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酩酊と告白について・前編(柊山視点)
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「……うぅ……待って……どうして、そこばっかり……」
先程のやり取りの後、僕の希望通り『イチャイチャ』と称して触れ合うことになった。
後ろから抱きしめた体勢のまま、遥君の胸の先端を服の上から指で掠めるように撫でたり摘んだりしている。
「……ここ好きじゃない?」
「……オレも敬久さんに触りたいですっ」
確かに体勢が僕に有利な形だ。
「……じゃあ、順番に触ろうか? 僕が遥君に触った後に、遥君が僕に触ってよ」
「……ぁ、わ、分かりました」
彼は素直に頷く。心配になる素直さだなと思いながら後ろから彼のワイシャツのボタンを上から外して首元と胸の辺りが開くようにする。
「……? ボタン、下まで外さないんで……えっ」
ワイシャツを後ろから開けて、彼の胸部分だけを露出させた。
「え、ちょ、ちょっと、待ってください! これは、恥ずかしいですっ……」
モゾモゾと動く遥君の顎を持ち上げてこちらを向かせると唇を重ねる。
「んむぅ…」
「はぁ……遥君、口、開けて?」
開いた唇に舌を滑りこませ彼の舌と絡める。
「……ははっ、甘い」
先程チョコレートを食べたからだろう、彼の口内を舌でなぞると甘い味がした。
「あなたの舌も甘いですからっ……」
「そうだね。お揃いだね……」
遥君の赤くなった耳を甘噛みしながら、胸に手を滑らせる。
「ひっ……。この格好、あの、このままですか……」
「……服着ているのに、ここだけはだけているのってやらしいよね」
「あっ……!」
はだけた胸の先端を両方とも指で弾くと遥君が軽く悲鳴を上げる。元の清潔な服装からは考えられないような扇情的な光景だった。
「……ぁ……も、それは……」
硬く起き上がった胸の先端を避けるように周囲をクルクルなぞると遥君の体はビクビクと跳ねる。彼は息を荒げながら僕の手の動きを見つめていた。
「……く……ぁ……あなたに、触られると、オレ……すぐ……」
「……気持ち良くなっちゃう?」
僕の方を濡れた瞳で見つめてきた。欲望が湧き上がってくるのを感じて、唇を重ねる。
「遥君、舌、出して……」
「……ん」
言われるがままに口を開いて舌を無防備に差し出してくる。胸を焦らすように撫でつつ自分の舌を絡め吸い上げると、唾液が彼の口の端から溢れる。構わず水音を立てて舌を吸った。
「ぅあ……はぁ……はぁ……」
荒い息をする遥君が舌を自分からも絡めてきたので応えるように唇を貪る。甘い味に少しだけ目眩がした。
――抱きしめるというより、後ろから羽交い締めにして僕の良いようにしているみたいだな……
何だか背徳的な気持ちになる。
唇を離すと彼の溢れた唾液を辿るように首筋に舌を這わした。
「……敬久さん、それ、待ってっ……」
どくどくと脈打つ首筋に軽く歯を立てたり、舐めたりする度に彼の吐息はさらに甘くなっていった。首の薄い皮膚は滑らかで舌を這わすのが心地良い。
「……ぁ……んんっ」
首筋を舐めながら、胸の先端を両方とも摘んで刺激を与えると、彼は身をよじった。硬さを持ったそこを摘むとクニクニと指で挟むように擦る。
「~~~~っ! ……そ、そんなにしたら、ダメですっ」
彼は僕の手を掴んで止めようとしたが、あまり力が入っていなかった。指を離すと遥君はほっとしたようだった。
「君の胸のここ、硬くなっている時の触り心地が気持ち良いんだ」
「……う」
「僕も遥君と一緒に気持ち良くなりたいんだ。……ダメかな?」
