23 / 88
イザナギ学院入学前編
寄り道 ソフィア、再来日。
しおりを挟む
ある日の日曜日。
「よし、行くか」
家を出た俺は、自転車に乗って駅に向かっていた。
話は一週間ほど前に遡る。
「でさ、ペットショップに寄ったらさ滅茶苦茶可愛いハムスターが居てさ? 欲しいんだよね……」
「けど冬香はハムスター4匹も飼ってるじゃないか」
「そうなのよ……あー! けどあの子が欲しい!!」
俺はあの事件以来、学校ではよく冬香と行動を共にしていた。冬香と一緒ということは龍斗とも一緒という事だが。
「まあ世話できる自信あるんじゃないか? 冬香ならペットをぞんざいに扱ったりしないだろ」
「そっか……そうだよね、うん。放課後ちょっとペットショップに行ってこようかな」
俺たちが雑談していたその時、メッセージアプリに通知が来た。
「ん?」
メッセージの送り主は、前に帰国したソフィアからだった。
ーー何々?『今週木曜日にまた日本に来るから、日曜日会えないか?』
俺は大丈夫と言う旨の返信をしてスマホをしまった。
「どうしたの? 悠馬」
「いや、外国の知り合いから連絡が来てな。日曜日会ってくる」
「ふーんそう……その、ペットショップに寄るついでに、今日カラオケ行かない?」
「冬香、先週もカラオケ言ったじゃないか。僕先週のカラオケで喉痛めたんだけど……」
「じゃあ良いわよ、私と悠馬だけで行くから。アンタは来なくても」
「えぇーそれは酷くない?」
「俺は参加決定なのな。まあいいけど」
そうして日曜日。俺は今、ソフィアとの集合場所まで向かっていた。
集合場所に着くと、帽子を深くかぶってサングラスを掛けたソフィアがこちらに手を振っていた。
「おーい! こっちこっち!」
「悪い、遅くなった」
「全然大丈夫、私も今来たところだもん」
ソフィアは大丈夫と手をひらひらさせて言うが、それよりも俺はあることが気になってソフィアに聞いた。
「……あれ? お前SPの人達は?」
「あはは、抜け出してきちゃったから居ません」
「このお転婆姫め……」
きっと今頃ソフィアが元居た場所では大騒ぎになっていることだろう。
「だから護衛は悠馬一人だから。よろしくね? 私の騎士様」
「あー、はいはい。全力でエスコートさせて頂きますよ、お姫様」
そうして俺たちは先ずは映画館へ向かった。
「うーん、何見る?」
「私はこれが見たいな……」
ソフィアが指を差したのは、B級映画臭がプンプンする怪獣アニメ映画だった。
ーーコソラvsメカコソラ、俺たちの世界は俺たちで守る! 喰らえアルマゲドン! か……アルマゲドンなんて放ったら世界滅びそうだけど。というか何故これ?
「あーソフィア、一応聞きたいんだが。何故にこれ?」
そう聞くと、ソフィアは笑いながら言った。
「日本と言えばジャパニメーションとジャパニーズ怪獣でしょ?」
「だからって……まぁ良いか」
そうして俺たちはポップコーンと飲み物を買って劇場へと足を運んだ。
2時間後、俺は死んだ目をしながら映画館を出た。
「面白かったね! 特に最後コソラとメカコソラに向かって、主人公が禁術魔法を放った所なんて胸が熱くなったわ!」
「その魔法のせいで、そのまま世界滅んだけどな」
ちなみに俺は寝ずにポップコーンをひたすら無心で食べ続ける事で耐えた、途中で意識が落ちかけたが踏ん張った。
正直これならベヒーモスと戦った方がマシだ。こんなクソ映画二度と見ねぇ……
「お腹空いたわね……何処かで食べましょう?」
ソフィアはそういうが早いか俺の手を引っ張ってフードコートへ向かった。
「なぁ……お前ホントにそれ全部食べんの?」
ソフィアの前には、山のようなから揚げが皿に乗っていた。
俺がそう聞くとソフィアは頬いっぱいに唐揚げをリスの様に、もっきゅもっきゅとほおばりながら答えた。
「ふぁふぁりまえへひょ、はんはらふいあへはのふほん」
ーー何言ってんのかわかんねぇよ!
