75 / 147
第二章『回復代行結社でござる』
第75話 月灯りふんわり落ちてくる森
しおりを挟む
「コロッセオでは逃したが、ここで決着をつける!」
角刈りさんが戻ってきたのはいいものの、相変わらず好戦的だ。
「待ちな。紅騎士団の相手をするなら生き残れないよ。やるか最後のヒーローになるか、どっちを優先するんだい?」
「両方!」
「だったら周りを蹴散らすまで本命は我慢しな」
「あー、また協力か?」
「舞台を整えるのさ。頂上決戦は好きだろ」
「いいこと言うじゃねーか。紅! おれたちの邪魔はするなよ!」
いぶし銀のヒーラーが求める方向に話をまとめてくれた。たしなめるどころか完全にブレーンの役回りだ。猪突猛進な角刈りさんとは相性が良くぴったりだった。
とにかく、後は見守りながら支援のタイミングを計るのみ。戦況を大きく動かすのは難しいが、少しばかりの力添えで流れのきっかけになれば万々歳だ。
「仕切り直しだ! かかって来い!」
視界の方向が限られるため何人のプレイヤーがいるかは謎だけれど、中央で構える二大ギルドを押しつぶすほどの数はいないようだった。
早速、牽制目的の小競り合いが起き始める。ダメージゾーンを絡めた戦いはどちらの有利に傾くか分からない。時間稼ぎをするのか勝負を決めにかかるのか、各々の判断に差が生まれそうだ。
足並みが揃いにくい場合はコロッセオと似た展開になると思いきや、中へ深く切り込む姿がちらほら見られた。深手を負う前に下がるなど上手さを感じる。
ダメージを負えば回復アイテムを使い、クールタイム中には回復魔法の出番。繰り返せば精神力が尽きてしまう。狙いはそこだと推測できた。
ヒーラーの数は周りのパーティに分がある。死ぬのを避けて安全策を取るには賢い手段と思えた。
「サークルスラッシュ」
紅さんは強力な一撃を使わず通常の攻撃やスキルに留まる。攻めではなく守りへの温存か。クールタイム中ではないのが明らかで周りは警戒に気を回す。きっとコロッセオで目の当たりにしたプレイヤーもいるはずだった。
ダメージゾーンが迫っての焦りや混乱を利用するつもりかも、などと行動の理由を自分なりに考えて介入場所を探る。結局、問題は精神力に行きつく。
苦しくなると紅さんたちは動かざるを得ず、おそらく多少の無理を押し通す。ヒールとマナグレイスを効果的に選択して支援したい。
『周りの皆さまも背中には気をつけているでござるな』
『さすがに最終盤は手強さが増しますね』
表面上は協力しつつも、やはり出し抜く機会を窺っているのか。
『拙者が無暗に攻撃を行うと確実に狙われて逃げ回るのは大変でしょう。ダメージゾーンへ潜むのはギリギリまで引き延ばしたいでござるし。混乱に乗じる必要があります』
ここは事態の進展を待つのが最善だ。
『回復が必要な時は正面に姿を見せてください』
『了解でござる!』
パーティメンバーを対象にした回復ができるとターゲットは不要になるのだろうか。もしそうなら視界が悪いなかでも便利に使える。ぜひ今後のために覚えておきたくなってきた。
「フレイムマイト」
そして、炎の爆発が急に巻き起こる。誰もがいつ動くのかと身構えていたがトリガーを引くのは紅さんで、一人のプレイヤーが簡単に消し飛んだ。
周りが色めきだって空気が変わる。大技の後がチャンスとこぞって攻めに転じ始めた。
「フレイムブレイド」
紅騎士団は陣形を縮めて迎え撃つ。パーティ全員に回復魔法が及ぶのを想定し、より攻撃を受けるメンバーを見極める。
「雷狼!」
ダメージが重なって一気に体力が減るのに備え魔導書へのストックを済ますと、割れた獣の鳴き声と共に雷のエフェクトが散った。
「おら、貸しひとつだ!」
角刈りさんの仕業で攻撃を受けたプレイヤーが倒れる。周りの勢いが削がれて明らかな動揺が見られた。
「この馬鹿。隠し玉って話はどうしたのさ」
「あいつらにだけカッコつけさせてたまるか!」
「まったく……紅騎士団への対抗策だったろ?」
「気合と実力で勝つ!」
コロッセオでは使っていなかったスキルで、紅さんたちと戦うときの為に隠していたらしい。メンバーが一人減るいぶし銀にとっては少々困った出来事か。
しかし、今のがなければ受け身の状況だった。紅騎士団はといえば好機と捉えたようで攻めに向かう。スキルのクールタイムも曖昧になって相手をする側は大変だ。
『さあ、拙者も動くでござるよ』
コヨミさんの楽し気な声も聞こえてきた。自分も精一杯、支援に励もう。
◇
【DAO】イベント会場Part10【第二回】
586 名前:名無しの古代人
雷狼?