「…………ダ、ダメでは、ないです。ただ……気持ち良すぎるのは、オレがダメなんですっ。……だから、もう少し手加減してください。……オレ、敬久さんに沢山触られると、わけ分かんなくなっちゃうから……」
息も絶え絶えで快楽に堪える遥君はとても魅力的だ。だからこのままわけが分からなくなって欲しかったけれど、重い上に酷い男だと思われかねないので口には出さなかった。
「――――――うん、分かったよ、遥君」
「な、なんで……ちょっと、返事に迷ったんですかっ」
――そういえば遥君は少し怒っていたのだった
遥君の語尾が普段よりも強くなっていて新鮮だ。
「ふふっ……ごめんね。遥君が気持ち良くなっている姿を見ていると、僕も堪らなくなってさ」
「んんっ……謝らないでください。オレで気持ち良くなってくれるのは、とても嬉しいですし、あなたに触られるのは好きなんです。……手加減さえしてくれれば」
「努力するよ」
「や、約束してくださいっ」
できる限り努力しようと誓い、後ろから彼をギュッと抱きしめた。
「……敬久さんばっかり触り過ぎです」
「うん」
彼の心音や体温が心地良い。抱きしめている間も、清潔な彼の乱れた服や荒い息遣いには情欲をそそられる。
「僕、けっこう頭に血が上っているみたいだな……」
「……オレは、少し強引なあなたも素敵だと思います」
「ふっ……」
叶わないなと思いながら、唇を重ねた。
「……んむ、はぁ……、も、ダメですからっ。次はオレが触る番ですっ」
抱きしめる僕の手を掴んで離させると、手を引っ張ってソファのあるリビングに移動した。
彼はソファに座ると「ここに来てください」と緊張しているのか、か細い声で言う。僕は言われるままに彼の隣に座る。
彼が背中に腕を回して唇を重ねてきた。唇を軽くついばむように食むと、そのまま引き寄せられソファの上で彼に覆い被さるような形になる。遥君は満足そうに笑うとチュと音を立てて唇を何度も重ねた。
「……ん」
「……敬久さんは、触っちゃダメですから……」
遥君は照れたように悪戯っぽく笑った。
先程のやり取りの後、僕の希望通り『イチャイチャ』と称して触れ合うことになった。
後ろから抱きしめた体勢のまま、遥君の胸の先端を服の上から指で掠めるように撫でたり摘んだりしている。
「……ここ好きじゃない?」
「……オレも敬久さんに触りたいですっ」
確かに体勢が僕に有利な形だ。
「……じゃあ、順番に触ろうか? 僕が遥君に触った後に、遥君が僕に触ってよ」
「……ぁ、わ、分かりました」
彼は素直に頷く。心配になる素直さだなと思いながら後ろから彼のワイシャツのボタンを上から外して首元と胸の辺りが開くようにする。
「……? ボタン、下まで外さないんで……えっ」
ワイシャツを後ろから開けて、彼の胸部分だけを露出させた。
「え、ちょ、ちょっと、待ってください! これは、恥ずかしいですっ……」
モゾモゾと動く遥君の顎を持ち上げてこちらを向かせると唇を重ねる。
「んむぅ…」
「はぁ……遥君、口、開けて?」
開いた唇に舌を滑りこませ彼の舌と絡める。
「……ははっ、甘い」
先程チョコレートを食べたからだろう、彼の口内を舌でなぞると甘い味がした。
「あなたの舌も甘いですからっ……」
「そうだね。お揃いだね……」
遥君の赤くなった耳を甘噛みしながら、胸に手を滑らせる。
「ひっ……。この格好、あの、このままですか……」
「……服着ているのに、ここだけはだけているのってやらしいよね」
「あっ……!」
はだけた胸の先端を両方とも指で弾くと遥君が軽く悲鳴を上げる。元の清潔な服装からは考えられないような扇情的な光景だった。
「……ぁ……も、それは……」
硬く起き上がった胸の先端を避けるように周囲をクルクルなぞると遥君の体はビクビクと跳ねる。彼は息を荒げながら僕の手の動きを見つめていた。
