愛されたい少年

星夜るな

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1章

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その後、リオ兄様に連れられて部屋の一室についた。

入ってみると、部屋の中に家具はなくピアノだけぽつんとそこにあった。


「じゃ~ん。この部屋はね。楽器を練習する部屋だよ。もう一つ奥の部屋には、楽器があるんだよ。エーリルは、どの楽器を弾いてみたい?」


ヴァイオリン…?
ピアノ…?


が主流だよね…。



ん~~~。




「エーリル悩んでるね。ノアは、どの楽器がいいと思う?」


「そうだね…。ピアノかな。優しい音がエーリルの声色に似てるから…。ん~~。難しい。」

ノアにはリオが、なにか企んでいるように笑っているのを見逃さなかった。


「エーリル!」
ニコニコと笑っている。

「『どうしたの?リオ兄様?』」
ニコニコしすぎて…。


「ノアがね。ピアノはどうかって…。…とりあえずやってみる?」


「『えっと…。弾いてみます。』」

ん。なんか断れない感じの笑顔だ。

エーリル、ノアは心の声でそう言った。






「『リオ兄様は、どんな楽器弾けるんですか?』」

「あつ!僕も聞きたい!」


「ん~~。僕は、一通り何でも弾けるよ。一番得意なのは、ヴァイオリン。苦手なのは、ピアノかな。」

「『すごいですね。』」


「すごくないよ。」

リオ兄様は、そう返したが、顔が真っ赤だ。




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