「何だって?」
俺が聞き返すと、ソフィアは高速で咀嚼して飲み込みもう一度答えた。っていうかなんだ今の、早すぎて残像みたいになってたぞ。
「口に物を入れながらしゃべるなんて私としたことが……ちなみにさっきは、当たり前でしょ、なんなら追加で頼むもんって言ったの」
「あ、ああそう……」
ーーまだ食うのね、君。
俺が若干引いていると、ソフィアがジト目で俺を見てきた。
「だってしょうがないじゃない。次はいつ日本に来れるかわからないし、それに普段は栄養バランスを考えられたシェフの完璧な料理しか食べられないもの。いけませんソフィア様! そのようなモノ口にするなど! ってね。料理に上も下も無いのに……」
ならしょうがないかと納得し、高速でから揚げの山を片付けていくソフィアをボーっと眺めていた。
ちなみにソフィアが追加で、から揚げの山を二つ持ってきたときは軽くめまいと胸焼けがした。
「さて! 腹ごしらえも終わったことだし、日本のアニメショップに案内お願いします!」
「ああ、うん。というかさっきのから揚げはどこに消えたんだ……」
俺たちは、アニメショップが集まるビルへと来ていた。
「ここが日本のアニメショップなの!?」
「おう」
ソフィアは着くなり目をキラキラさせながらアニメのグッズを漁ったり、コスプレ衣装を見たりしていた。
「オイ、落ち着け。他のお客さんに迷惑になるから」
俺は何故かハイテンションで、自分に鏡でコスプレ衣装を合わせているソフィアを宥めた。
「あ、ゴメン。けどこういう所来たことなかったから新鮮で」
ソフィアはそう言うと、コスプレ衣装を置いて次の店へと移っていった。
「ふんふふーん。なるほど、日本ではこんなアニメが流行ってるのね。今度私も見てみようかしら」
ソフィアは上機嫌にくるくる回りながら、奥へと進もうとしたので俺は止めた。
「ハイストップ」
「ん? どうしたの、悠馬」
「そこから先は18歳未満立ち入り禁止」
俺はそう言うと、のれんを指差した。
「あれ? 本当だ。なんでかしら」
「気になるなら少し覗いてみると良い。チラッとだぞ」
そう言うとソフィアはのれんの先を覗き込み、顔を赤くして戻ってきた。
「ま、そういう事。それじゃあもうそろそろゲーセンでも行くか」
その後。俺達は駅に戻り、駅にあるゲームセンターに来ていた。
「エイッ! やっ! そこっ!」
俺達は、アトラクション型のシューティングゲームをしていた。ゲーセンによくあるゾンビを撃ちまくる奴だ。
「……スゲーなソフィア。今の所ノーコンだぞ」
「ふふっ。狙いを着けて何かを撃つのは魔法で散々やってるからね、私の得意分野よ」
そう言いながら、ソフィアはバンバン敵を倒している。ちなみに俺は今5コンティニュー目だ。
「やったぁ! クリア! いえーい!」
ソフィアはそう言って俺とハイタッチをした。
「次はクレーンゲームコーナーでも見に行くか」
俺がそう提案すると、ソフィアは頷いたので俺達はクレーンゲームの方へ向かった。
「へー、暫く見てなかったけど色々あるな」
俺がそう言いながらアニメキャラのフィギュアやぬいぐるみを見ていると、ソフィアに横から腕を引っ張られた。
「ねぇねぇ悠馬! 私はあれが欲しいから挑戦してみてもいい?」
「おういいんじゃないか? どれどれ?」
ソフィアが指差した台を見てみると、先ほどのビミョーな映画に出ていたキャラクターのぬいぐるみだった。
ーーコイツかよ!?
俺がカッコよくも可愛くもない、なんともいえないぬいぐるみを見つめているとソフィアが困ったような声を上げた。
「えー、これ全然取れないよ……才能ないのかな、私」
「よし、俺に任せろ」
俺はソフィアと交代してクレーンゲームの前に立った。
ーー動画で磨いた俺のテクニック! 見せてやるぜ!
……30分後俺は5000円溶かし、店員さんにぬいぐるみを少しずらしてもらって、何とか一つぬいぐるみを取れた。
「ホレ、滅茶苦茶時間かかったけどやる」
俺がぬいぐるみをソフィアに投げ渡すと、ソフィアはぬいぐるみを抱きしめた。
「うん、ありがと……大切にするね」
暫く俺たちの間には何とも言えない雰囲気が漂っていたが、俺はスマホを開き午後6時になっていたので時間は大丈夫なのかと聞いた。
「わ、わわ! 大変! ごめんね悠馬! 私帰るね! あ、その……また今度も一緒に遊んでくれないかな」
ソフィアはその場で足踏みしながら俺に聞いてきた。
「勿論だ! ただ今度はちゃんと行き先くらい伝えてこい」
俺がそう言うと、ソフィアは微笑んだ。
「うん、ありがと……それじゃあ悠馬、また今度!」
そう言い残して走り出したソフィアを見送って俺はその日、家に帰った。
「よし、行くか」
家を出た俺は、自転車に乗って駅に向かっていた。
話は一週間ほど前に遡る。
「でさ、ペットショップに寄ったらさ滅茶苦茶可愛いハムスターが居てさ? 欲しいんだよね……」