刀の複合スキルかな
587 名前:名無しの古代人
紅といい派手で羨ましい限り
588 名前:名無しの古代人
これが巨大ギルドの力だ
589 名前:名無しの古代人
そのうち皆も使えるようになるから
我慢しなさい
590 名前:名無しの古代人
紅騎士団といぶし銀が劣勢に見えたが
押し始めたか?
591 名前:名無しの古代人
そもそも数の暴力相手じゃな
我が身可愛さも周りの数が減るにつれて萎む
592 名前:名無しの古代人
さてさて
コロッセオとどう変わるのか
593 名前:名無しの古代人
いぶし銀はすでに一人減ってるけど
594 名前:名無しの古代人
順当にいけば各個撃破で終わる
595 名前:名無しの古代人
二大ギルドが処してくって?
596 名前:名無しの古代人
二大ギルドが処されてくに一票
597 名前:名無しの古代人
数の差は二倍ちょっと
598 名前:名無しの古代人
コロッセオよりマシやん
599 名前:名無しの古代人
全体の練度が上がってるし
倒せば名前が売れるから必死だろ
600 名前:名無しの古代人
このイベントで四天王が生まれるのか
601 名前:名無しの古代人
奴は四天王の中でも最弱
602 名前:名無しの古代人
あー
紅騎士団のメガネが死んだな
603 名前:名無しの古代人
サブマスかなんかだっけ
盾持ってるメンバーより早い退場か
604 名前:名無しの古代人
タンクの回復が間に合わんなら自分がって感じ?
605 名前:名無しの古代人
ジリ貧まっしぐら
606 名前:名無しの古代人
いや意外に持ちこたえてるぞ
607 名前:名無しの古代人
この回復量の多さは……
608 名前:名無しの古代人
埋葬された妖精おじさんの仕業だ
609 名前:名無しの古代人
カメラが生きてるもんな
紅騎士団への肩入れはコロッセオでもあったか
関係者説が出てきた
610 名前:名無しの古代人
俺も回復してもらったし関係者でいい?
611 名前:名無しの古代人
妖精おじとつながるには紅騎士団に会えばいいと
612 名前:名無しの古代人
門前払いがオチ
613 名前:名無しの古代人
いぶし銀は二人目がやられたな
614 名前:名無しの古代人
周りが勢いづいたところで触手頭が動くのか
背中から一撃入れての離脱が手慣れてる
615 名前:名無しの古代人
紅と角刈りもタイミングよく大技で仕留めた模様
クールタイム次第なとこあるな
616 名前:名無しの古代人
かなり競り合ってるぞ
617 名前:名無しの古代人
紅騎士団といぶし銀は各パーティをまばらに狙うね
618 名前:名無しの古代人
パーティの壊滅より連携を防ぐの優先っぽい
619 名前:名無しの古代人
みんな考えながらやってんだな
当たり前だが
620 名前:名無しの古代人
おれは黙って使われる方がいいわ
621 名前:名無しの古代人
いぶし銀のタンクが死にそう
622 名前:名無しの古代人
数が減るのは周りが早いけど
被弾の蓄積は避けられん
623 名前:名無しの古代人
そろそろダメージゾーンも危険域
624 名前:名無しの古代人
全体が覆われる前に決着がつくかどうか
625 名前:名無しの古代人
紅騎士団も盾が不安になってきた
626 名前:名無しの古代人
また大技発動できればとんとんな状況?
