用心棒な高校生っ!

赤石 桜

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あなたにしか出来ないこと1

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「さあ、向かいましょうか」

 彼女は音ひとつ立てずに、カップの乗ったソーサーを持ちあげる。洗練された所作でそれをキッチンまで運び、また静かに置いた。その一挙手一投足に見惚れていると、こちらを見て何かに気づいたらしい彼女が微笑み、手招く。釣られて彼女の元へ行くと、雪をかぶった小枝のように白く細い腕をこちらに伸ばした。

「ネクタイが曲がっているわ。ほら、もう少し近づいて」

 伸ばした手がネクタイに触れるほど近くなるにしたがって、二人の顔も急接近した。透明感を象徴する白い髪、ルビーのように煌き潤った赤い瞳。アルビノという遺伝子疾患だと聞いたが、その美麗な様子は、さながら神様のギフトのようだった。

 シュルッ

「やり直しね」

「…またですか」

「もちろんよ、できるようになるまでやりなさい」

 彼女は顔をピクリともさせない。手招きしていた時と変わらず微笑み続けている。

「なんかでもほら、今のは新婚さんよろしく、主人の曲がったネクタイを正してあげる新妻的な流れ———」

「あら驚愕だわ。空也そらや君たら本物の主人である私に向かってそんな下劣な妄想を抱いていたなんて。ちょっと教育が足りなかったかしら。」

 彼女は顔をピクリともさせない。手招きしていた時と変わらず微笑み続けている。が、徐々に影が深くなってきた。

「は、はは。…直してきます」

「急いでね。入学式に遅刻なんて、私の沽券に関わるもの」

 ならネクタイごときでネチネチ言わなければいいのではないだろうか。今朝だけで3回目だ。

「ネクタイも満足に結べない従者がいることも、私にとっては恥よ?」

「は、はいぃ…(見透かしてやがるこの超人め)」

 従者…ね。
 年頃の男女二人が同じ部屋から一緒に登校、なんてシチュエーションはそう安売りされていない。もちろんこれには裏がある。先ほど彼女———赤染一華の言った通り、彼女は俺の主人オーナー。そして俺は、彼女の安全な高校生活を保証するボディーガード、すなわち用心棒として雇われている。どうしてただの学生が用心棒なんて…最初はそう思ったが、それは俺たちが今日から通う、私立天ヶ崎学園高校の特性に大きく関係していた。

天ヶ崎学園高校規則
一条、本校入学者は、高校入学資格を持つ者1名を護衛(以下バウンサー)として入学させる義務がある。

 この高校には各界の要人の二世以降ばかりが入学します。身の危険も想定されるから、用心棒を雇いましょう。でもいかつい黒服が校内をうろうろしていたら生徒が落ち着いて学べないので、いっそ用心棒も生徒という形で採用しましょうね、というコンセプトだ。バウンサーというのは、用心棒の英訳らしい。
 おまけに全寮制で各部屋2LDKとなっており、それぞれの個室がオーナーとバウンサーの寝室になっている。有事の際に互いの部屋を行き来できるよう特に個室にはセキュリティが施されていないが、個人の許可なく互いの部屋に立ち入った場合には厳罰となる可能性もあるという。
 とにかく、そういうわけで俺は赤染一華のバウンサーとして、天ヶ崎学園高校に入学し、彼女とともに生活している。

「よし、完璧だ」

洗面台の鏡を見ながらネクタイを結び直し、一華のいるリビングへ戻る。

「及第点ね。それじゃあ今度こそ行きましょう、私たちの高校へ」

           ***

 天ヶ崎学園高校は東京の郊外に立地している。その敷地は広大で、学生寮をはじめ、各実習施設や部活動用のテニスコート、ゴルフ場、果てはレストランやらコンビニ、娯楽施設まで、生活のほぼ全てが集約されている。代償に、生徒が敷地外に出るには手続きが必要で、その他制約は多いようだった。逆はそれ以上に厳密化されており、あらゆる物流は敷地内外を繋ぐゲートでの検品と、学校側が用意したドライバーとの交代が義務付けられている。この度の入学式に当たっても、親類の参加すら許可されない。この極端な出入制限は不審者の侵入阻止と同時に、学内に関わる情報漏洩阻止機能も果たしていた。
 また校舎のセキュリティは随時更新されており、常に最新の設備が整っている。先生方も殆どが引退した元ボディーガードやSPだそうで、これではただでさえ懐疑的だった用心棒としての自分の存在価値をますます疑わざるを得なくなる。

