いちご姫

Queen【仮】

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苺ヒーローと嘘つき王子

あいつの本性

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「ねえどうしたの?」
いきなりの事で反応が遅れてしまった。それでもあいつは嘘つき笑顔。いっつも変わらない嘘つき笑顔。もういいや、作戦変更。あいつの本性なんてどうでもいい。悪魔だって宇宙人だって苺のヒーローの私にかかればどってことない…はず…。それにもう我慢できない。嘘つき笑顔はもう沢山。こんなのもう見たくない。
「パシーン!」高い音が放課後の教室に鳴り響く。あーあ。これまたママに怒られちゃうかなぁ~。でもあの嘘つき笑顔を見ているくらいならママに怒られる方が一億倍もましだわ!!
「何すんだよ!!てめ…。…どうしたの?僕、苺のちゃんに何か悪いことしたっけ?」
あいつはまた嘘つき笑顔を固めてる。でもね私は知ってるの。少しだけ仮面の下が見えたから。
「ねぇ。何が面白くて笑ってるの?」
あいつはちょっと驚いた顔をしたけど、すぐまた嘘つき笑顔に戻っていった。
「何が?」その言葉が笑顔が頭にきて私は叫んだ。
「いっつもニコニコして何が楽しいのよ!!子供なら子供らしく我儘だの泣き言だの言えばいいのよ!!いつも仮面被っていい子面しちゃって。何が僕よ!!笑わせないで!!気持ち悪いのよ!!」
言ってやった。あいつはどんな顔してるんだろう…。
「てめー。ふざけてんじゃねぇーぞ、このクソアマ!!いい子面だって?しょうがねえだろ。お前と違って俺は馬鹿じゃねーんだよ!!こうやって笑ってれば虐められないし、俺は1人じゃねーんだよ!!」
私は驚いた。顔を歪めて怒るあいつは  一人称が俺のあいつは、今にも泣きそうなあいつは、誰よりも気高く勇敢で、そして誰よりも真っ直ぐだった。
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