627 名前:名無しの古代人
Xファクター妖精おじの差がでるかも
決めきれると踏み込んでからの不自然な回復が罠だ
628 名前:名無しの古代人
Xファクターどころか大本命でしょ
地面の下は気づかん
629 名前:名無しの古代人
最後に残ったと思ったらイベントが終わらないのか
630 名前:名無しの古代人
ダメージゾーン内での生き残り耐久になる予感
角刈りさんが戻ってきたのはいいものの、相変わらず好戦的だ。
「待ちな。紅騎士団の相手をするなら生き残れないよ。やるか最後のヒーローになるか、どっちを優先するんだい?」
「両方!」
「だったら周りを蹴散らすまで本命は我慢しな」
「あー、また協力か?」
「舞台を整えるのさ。頂上決戦は好きだろ」
「いいこと言うじゃねーか。紅! おれたちの邪魔はするなよ!」
いぶし銀のヒーラーが求める方向に話をまとめてくれた。たしなめるどころか完全にブレーンの役回りだ。猪突猛進な角刈りさんとは相性が良くぴったりだった。
とにかく、後は見守りながら支援のタイミングを計るのみ。戦況を大きく動かすのは難しいが、少しばかりの力添えで流れのきっかけになれば万々歳だ。
「仕切り直しだ! かかって来い!」
視界の方向が限られるため何人のプレイヤーがいるかは謎だけれど、中央で構える二大ギルドを押しつぶすほどの数はいないようだった。
早速、牽制目的の小競り合いが起き始める。ダメージゾーンを絡めた戦いはどちらの有利に傾くか分からない。時間稼ぎをするのか勝負を決めにかかるのか、各々の判断に差が生まれそうだ。
足並みが揃いにくい場合はコロッセオと似た展開になると思いきや、中へ深く切り込む姿がちらほら見られた。深手を負う前に下がるなど上手さを感じる。
ダメージを負えば回復アイテムを使い、クールタイム中には回復魔法の出番。繰り返せば精神力が尽きてしまう。狙いはそこだと推測できた。
ヒーラーの数は周りのパーティに分がある。死ぬのを避けて安全策を取るには賢い手段と思えた。
「サークルスラッシュ」
紅さんは強力な一撃を使わず通常の攻撃やスキルに留まる。攻めではなく守りへの温存か。クールタイム中ではないのが明らかで周りは警戒に気を回す。きっとコロッセオで目の当たりにしたプレイヤーもいるはずだった。
ダメージゾーンが迫っての焦りや混乱を利用するつもりかも、などと行動の理由を自分なりに考えて介入場所を探る。結局、問題は精神力に行きつく。
苦しくなると紅さんたちは動かざるを得ず、おそらく多少の無理を押し通す。ヒールとマナグレイスを効果的に選択して支援したい。
『周りの皆さまも背中には気をつけているでござるな』
『さすがに最終盤は手強さが増しますね』
表面上は協力しつつも、やはり出し抜く機会を窺っているのか。
『拙者が無暗に攻撃を行うと確実に狙われて逃げ回るのは大変でしょう。ダメージゾーンへ潜むのはギリギリまで引き延ばしたいでござるし。混乱に乗じる必要があります』
ここは事態の進展を待つのが最善だ。
『回復が必要な時は正面に姿を見せてください』
『了解でござる!』
パーティメンバーを対象にした回復ができるとターゲットは不要になるのだろうか。もしそうなら視界が悪いなかでも便利に使える。ぜひ今後のために覚えておきたくなってきた。
「フレイムマイト」
そして、炎の爆発が急に巻き起こる。誰もがいつ動くのかと身構えていたがトリガーを引くのは紅さんで、一人のプレイヤーが簡単に消し飛んだ。
周りが色めきだって空気が変わる。大技の後がチャンスとこぞって攻めに転じ始めた。
「フレイムブレイド」
紅騎士団は陣形を縮めて迎え撃つ。パーティ全員に回復魔法が及ぶのを想定し、より攻撃を受けるメンバーを見極める。
「雷狼!」
ダメージが重なって一気に体力が減るのに備え魔導書へのストックを済ますと、割れた獣の鳴き声と共に雷のエフェクトが散った。
「おら、貸しひとつだ!」
角刈りさんの仕業で攻撃を受けたプレイヤーが倒れる。周りの勢いが削がれて明らかな動揺が見られた。
「この馬鹿。隠し玉って話はどうしたのさ」
「あいつらにだけカッコつけさせてたまるか!」
「まったく……紅騎士団への対抗策だったろ?」
「気合と実力で勝つ!」
コロッセオでは使っていなかったスキルで、紅さんたちと戦うときの為に隠していたらしい。メンバーが一人減るいぶし銀にとっては少々困った出来事か。
しかし、今のがなければ受け身の状況だった。紅騎士団はといえば好機と捉えたようで攻めに向かう。スキルのクールタイムも曖昧になって相手をする側は大変だ。
『さあ、拙者も動くでござるよ』
コヨミさんの楽し気な声も聞こえてきた。自分も精一杯、支援に励もう。
◇
【DAO】イベント会場Part10【第二回】
586 名前:名無しの古代人
雷狼?