 さて、俺と一華は入学式が催される講堂へ向かっていた。
「ほえ~、これ本当に皆一年生なのか?お坊ちゃまやお嬢様はともかく、用心棒どもの圧は半端ないな。全員人生二周目みたいな顔つきだ」
 ぞろぞろと正門を跨いでゆく二人一組の生徒たち。その中には屈強な外国人や、明らかに刃物で受けた傷が頬に残る者もいる…。
「おれやっぱ、来るとこ間違えたんじゃ…」

「心配いらないわよ。空也君もハーフなんだから見た目だけなら外国人だし、それに顔に傷が欲しいなら、私が後でつけてあげるから」

「どう履き違えたらそんなサイコな解釈になんの?そうじゃなくて———いや、何でもない」

 ———どうして俺なんかを用心棒に。

 今更聞いても意味はない。ここで怖気づいてそれを口にするのは、歯医者の前でごねる駄々っ子と同じだ。俺はもう、引き返せないところまで来ている。

「堂々と歩きなさい。空也君はこの私の用心棒、胸を張る理由なんてそれだけで十分でしょう」

 一華が日傘の下から、俺に微笑みかける。これだ。真っ白な肌、髪、その中で唯一真っ赤に染まる瞳。張りついた薄ら笑み。明らかに毒気を帯びた危険な魅惑と、自身への絶対的な矜持。このえげつないカリスマの吐く言葉は全てが心地いい。分不相応と知りながら、あの日俺が彼女の手を取ってしまったのも、この毒気に当てられた結果に違いない。

 正門には看板が立っていた。
『各クラスに分かれ、第一から第四講堂にて入学式を執り行います。』の文言に加え、各講堂までの簡単な地図。

「各クラス?確か俺たちはB組だったよな」

「ええそうよ。でも妙よね」

「ああ、クラスごとの入学式なんて聞いたことがないけど…。式の後、早速交流を深めるレクリエーションとかか?やだなー。早く帰りたブフォッ」

 み、鳩尾みぞおちにエルボー、だと…。

「あらあら空也君ったら、無気力発言はもうしないってご主人様とのお約束だったわよね?」

 ニコッとする一華。なんで人のことどついた後にそんな笑顔になれるんすかね。

「そ、そうでしたね」

「寮での事と言い、この三か月間の教育はなんだったのかしら。イリエラにも申し訳が立たないわ」

「師匠…、いやあいつは訓練以外嫌がらせしかしなかっただろ」

 イリエラとは赤染家に仕えるボディーガードの一人で、執事長の孫娘。そして俺に護衛の基礎を叩きこんでくれた師匠ではあるが、他方一華を心底溺愛しているようで、ぽっと出の俺を毛嫌いしていた。イリエラは最後まで、バウンサーには自分がなるんだと駄々をこねていたが、高校既卒で入学資格を持たないためお留守番が確定した少し気の毒な子である(情報過多)。

「そうだったかしら。で、いつまでうずくまってるの?とりあえず講堂に行ってみましょう」

「は、はい…」

 くそ、このお嬢様野郎いつか絶対泣かす!

 B組の入学式が執り行われるという第二講堂に到着し、俺はお洒落な細工が施された木製の扉を開こうとした。

「ん?」

 ドンッ

 ノブに手をかけた途端反対側から扉が開き、避ける間もなく中から出てきた者とぶつかった。

「ああ、すまない」

 ハスキーな女性の声だった。その声の主が一歩引いて、頭部以外も視界に収まる。

「おや、君は新入生の中空也君だね、それに赤染一華さん。どこか変にぶつけたりはしなかったかい?」

 すらりと通った鼻筋に猫目の美人。20代後半くらいだろうか。黒髪のショートボブを右サイドだけ耳にかけているのが色っぽい印象で、またピシッと着こなされたスーツがその女性のスタイルの良さを表現している。ただ、そんな華やぐイメージを容易に覆す一点に俺の目は向けられていた。
———左腕が、ない。

