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1章
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僕がいた部屋から歩いた。歩いた。歩いた。結構な距離があった。気づけば、屋敷の一番端っこまで来ていた。ラオルが止まった。そして、振り向き
「エーリル。ここが僕の父さんの書斎だよ。」
と説明され、ラオルによって扉が開かれた。そこには、素朴な部屋があった。自然の匂いが漂って不思議な感覚だった。部屋に入ると、大きな椅子にその人は座っていた。その人は、ラオルと同じ赤髪、黄色の瞳を持っていた。そして、朗らかに笑った。優しい眼差しで、
「やあ、エーリル。赤ん坊の頃にあって以来だね。だから、はじめまして。よかったら、おじいちゃん。とよんでくれると、この歳だが嬉しいよ。さあ、そこにお掛けなさい。」
と。
「父さん。いきなり喋りすぎて困っているてしょ。本題を話さないと、だめですよ。」
と叔父のラオル。
本題。そう聞いたとき、僕の心臓が、ドクンとはねた音がした。家族や周りから嫌がらせをされてもこんな音…。しなかったのに。そんなことを思っていると、水の妖精が
「あっ。ふふ。意外と君ってここの人たちに、心を傾けていたんだね。」
と嬉しそうに話す。
「おや、ラオル。エーリルの横にいるのは、妖精さんかな。」
と、僕たちのことを見ておじいちゃん?が尋ねる。
「ああ。さっき、僕も知ったんですが。水の妖精だそうです。」
そう紹介すると、水の妖精は、僕の横を離れて、おじいちゃんのそばに行く。
「はじめまして。エーリルの友達です。近いうちに親友になります。よろしくね。」
と元気に挨拶をした。
「これはこれは、ご丁寧に、こちらこそ。
「父さん。エーリルは、まだ検査をしていないので、詳しくはわからないんですが、話すのことが難しいので、この妖精に、代弁するということなので、本題お願いしますね。」
「ああ。エーリル。私も、昨日の夜に知ったんだが、本当に娘がすまなかった。謝ってすむ話ではないというのは…。何から、誤っていいのか…。今後のためにも、今までされてきたことを教えてほしい。話せるならば。話したくないそう思うなら言わなくてもいい。その権利がエーリルにはある。」
と、おじいちゃん、ラオルは、僕の話を聞いて、これからどうするのか。話そうとしている。
僕自身。話したくない。許したくない。
もう信じられない。誰も。一人。そっとしておいてほしい。
何年も知らずにいたくせに。今さらなんだと言うんだ。
でも、知ってからは、助けようとしてくれる。
どうしたらいいんだ。わからない。
『エーリル。悩んでいる?大丈夫!僕がいるじゃん。
もし、逃げたいなら、逃してあげる。
もし、話したいなら、僕が代弁するよ。
君の思った通りに。
後悔しない方に。導いてあげる。
エーリルは、どうしたい?
信じたい?信じたくない?』
と、心の声で水の妖精が話しかけた。
どうしたいか。か。
『僕は……。』
❝昨日は更新できなくてすみませんでした。今日は、昨日の分しか、更新できそうにないので、もし、明日、時間があれば、2話ずつ更新できたらと思います。
この時期は、皆さんも忙しいと思いますが、よかったら、読みに来てください。❞
「エーリル。ここが僕の父さんの書斎だよ。」
と説明され、ラオルによって扉が開かれた。そこには、素朴な部屋があった。自然の匂いが漂って不思議な感覚だった。部屋に入ると、大きな椅子にその人は座っていた。その人は、ラオルと同じ赤髪、黄色の瞳を持っていた。そして、朗らかに笑った。優しい眼差しで、
「やあ、エーリル。赤ん坊の頃にあって以来だね。だから、はじめまして。よかったら、おじいちゃん。とよんでくれると、この歳だが嬉しいよ。さあ、そこにお掛けなさい。」
と。
「父さん。いきなり喋りすぎて困っているてしょ。本題を話さないと、だめですよ。」
と叔父のラオル。
本題。そう聞いたとき、僕の心臓が、ドクンとはねた音がした。家族や周りから嫌がらせをされてもこんな音…。しなかったのに。そんなことを思っていると、水の妖精が
「あっ。ふふ。意外と君ってここの人たちに、心を傾けていたんだね。」
と嬉しそうに話す。
「おや、ラオル。エーリルの横にいるのは、妖精さんかな。」
と、僕たちのことを見ておじいちゃん?が尋ねる。
「ああ。さっき、僕も知ったんですが。水の妖精だそうです。」
そう紹介すると、水の妖精は、僕の横を離れて、おじいちゃんのそばに行く。
「はじめまして。エーリルの友達です。近いうちに親友になります。よろしくね。」
と元気に挨拶をした。
「これはこれは、ご丁寧に、こちらこそ。
「父さん。エーリルは、まだ検査をしていないので、詳しくはわからないんですが、話すのことが難しいので、この妖精に、代弁するということなので、本題お願いしますね。」
「ああ。エーリル。私も、昨日の夜に知ったんだが、本当に娘がすまなかった。謝ってすむ話ではないというのは…。何から、誤っていいのか…。今後のためにも、今までされてきたことを教えてほしい。話せるならば。話したくないそう思うなら言わなくてもいい。その権利がエーリルにはある。」
と、おじいちゃん、ラオルは、僕の話を聞いて、これからどうするのか。話そうとしている。
僕自身。話したくない。許したくない。
もう信じられない。誰も。一人。そっとしておいてほしい。
何年も知らずにいたくせに。今さらなんだと言うんだ。
でも、知ってからは、助けようとしてくれる。
どうしたらいいんだ。わからない。
『エーリル。悩んでいる?大丈夫!僕がいるじゃん。
もし、逃げたいなら、逃してあげる。
もし、話したいなら、僕が代弁するよ。
君の思った通りに。
後悔しない方に。導いてあげる。
エーリルは、どうしたい?
信じたい?信じたくない?』
と、心の声で水の妖精が話しかけた。
どうしたいか。か。
『僕は……。』
❝昨日は更新できなくてすみませんでした。今日は、昨日の分しか、更新できそうにないので、もし、明日、時間があれば、2話ずつ更新できたらと思います。
この時期は、皆さんも忙しいと思いますが、よかったら、読みに来てください。❞
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