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11.雌鶏は卵を抱く
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リャドの町の青い雌鶏亭はすっかり活気を取り戻したが、メグは沈み込んでいた。
食欲もなくイライラする。
義母は意に介さず、毎日楽しそうに元気に店を切り盛りしていた。
まるでメグがいなくても一向に困らないとでも言いたげだ。
その様子にメグは一層ムカムカした。
もう店に出なくなって一ヶ月は経つメグを心配したのか、ただの野次馬心なのかはわからないが、たまに客に
「嫁さんはどうした」
と聞かれると、サリーは笑って
「ちょっとね。調子が悪いんですよ」
とはぐらかした。
本当にメグは調子が悪かった。
気分も悪いし体も怠い。
あれから二か月経ったある朝、ベッドにぐずぐずとしていたメグをサリーが叩き起こした。
「今日からデーティアさんの家に行ってもらうよ」
メグはぎょっとした。追い出されるのだろうか。
「なんであたしが魔女の家にいかなきゃならないの!?」
「いいから言うことをお聞き」
サリーはエディを呼んで、有無を言わさずにデーティアの家へ送らせた。
メグがデーティアの家に着くと、ドアが開いてデーティアが出迎えた。
「ご苦労さん、エディ。これは駄賃だよ」
小さな可愛い袋を渡す。
「あんたの好きなヌガーを作ったんだ。いいレーズンが手に入ったんでね」
「いやだな、デーティアさん。俺はもうそんな子供じゃないよ」
照れるエディにデーティアは
「はん!」
と鼻で笑った。
「女房とちゃんと話し合えない嘴の黄色いひよっこさ、あんたは」
手をしっしと振って
「もうお帰り。女房はちょっとあずかるよ。迎えは伝言鳥を飛ばすからね」
そう言ってメグをドアに押し込んで、自分も中に入りドアを閉めた。
メグはデーティアの家の中で、ぽかんと口を開けるばかりだ。
居心地のいい室内には金髪の美しい女性がいた。自分と年齢が変わらないように見える貴婦人が、子供にヌガーを与えていた。
「ご機嫌いかが?」
貴婦人は微笑んで優雅に挨拶をする。
貴婦人と言っても、衣服は町の女性がよく着る、簡素なゆったりとした普段着の木綿のドレスだ。袖は肘まで捲り上げられていて、糊のきいたエプロンの下の腹部はふっくらとしている。妊娠中なのだ。髪は後ろで1本に編まれて、薄紅色に花模様のスカーフを着けている。
この地方でよく使われる町雌鶏、家事も家計もうまくて働き者の女将さんの服装だ。しかし一目で貴婦人とわかる気品に溢れている。客が腐すように言った田舎孔雀が自分なら、この人は白鳥のお姫様だ。
「ボケっと突っ立っていないでこっちにおいで」
デーティアはメグの開いた口にヌガーを押し込む。ヌガーは甘く、メグは知らず心が和らいだ。
「ばぁ、ジルのぬーあげう」
小さな男の子が自分の口から出した食べかけのヌガーを差し出す。手は涎でベトベトだ。
「ありがとよ。ジルは優しいね」
デーティアは優しい目で子供を見て、子供の手から直接ヌガーをパクっと口に入れた。
赤毛の魔女の家…
テーブルの周りに数脚の椅子に長椅子、窓辺にはもうひとつ長椅子があり、その上のクッションで大きな白猫が気持ちよさそうに眠っている。ハンナの猫だった"にゃあ公"だ。
「この人は弟の曾孫の嫁のシャーリー、子供は玄孫のジル、あそこで寝ている猫もジルだよ」
白猫のジルは名前を呼ばれて、ふさふさの尻尾をパタンと振った。
「まずはお座り」
デーティアは長椅子をすすめる。メグが場の雰囲気に気おされておずおず座ると、数個のクッションを与えられる。
「これを腰にあてて、こっちは膝にのせな。その方が楽になるよ」
そう言って、デーティアは脇にもクッションを当ててくれる。
朝からムカムカしていたメグは、そうされると不思議に落ち着いて行くのがわかった。
「ラズベリーは好きかい?」
デーティアはメグの前にティーカップを置き、ティーポットからお茶を注いでくれる。ラズベリーリーフのお茶だ。
「ジャムと蜂蜜はこれ。好きなように入れな」