「…はいええと、大丈夫みたいです。その、あなたは———」

「あぁ、そうだな。私はB組担任の青葉咲乃あおばさくのだ。命を預ける相手としては少々心許ないかもしれんが、これから一年、どうかよろしく頼む」

 視線に気づいたのだろう。空っぽの袖口を右手で擦りながら、俺たちの担任だというその女性は困り顔で微笑んだ。

「はい、よろしくお願いします」

 ほぼ反射的に定型文を返す。実際、上の空だった。視界の端では、隣の一華が真顔で先生を見据えている。

「それじゃ私は準備があるから失礼するね。もう少ししたら点呼をとるから、好きに着席していてくれ」

 そう言って青葉先生は講堂を後にした。

「さすがの無気力くんも少しはピリッとしてくれたかしら。
 ———ここにただの先生はいない。言っている意味は分かるわよね」

「…ああ」

 講堂は映画館と同じようなひな壇構造になっていて、前方に向かうほど低くなり、正面には、最下段から150センチほど高い舞台がある。壇上には通常用意されるはずの演台はなく、代わりに真っ白な壁紙が、プロジェクターから放出される光を受けていた。
 なるほど、これで全ての講堂に中継を流すわけか。
 しかし狭い。座席はパッと見て8×8の64席程度。確か1クラスにつきオーナーが15、バウンサーが15の30人。4クラス×3学年で360人として、とても収容できるスペースではないから、全校集会なんかもこんな形で中継されるのだろうか。それか全員収容する講堂は別にあるとか…。この高校の設備投資の規模を考えれば妥当だが、いまいち腑に落ちない。

「さて、座席はどうすればいいのかしら、用心棒さん」

 一華が試すような目つきで俺を見ていた。おそらく俺と同じように、漠然とした違和感をおぼえているのだ。

「講堂の出入り口はここしかない。師匠から教わった定石では、避難経路を確保しやすい最後列に陣取るべきなんだが…」

 最後列は既に、先に到着していた4組の生徒たちで埋まっていた。まあ、考えることは同じだよな。

「ひとつ前の列ももう両端は埋まっているし…現時点ではあそこが最善ね」

 そう言って一華が指差したのは後方3列目右端の二席だった。

「最善…。そうだな」

 席に着く。今時珍しく、シネマシートのような折り畳み式ではない、普通の座席だった。表面生地も革張りで、思わずふぅ~とため息が出るような座り心地。しばらくゆっくりしよう。
 ぼーっと講堂内を見渡す。プロジェクターは映写範囲の都合上、舞台下の最前列前方に置かれており、その範囲は天井照明の落下を懸念して、立ち入り禁止のコーンが並んでいた。しかし舞台袖へ上がるステップ台の上だけは照明もないようで、特に立ち入りも禁止されておらず、式の準備のために学校職員が何度か出入りしていた。
———ん?

「なあ一華、緞帳どんちょう…だっけあの舞台の幕みたいなの。あれって常にあれくらい閉じてるものだったか?」

 両端から合わせて舞台の四分の一程度。気にして見なければ気にならない程度のものだった。

「さあ、どうだったかしら。全てあいている時もあった気がするし、あれくらい閉じていたことがあったような気もする。微妙なところね。気になるの?」

「…いやなんとなく、どうだったかなーって思っただけ。大して気にはしてないよ」

「そう」

 一華は何やら楽し気にニヤニヤしていた。……不気味だ。

 しばらくすると、いつの間にか戻っていた青葉先生が点呼をとり始める。改めて講堂内には30人。そのうち8列目8人、7列目8人。6列目4人、5列目4人、4列目4人。このようにほとんどができるだけ講堂の出入り口から離れないように、またはすぐに席を立ち通路を上段に向かって走ることができるように、後方か両端の席をキープしていた。ただ一組を除いて。
 女子二人組。どちらがオーナーでどちらがバウンサーなのか見当がつかない。表情、体格、オーラ全てが一般の学生そのもので、2人はふわふわした様子で談笑しており、この緊張感のある空気の中では明らかに浮いていた。
 とはいえ———ドン
 どちらか一方はバウンサーの———ドン
 はず———ドン
 そいつは護衛対象を守る気がない———ドン
 ってことなのか?———ドン