刀の複合スキルかな
587 名前:名無しの古代人
紅といい派手で羨ましい限り
588 名前:名無しの古代人
これが巨大ギルドの力だ
589 名前:名無しの古代人
そのうち皆も使えるようになるから
我慢しなさい
590 名前:名無しの古代人
紅騎士団といぶし銀が劣勢に見えたが
押し始めたか?
591 名前:名無しの古代人
そもそも数の暴力相手じゃな
我が身可愛さも周りの数が減るにつれて萎む
592 名前:名無しの古代人
さてさて
コロッセオとどう変わるのか
593 名前:名無しの古代人
いぶし銀はすでに一人減ってるけど
594 名前:名無しの古代人
順当にいけば各個撃破で終わる
595 名前:名無しの古代人
二大ギルドが処してくって?
596 名前:名無しの古代人
二大ギルドが処されてくに一票
597 名前:名無しの古代人
数の差は二倍ちょっと
598 名前:名無しの古代人
コロッセオよりマシやん
599 名前:名無しの古代人
全体の練度が上がってるし
倒せば名前が売れるから必死だろ
600 名前:名無しの古代人
このイベントで四天王が生まれるのか
601 名前:名無しの古代人
奴は四天王の中でも最弱
602 名前:名無しの古代人
あー
紅騎士団のメガネが死んだな
603 名前:名無しの古代人
サブマスかなんかだっけ
盾持ってるメンバーより早い退場か
604 名前:名無しの古代人
タンクの回復が間に合わんなら自分がって感じ?
605 名前:名無しの古代人
ジリ貧まっしぐら
606 名前:名無しの古代人
いや意外に持ちこたえてるぞ
607 名前:名無しの古代人
この回復量の多さは……
608 名前:名無しの古代人
埋葬された妖精おじさんの仕業だ
609 名前:名無しの古代人
カメラが生きてるもんな
紅騎士団への肩入れはコロッセオでもあったか
関係者説が出てきた
610 名前:名無しの古代人
俺も回復してもらったし関係者でいい?
611 名前:名無しの古代人
妖精おじとつながるには紅騎士団に会えばいいと
612 名前:名無しの古代人
門前払いがオチ
613 名前:名無しの古代人
いぶし銀は二人目がやられたな
614 名前:名無しの古代人
周りが勢いづいたところで触手頭が動くのか
背中から一撃入れての離脱が手慣れてる
615 名前:名無しの古代人
紅と角刈りもタイミングよく大技で仕留めた模様
クールタイム次第なとこあるな
616 名前:名無しの古代人
かなり競り合ってるぞ
617 名前:名無しの古代人
紅騎士団といぶし銀は各パーティをまばらに狙うね
618 名前:名無しの古代人
パーティの壊滅より連携を防ぐの優先っぽい
619 名前:名無しの古代人
みんな考えながらやってんだな
当たり前だが
620 名前:名無しの古代人
おれは黙って使われる方がいいわ
621 名前:名無しの古代人
いぶし銀のタンクが死にそう
622 名前:名無しの古代人
数が減るのは周りが早いけど
被弾の蓄積は避けられん
623 名前:名無しの古代人
そろそろダメージゾーンも危険域
624 名前:名無しの古代人
全体が覆われる前に決着がつくかどうか
625 名前:名無しの古代人
紅騎士団も盾が不安になってきた
626 名前:名無しの古代人
また大技発動できればとんとんな状況?