ヌガーとクッキーの盛られた皿も置かれる。
お茶を一口飲むと、メグのお腹がぐぅっと鳴った。
今日も腹が立ってイライラムカムカとして、朝食の席にも出なかったのだ。
「遠慮しないでお食べ」
くっくと笑ってデーティアがすすめる。
「ジルもおちゃぁ」
小さな男の子が強請る。
「はいはい」
デーティアはマグカップに注いだ白湯にラズベリージャムを溶いて渡す。
美しい金髪の母子がお茶とお菓子を楽しむ姿を、メグはぼんやりと眺めた。
こんな幸せな光景は、もう自分には訪れないかもしれない。
急にまざまざと自分の張った意地の愚かしさに気づいて、メグの瞳に涙が溢れた。
「ばかだね、この子は」
デーティアがハンカチを渡す。メグは涙をぬぐった。
柔らかい木綿の四隅に、柘榴の実の枝をくわえた青い雌鶏の刺繍。
「あんたは数日ここで過ごしてもらうよ。ハンナの朝食のレシピを叩き込むからね」
涙も忘れるほどメグは驚く。
てっきり叱られてお仕置きでも受けるのかと思っていたのだ。青い雌鶏亭を追い出され、エディとも別れ村に帰されるのだと。
お昼にはオーツのポリッジ、鶏肉と豆と野菜のクリーム煮込みが出される。
猫には茹でて細かく裂いた鶏肉とヤギの乳だ。
「シャーリーは妊娠中だからね。悪阻はおさまったけど消化のいい栄養のあるものを出しているんだ。それに」
子供のジルを見て続ける。
「この子は鶏肉が好物でね。おかげであたしは毎日のように鶏を絞めているよ。まったく」
甘やかすようにツッツと舌を鳴らしてジルに言う。
「ポリッジもお食べ、ジル。ちゃんと食べなきゃおやつのクッキーはなしにするよ」
「やぁー、ばぁ、あーん」
デーティアは笑って、スプーンでポリッジをすくってジルの口に入れる。
赤い髪の魔女と金髪の美しい母子が笑い合う。
メグはクリーム煮を口に入れる。
最近食欲がなくあまり食べていなかったのだが、不思議と喉を通った。
食後、メグは何故かデーティアに診察される。
「おめでとさん」
デーティアは蕩けそうな美しい笑顔になった。
面喰らうメグにデーティアは続けた。
「来年の夏にはあんたもおっかさんになるよ。体を大事にしな」
「おめでとうございます」
シャーリーが言うとジルも真似をする。
「おめでとー」
メグはポロポロと涙をこぼした。
食欲もなくイライラする。
義母は意に介さず、毎日楽しそうに元気に店を切り盛りしていた。
まるでメグがいなくても一向に困らないとでも言いたげだ。
その様子にメグは一層ムカムカした。
もう店に出なくなって一ヶ月は経つメグを心配したのか、ただの野次馬心なのかはわからないが、たまに客に
「嫁さんはどうした」
と聞かれると、サリーは笑って
「ちょっとね。調子が悪いんですよ」
とはぐらかした。
本当にメグは調子が悪かった。
気分も悪いし体も怠い。
あれから二か月経ったある朝、ベッドにぐずぐずとしていたメグをサリーが叩き起こした。
「今日からデーティアさんの家に行ってもらうよ」
メグはぎょっとした。追い出されるのだろうか。
「なんであたしが魔女の家にいかなきゃならないの!?」
「いいから言うことをお聞き」
サリーはエディを呼んで、有無を言わさずにデーティアの家へ送らせた。
メグがデーティアの家に着くと、ドアが開いてデーティアが出迎えた。
「ご苦労さん、エディ。これは駄賃だよ」
小さな可愛い袋を渡す。
「あんたの好きなヌガーを作ったんだ。いいレーズンが手に入ったんでね」
「いやだな、デーティアさん。俺はもうそんな子供じゃないよ」
照れるエディにデーティアは
「はん!」
と鼻で笑った。
「女房とちゃんと話し合えない嘴の黄色いひよっこさ、あんたは」
手をしっしと振って
「もうお帰り。女房はちょっとあずかるよ。迎えは伝言鳥を飛ばすからね」
そう言ってメグをドアに押し込んで、自分も中に入りドアを閉めた。
メグはデーティアの家の中で、ぽかんと口を開けるばかりだ。
居心地のいい室内には金髪の美しい女性がいた。自分と年齢が変わらないように見える貴婦人が、子供にヌガーを与えていた。
「ご機嫌いかが?」
貴婦人は微笑んで優雅に挨拶をする。