 いらっ

「あのすみません!エクスキューズミー!さっきからドンドンドンドン前の席蹴るの止めてもらっていいですか?!」

 がばっと後ろを振り返り勢いよく注意をすると、あろうことか目の前にいたのは、さっき正門の前で見かけた、頬に裂傷痕のある男子生徒だった。
 や、やべ。ケンカ売ったと思われるか?
 俺を見返す目が据わっている。殺る人の目だよ。え、殺られる?
 と死を覚悟したのも束の間———

「いやぁ、ごめんねー。不快な思いをさせちゃったよね。なんかうちのお嬢がペン落しちゃったみたいで探してるんだけど、ここ席の前後の間隔がすっごく狭いんだよねえ。それで当たっちゃってたみたい」
    爽やかな笑顔で素直に謝られる。
 あっれ思ってたんと違う。めっちゃいいやつそうじゃないか?なんか些細な事ことで怒った自分がみじめになってくる。

「…ああ、落とし物ね。よかったら探すの手伝おうか?こっちまで落ちてきてるかもしれないし」

「いいのかい!?ありがとう、えっと———」

「空也だ。一華、すまないけど一度座席の下を見てやってくれない?お嬢さんの席はお前の真後ろだし、あるかもしれない」

「…仕方ないわね」

 渋々了承といった様子で立ち上がる一華。普段気取ってるせいで、素直に人助けができないんだなぁ。

「空也君に一華さんか、ありがとね。僕はアイゼル、でこっちがペンを落としたおっちょこちょいの茉奈まなお嬢様だよ。ほらお嬢もお礼言いな」

「あ、ありがとうございます」

 紹介されて、ずっと遠巻きに話を聞いていたお嬢様がようやく口を開く。眼鏡をかけていて、俯きがち。いかにも内気な様子のお嬢様だ。アイゼルとは正反対だな。いろいろと苦労してそうだ。

「それじゃあ早めに見つけよっか。もうそろそろ式が始まる頃だし、暗くなると探せないからねぇ」

「その心配はなさそうよ」

 既に自分の座席の下を調べていた一華が顔を上げてそう言った。

「茉奈さん、あなた自分の座席の下、ちゃんと調べたの?私の席から奥が見えたけれど、そこにあったわよ」

「え、うそっ」

 慌てて通路にしゃがみ込み、座席の下を覗き込む茉奈さん。

「あ、ほんとだ。なんで?茉奈が最初に見た時は絶対に無かったのに、いつの間にか帰ってきてるー。」

 …独り言は達者なんですね、茉奈さん。
 顔を上げた茉奈さんは、また俯きながら一言だけお礼を言った。

「あ、ありがとうございました」

「ほんと、お騒がせしてごめんねー。お嬢にはこっちできつく言っておくから、大目に見てあげてよ」

 ぐいっと茉奈さんの頭を無理矢理手で押し下げるアイゼル。凄いな、用心棒というよりはもう保護者に近い。

「別に気にしてないわ。見つかってよかったわね、茉奈さん」

 少し呆れ気味ではあったが、一華も優しく微笑む。もう少しきつい物言いになるかと思ったので意外だった。そう思っていたのは茉奈さんも同じだったようで、安心したのか大きく頷いて笑顔を見せた。

「はい!」

 各々がまた着席し、後ろの席では在った無かったの小競り合いが小声で行われていた。まあ、よくあるけどね。一回目に見た時はなかったのに、もう一回見てみたら意外とあったってこと。でもそれを「いつの間にか戻ってきてた」と主張するのはなかなか無理があるよ茉奈さん。
 そう、なにもなかったところから、ひょっこり出てくるなんてこと————

「一華」

右手で一華の左手をとる。

「どうしたの空也君。あら、今までに見たことがないほど険しい顔つきね」

「ああ、非常事態だ。————移動しよう。最前列に」

 俺の言葉を聞いた一華の顔が、うっとりと、悦びに満ちた表情に変わる。

「そう、守ってくれるのね」

 照明が落ち、入学式が始まった。
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みんなの感想(1件)

花雨
2021.08.08 花雨

いいところで入学式…(^^)続き気になったのでお気に入り登録しました。続きも見てみますね(^^)

2021.08.08 赤石 桜

安心してください。ネタは入学式に仕込まれてます^^*

解除

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