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祈りの仕方
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離れていくクリストの後ろ姿を見ながら、言われた事が何を意味するのか考える。だが、自分で考えろと言われても、クリストの考えている事なんてわかる筈がない。ぐちゃぐちゃにされた髪を整えながら、レイルとクリストの関係を思い出そうとした。
二人は関わり合いのないキャラ同士だった筈だ。クリストは主人公の領地にある街の医師をしていた。毒を盛られた主人公を治す為に、探し出された医師。そこから、治療を終えた後、素直で領民思いの優しい主人公に恋心を抱いたクリストが主治医になると言う話の流れだった。断じて、レイルの主治医になるなんてなかった筈だ。唯一の絡み的な所は、主人公と対立するレイルを、主人公の隣で睨みつけている部分だけだったような。
この世界は、必ずしもゲーム通りではないと言う事なのだろうか。余計に分からなくなった為、スッキリしたくて頭を振った。そんな時、クリストに入室を許可された二人が駆け寄ってきた。
「大丈夫ですか!?」
「なんかされたのか!?」
二人の顔が間近に迫ってきて、驚いた。
「大丈夫。何ともない」
俺がそう言うと、二人ともホッとした様に強張っていた表情を緩めた。
「安心しました」
「良かった。何かあったらどうしようかと」
二人が胸を撫で下ろしている後ろで、ムッとしているクリストが近づいてきていた。
「お前達、その言い方。俺が怪物の様な言い方だな」
「いえ、そういう訳では」
「いや、怪物というよりもケダモノと言う方が合って」
「ほう、それはどういう意味だ。兵士長」
「ライト黙って下さい。申し訳ありません。後で、キツく言っておきますから」
「言うだけじゃなく。キツく絞めておいてくれ」
グランデなら、やりかねない。ライトの未来に憐れみ、両手を合わせ目を閉じ、神様に祈った。
「何してんだ?」
ライトの声に目を開けると、ライトの視線が俺の両手に向いていた。
「え? お祈りだけど……」
「変わった祈り方だな。何の神様に祈ってたんだ?」
ま、まずい。レイル達の祈り方は両手を合わせて祈るんじゃないのか!? それに、何の神様って聞かれても、わかる筈がないだろ! この世界の神様ってどんなのいるんだよ!?
「え、えーっと……」
「そんなの決まっているじゃないですか。疫病を退けてくれる神ですよね」
「そ、そう……」
あたふたしてしまった俺に助け舟を出してくれたのは、グランデだった。どうして、グランデが俺を助ける様な事をしてくれたのだろう。もしかして、好感度が少しだけでも上がったのだろうか。
「それに、祈りの仕方など祈る神によって変わります」
「まぁ、そうだけどなぁ。ちょっと気になっただけだ」
このまま、祈り方やら神について話されると、非常にまずい。いかに話を逸らそうかと考えていると、クリストが話しかけてきた。その内容は、祈りの仕方以上に思い出したくもない事だった。
二人は関わり合いのないキャラ同士だった筈だ。クリストは主人公の領地にある街の医師をしていた。毒を盛られた主人公を治す為に、探し出された医師。そこから、治療を終えた後、素直で領民思いの優しい主人公に恋心を抱いたクリストが主治医になると言う話の流れだった。断じて、レイルの主治医になるなんてなかった筈だ。唯一の絡み的な所は、主人公と対立するレイルを、主人公の隣で睨みつけている部分だけだったような。
この世界は、必ずしもゲーム通りではないと言う事なのだろうか。余計に分からなくなった為、スッキリしたくて頭を振った。そんな時、クリストに入室を許可された二人が駆け寄ってきた。
「大丈夫ですか!?」
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「大丈夫。何ともない」
俺がそう言うと、二人ともホッとした様に強張っていた表情を緩めた。
「安心しました」
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「お前達、その言い方。俺が怪物の様な言い方だな」
「いえ、そういう訳では」
「いや、怪物というよりもケダモノと言う方が合って」
「ほう、それはどういう意味だ。兵士長」
「ライト黙って下さい。申し訳ありません。後で、キツく言っておきますから」
「言うだけじゃなく。キツく絞めておいてくれ」
グランデなら、やりかねない。ライトの未来に憐れみ、両手を合わせ目を閉じ、神様に祈った。
「何してんだ?」
ライトの声に目を開けると、ライトの視線が俺の両手に向いていた。
「え? お祈りだけど……」
「変わった祈り方だな。何の神様に祈ってたんだ?」
ま、まずい。レイル達の祈り方は両手を合わせて祈るんじゃないのか!? それに、何の神様って聞かれても、わかる筈がないだろ! この世界の神様ってどんなのいるんだよ!?
「え、えーっと……」
「そんなの決まっているじゃないですか。疫病を退けてくれる神ですよね」
「そ、そう……」
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「まぁ、そうだけどなぁ。ちょっと気になっただけだ」
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