貴婦人と言っても、衣服は町の女性がよく着る、簡素なゆったりとした普段着の木綿のドレスだ。袖は肘まで捲り上げられていて、糊のきいたエプロンの下の腹部はふっくらとしている。妊娠中なのだ。髪は後ろで1本に編まれて、薄紅色に花模様のスカーフを着けている。
この地方でよく使われる町雌鶏、家事も家計もうまくて働き者の女将さんの服装だ。しかし一目で貴婦人とわかる気品に溢れている。客が腐すように言った田舎孔雀が自分なら、この人は白鳥のお姫様だ。
「ボケっと突っ立っていないでこっちにおいで」
デーティアはメグの開いた口にヌガーを押し込む。ヌガーは甘く、メグは知らず心が和らいだ。
「ばぁ、ジルのぬーあげう」
小さな男の子が自分の口から出した食べかけのヌガーを差し出す。手は涎でベトベトだ。
「ありがとよ。ジルは優しいね」
デーティアは優しい目で子供を見て、子供の手から直接ヌガーをパクっと口に入れた。
赤毛の魔女の家…
テーブルの周りに数脚の椅子に長椅子、窓辺にはもうひとつ長椅子があり、その上のクッションで大きな白猫が気持ちよさそうに眠っている。ハンナの猫だった"にゃあ公"だ。
「この人は弟の曾孫の嫁のシャーリー、子供は玄孫のジル、あそこで寝ている猫もジルだよ」
白猫のジルは名前を呼ばれて、ふさふさの尻尾をパタンと振った。
「まずはお座り」
デーティアは長椅子をすすめる。メグが場の雰囲気に気おされておずおず座ると、数個のクッションを与えられる。
「これを腰にあてて、こっちは膝にのせな。その方が楽になるよ」
そう言って、デーティアは脇にもクッションを当ててくれる。
朝からムカムカしていたメグは、そうされると不思議に落ち着いて行くのがわかった。
「ラズベリーは好きかい?」
デーティアはメグの前にティーカップを置き、ティーポットからお茶を注いでくれる。ラズベリーリーフのお茶だ。
「ジャムと蜂蜜はこれ。好きなように入れな」
ヌガーとクッキーの盛られた皿も置かれる。
お茶を一口飲むと、メグのお腹がぐぅっと鳴った。
今日も腹が立ってイライラムカムカとして、朝食の席にも出なかったのだ。
「遠慮しないでお食べ」
くっくと笑ってデーティアがすすめる。
「ジルもおちゃぁ」
小さな男の子が強請る。
「はいはい」
デーティアはマグカップに注いだ白湯にラズベリージャムを溶いて渡す。
美しい金髪の母子がお茶とお菓子を楽しむ姿を、メグはぼんやりと眺めた。
こんな幸せな光景は、もう自分には訪れないかもしれない。
急にまざまざと自分の張った意地の愚かしさに気づいて、メグの瞳に涙が溢れた。
「ばかだね、この子は」
デーティアがハンカチを渡す。メグは涙をぬぐった。
柔らかい木綿の四隅に、柘榴の実の枝をくわえた青い雌鶏の刺繍。
「あんたは数日ここで過ごしてもらうよ。ハンナの朝食のレシピを叩き込むからね」
涙も忘れるほどメグは驚く。
てっきり叱られてお仕置きでも受けるのかと思っていたのだ。青い雌鶏亭を追い出され、エディとも別れ村に帰されるのだと。
お昼にはオーツのポリッジ、鶏肉と豆と野菜のクリーム煮込みが出される。
猫には茹でて細かく裂いた鶏肉とヤギの乳だ。
「シャーリーは妊娠中だからね。悪阻はおさまったけど消化のいい栄養のあるものを出しているんだ。それに」
子供のジルを見て続ける。
「この子は鶏肉が好物でね。おかげであたしは毎日のように鶏を絞めているよ。まったく」
甘やかすようにツッツと舌を鳴らしてジルに言う。
「ポリッジもお食べ、ジル。ちゃんと食べなきゃおやつのクッキーはなしにするよ」
「やぁー、ばぁ、あーん」
デーティアは笑って、スプーンでポリッジをすくってジルの口に入れる。
赤い髪の魔女と金髪の美しい母子が笑い合う。
メグはクリーム煮を口に入れる。
最近食欲がなくあまり食べていなかったのだが、不思議と喉を通った。
食後、メグは何故かデーティアに診察される。
「おめでとさん」
デーティアは蕩けそうな美しい笑顔になった。
面喰らうメグにデーティアは続けた。
「来年の夏にはあんたもおっかさんになるよ。体を大事にしな」
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