「……く……ぁ……あなたに、触られると、オレ……すぐ……」
「……気持ち良くなっちゃう?」
僕の方を濡れた瞳で見つめてきた。欲望が湧き上がってくるのを感じて、唇を重ねる。
「遥君、舌、出して……」
「……ん」
言われるがままに口を開いて舌を無防備に差し出してくる。胸を焦らすように撫でつつ自分の舌を絡め吸い上げると、唾液が彼の口の端から溢れる。構わず水音を立てて舌を吸った。
「ぅあ……はぁ……はぁ……」
荒い息をする遥君が舌を自分からも絡めてきたので応えるように唇を貪る。甘い味に少しだけ目眩がした。
――抱きしめるというより、後ろから羽交い締めにして僕の良いようにしているみたいだな……
何だか背徳的な気持ちになる。
唇を離すと彼の溢れた唾液を辿るように首筋に舌を這わした。
「……敬久さん、それ、待ってっ……」
どくどくと脈打つ首筋に軽く歯を立てたり、舐めたりする度に彼の吐息はさらに甘くなっていった。首の薄い皮膚は滑らかで舌を這わすのが心地良い。
「……ぁ……んんっ」
首筋を舐めながら、胸の先端を両方とも摘んで刺激を与えると、彼は身をよじった。硬さを持ったそこを摘むとクニクニと指で挟むように擦る。
「~~~~っ! ……そ、そんなにしたら、ダメですっ」
彼は僕の手を掴んで止めようとしたが、あまり力が入っていなかった。指を離すと遥君はほっとしたようだった。
「君の胸のここ、硬くなっている時の触り心地が気持ち良いんだ」
「……う」
「僕も遥君と一緒に気持ち良くなりたいんだ。……ダメかな?」
「…………ダ、ダメでは、ないです。ただ……気持ち良すぎるのは、オレがダメなんですっ。……だから、もう少し手加減してください。……オレ、敬久さんに沢山触られると、わけ分かんなくなっちゃうから……」
息も絶え絶えで快楽に堪える遥君はとても魅力的だ。だからこのままわけが分からなくなって欲しかったけれど、重い上に酷い男だと思われかねないので口には出さなかった。
「――――――うん、分かったよ、遥君」
「な、なんで……ちょっと、返事に迷ったんですかっ」
――そういえば遥君は少し怒っていたのだった
遥君の語尾が普段よりも強くなっていて新鮮だ。
「ふふっ……ごめんね。遥君が気持ち良くなっている姿を見ていると、僕も堪らなくなってさ」
「んんっ……謝らないでください。オレで気持ち良くなってくれるのは、とても嬉しいですし、あなたに触られるのは好きなんです。……手加減さえしてくれれば」
「努力するよ」
「や、約束してくださいっ」
できる限り努力しようと誓い、後ろから彼をギュッと抱きしめた。
「……敬久さんばっかり触り過ぎです」
「うん」
彼の心音や体温が心地良い。抱きしめている間も、清潔な彼の乱れた服や荒い息遣いには情欲をそそられる。
「僕、けっこう頭に血が上っているみたいだな……」
「……オレは、少し強引なあなたも素敵だと思います」
「ふっ……」
叶わないなと思いながら、唇を重ねた。
「……んむ、はぁ……、も、ダメですからっ。次はオレが触る番ですっ」
抱きしめる僕の手を掴んで離させると、手を引っ張ってソファのあるリビングに移動した。
彼はソファに座ると「ここに来てください」と緊張しているのか、か細い声で言う。僕は言われるままに彼の隣に座る。
彼が背中に腕を回して唇を重ねてきた。唇を軽くついばむように食むと、そのまま引き寄せられソファの上で彼に覆い被さるような形になる。遥君は満足そうに笑うとチュと音を立てて唇を何度も重ねた。
「……ん」
「……敬久さんは、触っちゃダメですから……」
遥君は照れたように悪戯っぽく笑った。
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