627 名前:名無しの古代人
Xファクター妖精おじの差がでるかも
決めきれると踏み込んでからの不自然な回復が罠だ
628 名前:名無しの古代人
Xファクターどころか大本命でしょ
地面の下は気づかん
629 名前:名無しの古代人
最後に残ったと思ったらイベントが終わらないのか
630 名前:名無しの古代人
ダメージゾーン内での生き残り耐久になる予感
0
あなたにおすすめの小説
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
異世界転移魔方陣をネットオークションで買って行ってみたら、魔王軍と戦うはめになった!
蛇崩 通
ファンタジー
ネットオークションに、異世界転移魔方陣が出品されていた。
三千円で。
二枚入り。
手製のガイドブック『異世界の歩き方』付き。
ガイドブックには、異世界会話集も収録。
出品商品の説明文には、「魔力が充分にあれば、異世界に行けます」とあった。
おもしろそうなので、買ってみた。
使ってみた。
帰れなくなった。日本に。
魔力切れのようだ。
しかたがないので、異世界で魔法の勉強をすることにした。
それなのに……
気がついたら、魔王軍と戦うことに。
はたして、日本に無事戻れるのか?
<第1章の主な内容>
王立魔法学園南校で授業を受けていたら、クラスまるごと徴兵されてしまった。
魔王軍が、王都まで迫ったからだ。
同じクラスは、女生徒ばかり。
毒薔薇姫、毒蛇姫、サソリ姫など、毒はあるけど魔法はからっきしの美少女ばかり。
ベテラン騎士も兵士たちも、あっという間にアース・ドラゴンに喰われてしまった。
しかたがない。ぼくが戦うか。
<第2章の主な内容>
救援要請が来た。南城壁を守る氷姫から。彼女は、王立魔法学園北校が誇る三大魔法剣姫の一人。氷結魔法剣を持つ魔法姫騎士だ。
さっそく救援に行くと、氷姫たち守備隊は、アース・ドラゴンの大軍に包囲され、絶体絶命の窮地だった。
どう救出する?
<第3章の主な内容>
南城壁第十六砦の屋上では、三大魔法剣姫が、そろい踏みをしていた。氷結魔法剣の使い手、氷姫。火炎魔法剣の炎姫。それに、雷鳴魔法剣の雷姫だ。
そこへ、魔王の娘にして、王都侵攻魔王軍の総司令官、炎龍王女がやって来た。三名の女魔族を率いて。交渉のためだ。だが、炎龍王女の要求内容は、常軌を逸していた。
交渉は、すぐに決裂。三大魔法剣姫と魔王の娘との激しいバトルが勃発する。
驚異的な再生能力を誇る女魔族たちに、三大魔法剣姫は苦戦するが……
<第4章の主な内容>
リリーシア王女が、魔王軍に拉致された。
明日の夜明けまでに王女を奪還しなければ、王都平民区の十万人の命が失われる。
なぜなら、兵力の減少に苦しむ王国騎士団は、王都外壁の放棄と、内壁への撤退を主張していた。それを拒否し、外壁での徹底抗戦を主張していたのが、臨時副司令官のリリーシア王女だったからだ。
三大魔法剣姫とトッキロたちは、王女を救出するため、深夜、魔王軍の野営陣地に侵入するが……
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
ダンジョン菌にまみれた、様々なクエストが提示されるこの現実世界で、【クエスト簡略化】スキルを手にした俺は最強のスレイヤーを目指す
名無し
ファンタジー
ダンジョン菌が人間や物をダンジョン化させてしまう世界。ワクチンを打てば誰もがスレイヤーになる権利を与えられ、強化用のクエストを受けられるようになる。
しかし、ワクチン接種で稀に発生する、最初から能力の高いエリート種でなければクエストの攻略は難しく、一般人の佐嶋康介はスレイヤーになることを諦めていたが、仕事の帰りにコンビニエンスストアに立ち寄ったことで運命が変わることになる。
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる