
そっくりな渦巻く赤毛と激しい気性のせいだろうか。デーティアとベアトリスは一番気が合うらしい。
「ああ、ビーを除け者にしたら炎で焼かれちまうね。あたしは魔女だしね」
「まあ、おばあさま、なんて古いお話しをなさるの。このラバナン王国ではそんな歴史はございませんことよ。北方の国で五百年ほど前に起きたことでしょう?」
シャロンが笑う。
デーティアは魔女なのだ。
実際に彼女の魔力は王家とエルフの力が相まって、抜きん出て強大だ。
王宮魔導士が全員でかかっても敵わないほどだ。
六代前の国王の母親違いの姉とは言え、王家には入らず王宮魔導士の道も拒んだデーティアだ。
また、王家を脅かす子孫を残すことも拒み、魔女になる儀式で子宮の機能を捧げた石女だ。
いくつかの事件で王家に貢献し、またジルリア達が親しんでいるため、ここ十数年は王家に頻繁に呼ばれる。
ロナウ辺境伯の爵位と領地も、非公式に受け取っている。長年王家に尽くした慰労として、これだけは受け取って欲しいと国王ジルリアに懇願されたのだ。尤も、面倒な領地経営は王家が担っている。
そしてデーティアは渋々ながらシャロンや子供達可愛さに度々王宮にやってきて、様々なことに骨を折ることを惜しまない。特に子供達の魔法の実践学はデーティアに任されている。
今も卒業祝いのために数日の滞在を受け入れている。
ベアトリスはサロンから庭園を見た。
季節は初夏、王宮の西の森の湖から、迷いこんだ蛍が数匹飛んでいる。
なぜか物悲しい気分になった時、廊下から笑い声が聞こえた。
煌びやかな卒業パーティーが終わりジルリア、アンジェリーナ、フランシーヌが顔を輝かせて家族のサロンに入ってきた。
ジルリアは婚約者のライラ・ダルア侯爵令嬢を伴なって、アンジェリーナは祖父にフランシーヌは父にエスコートされて。
13
あなたにおすすめの小説
あなたの片想いを聞いてしまった夜
柴田はつみ
恋愛
「『好きな人がいる』——その一言で、私の世界は音を失った。」
公爵令嬢リリアーヌの初恋は、隣家の若き公爵アレクシスだった。
政務や領地行事で顔を合わせるたび、言葉少なな彼の沈黙さえ、彼女には優しさに聞こえた。——毎日会える。それだけで十分幸せだと信じていた。
しかしある日、回廊の陰で聞いてしまう。
「好きな人がいる。……片想いなんだ」
名前は出ない。だから、リリアーヌの胸は残酷に結論を作る。自分ではないのだ、と。
離婚するはずの旦那様を、なぜか看病しています
鍛高譚
恋愛
「結婚とは、貴族の義務。そこに愛など不要――」
そう割り切っていた公爵令嬢アルタイは、王命により辺境伯ベガと契約結婚することに。
お互い深入りしない仮面夫婦として過ごすはずが、ある日ベガが戦地へ赴くことになり、彼はアルタイにこう告げる。
「俺は生きて帰れる自信がない。……だから、お前を自由にしてやりたい」
あっさりと“離婚”を申し出る彼に、アルタイは皮肉めいた笑みを浮かべる。
「では、戦争が終わり、貴方が帰るまで離婚は待ちましょう。
戦地で女でも作ってきてください。そうすれば、心置きなく別れられます」
――しかし、戦争は長引き、何年も経ったのちにようやく帰還したベガは、深い傷を負っていた。
彼を看病しながら、アルタイは自分の心が変化していることに気づく。
「早く元気になってもらわないと、離婚できませんね?」
「……本当に、離婚したいのか?」
最初は“義務”だったはずの結婚。しかし、夫婦として過ごすうちに、仮面は次第に剥がれていく。
やがて、二人の離婚を巡る噂が王宮を騒がせる中、ベガは決意を固める――。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
勇者の様子がおかしい
しばたろう
ファンタジー
勇者は、少しおかしい。
そう思ったのは、王宮で出会ったその日からだった。
神に選ばれ、魔王討伐の旅に出た勇者マルク。
線の細い優男で、実力は確かだが、人と距離を取り、馴れ合いを嫌う奇妙な男。
だが、ある夜。
仲間のひとりは、決定的な違和感に気づいてしまう。
――勇者は、男ではなかった。
女であることを隠し、勇者として剣を振るうマルク。
そして、その秘密を知りながら「知らないふり」を選んだ仲間。
正体を隠す者と、真実を抱え込む者。
交わらぬはずの想いを抱えたまま、旅は続いていく。
これは、
「勇者であること」と
「自分であること」のあいだで揺れる物語。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。
そこで待っていたのは、最悪の出来事――
けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。
でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――
聖女は聞いてしまった
夕景あき
ファンタジー
「道具に心は不要だ」
父である国王に、そう言われて育った聖女。
彼女の周囲には、彼女を心を持つ人間として扱う人は、ほとんどいなくなっていた。
聖女自身も、自分の心の動きを無視して、聖女という治癒道具になりきり何も考えず、言われた事をただやり、ただ生きているだけの日々を過ごしていた。
そんな日々が10年過ぎた後、勇者と賢者と魔法使いと共に聖女は魔王討伐の旅に出ることになる。
旅の中で心をとり戻し、勇者に恋をする聖女。
しかし、勇者の本音を聞いてしまった聖女は絶望するのだった·····。
ネガティブ思考系聖女の恋愛ストーリー!
※ハッピーエンドなので、安心してお読みください!
婚約破棄して泥を投げつけた元婚約者が「無能」と笑う中、光り輝く幼なじみの王子に掠め取られました。
ムラサメ
恋愛
「お前のような無能、我が家には不要だ。今すぐ消えろ!」
婚約者・エドワードのために身を粉にして尽くしてきたフィオナは、卒業パーティーの夜、雨の中に放り出される。
泥にまみれ、絶望に沈む彼女の前に現れたのは、かつての幼なじみであり、今や国中から愛される「黄金の王子」シリルだった。
「やっと見つけた。……ねえ、フィオナ。あんなゴミに君を傷つけさせるなんて、僕の落ち度だね」
汚れを厭わずフィオナを抱き上げたシリルは、彼女を自分の屋敷へと連れ帰る。
「自分には価値がない」と思い込むフィオナを、シリルは異常なまでの執着と甘い言葉で、とろけるように溺愛し始めて――。
一方で、フィオナを捨てたエドワードは気づいていなかった。
自分の手柄だと思っていた仕事も、領地の繁栄も、すべてはフィオナの才能によるものだったということに。
ボロボロになっていく元婚約者。美しく着飾られ、シリルの腕の中で幸せに微笑むフィオナ。
「僕の星を捨てた報い、たっぷりと受けてもらうよ?」
圧倒的な光を放つ幼なじみによる、最高に華やかな逆転劇がいま始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる