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第一章
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あれから一ヶ月ほど経ったある日のことだった。
その日は、テスト期間中で部活がなかった。
それで、碧と学校の前で待ち合わせをしていた。
「あっ!彩人兄、テストどう?」
「うん。まあまあかな。」
「どこ行く?ゲーセンもカラオケにも行きたいな。」
「焦らなくてもいいよ。また来ればいいし。」
「……うん!」
そう言いながら、歩き出した瞬間。
「おー。彩人一ヶ月ぶりじゃないか。」
「…。」
そっと碧をボクの背中の後ろに隠す。
「何してるんだ?…それより、どうなんだあの話。今回こそ逃さないぞ。」
「……。」
「なあ!どうなんだよ!」
父が大きな声を出すからみんなの視線が刺さる。
「ここではちょっと…。場所変えましょう。」
「ちっ。」
小さな声で
「碧。今日は、帰ってくれる。」
「でも…。」
「大丈夫。はやく…ね。」
「…わかった。」
「何してるんだ!早く来いよ!」
機嫌が悪かった。
多分何か気に食わないことでもあったのだろう。
碧と遊びに行きたかったな。
その日は、テスト期間中で部活がなかった。
それで、碧と学校の前で待ち合わせをしていた。
「あっ!彩人兄、テストどう?」
「うん。まあまあかな。」
「どこ行く?ゲーセンもカラオケにも行きたいな。」
「焦らなくてもいいよ。また来ればいいし。」
「……うん!」
そう言いながら、歩き出した瞬間。
「おー。彩人一ヶ月ぶりじゃないか。」
「…。」
そっと碧をボクの背中の後ろに隠す。
「何してるんだ?…それより、どうなんだあの話。今回こそ逃さないぞ。」
「……。」
「なあ!どうなんだよ!」
父が大きな声を出すからみんなの視線が刺さる。
「ここではちょっと…。場所変えましょう。」
「ちっ。」
小さな声で
「碧。今日は、帰ってくれる。」
「でも…。」
「大丈夫。はやく…ね。」
「…わかった。」
「何してるんだ!早く来いよ!」
機嫌が悪かった。
多分何か気に食わないことでもあったのだろう。
碧と遊びに行きたかったな。
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