「けど冬香はハムスター4匹も飼ってるじゃないか」
「そうなのよ……あー! けどあの子が欲しい!!」
俺はあの事件以来、学校ではよく冬香と行動を共にしていた。冬香と一緒ということは龍斗とも一緒という事だが。
「まあ世話できる自信あるんじゃないか? 冬香ならペットをぞんざいに扱ったりしないだろ」
「そっか……そうだよね、うん。放課後ちょっとペットショップに行ってこようかな」
俺たちが雑談していたその時、メッセージアプリに通知が来た。
「ん?」
メッセージの送り主は、前に帰国したソフィアからだった。
ーー何々?『今週木曜日にまた日本に来るから、日曜日会えないか?』
俺は大丈夫と言う旨の返信をしてスマホをしまった。
「どうしたの? 悠馬」
「いや、外国の知り合いから連絡が来てな。日曜日会ってくる」
「ふーんそう……その、ペットショップに寄るついでに、今日カラオケ行かない?」
「冬香、先週もカラオケ言ったじゃないか。僕先週のカラオケで喉痛めたんだけど……」
「じゃあ良いわよ、私と悠馬だけで行くから。アンタは来なくても」
「えぇーそれは酷くない?」
「俺は参加決定なのな。まあいいけど」
そうして日曜日。俺は今、ソフィアとの集合場所まで向かっていた。
集合場所に着くと、帽子を深くかぶってサングラスを掛けたソフィアがこちらに手を振っていた。
「おーい! こっちこっち!」
「悪い、遅くなった」
「全然大丈夫、私も今来たところだもん」
ソフィアは大丈夫と手をひらひらさせて言うが、それよりも俺はあることが気になってソフィアに聞いた。
「……あれ? お前SPの人達は?」
「あはは、抜け出してきちゃったから居ません」
「このお転婆姫め……」
きっと今頃ソフィアが元居た場所では大騒ぎになっていることだろう。
「だから護衛は悠馬一人だから。よろしくね? 私の騎士様」
「あー、はいはい。全力でエスコートさせて頂きますよ、お姫様」
そうして俺たちは先ずは映画館へ向かった。
「うーん、何見る?」
「私はこれが見たいな……」
ソフィアが指を差したのは、B級映画臭がプンプンする怪獣アニメ映画だった。
ーーコソラvsメカコソラ、俺たちの世界は俺たちで守る! 喰らえアルマゲドン! か……アルマゲドンなんて放ったら世界滅びそうだけど。というか何故これ?
「あーソフィア、一応聞きたいんだが。何故にこれ?」
そう聞くと、ソフィアは笑いながら言った。
「日本と言えばジャパニメーションとジャパニーズ怪獣でしょ?」
「だからって……まぁ良いか」
そうして俺たちはポップコーンと飲み物を買って劇場へと足を運んだ。
2時間後、俺は死んだ目をしながら映画館を出た。
「面白かったね! 特に最後コソラとメカコソラに向かって、主人公が禁術魔法を放った所なんて胸が熱くなったわ!」
「その魔法のせいで、そのまま世界滅んだけどな」
ちなみに俺は寝ずにポップコーンをひたすら無心で食べ続ける事で耐えた、途中で意識が落ちかけたが踏ん張った。
正直これならベヒーモスと戦った方がマシだ。こんなクソ映画二度と見ねぇ……
「お腹空いたわね……何処かで食べましょう?」
ソフィアはそういうが早いか俺の手を引っ張ってフードコートへ向かった。
「なぁ……お前ホントにそれ全部食べんの?」
ソフィアの前には、山のようなから揚げが皿に乗っていた。
俺がそう聞くとソフィアは頬いっぱいに唐揚げをリスの様に、もっきゅもっきゅとほおばりながら答えた。
「ふぁふぁりまえへひょ、はんはらふいあへはのふほん」
ーー何言ってんのかわかんねぇよ!
「何だって?」
俺が聞き返すと、ソフィアは高速で咀嚼して飲み込みもう一度答えた。っていうかなんだ今の、早すぎて残像みたいになってたぞ。
「口に物を入れながらしゃべるなんて私としたことが……ちなみにさっきは、当たり前でしょ、なんなら追加で頼むもんって言ったの」
「あ、ああそう……」
ーーまだ食うのね、君。
俺が若干引いていると、ソフィアがジト目で俺を見てきた。
「だってしょうがないじゃない。次はいつ日本に来れるかわからないし、それに普段は栄養バランスを考えられたシェフの完璧な料理しか食べられないもの。いけませんソフィア様! そのようなモノ口にするなど! ってね。料理に上も下も無いのに……」
ならしょうがないかと納得し、高速でから揚げの山を片付けていくソフィアをボーっと眺めていた。
ちなみにソフィアが追加で、から揚げの山を二つ持ってきたときは軽くめまいと胸焼けがした。
「さて! 腹ごしらえも終わったことだし、日本のアニメショップに案内お願いします!」
「ああ、うん。というかさっきのから揚げはどこに消えたんだ……」
俺たちは、アニメショップが集まるビルへと来ていた。
「ここが日本のアニメショップなの!?」
「おう」
ソフィアは着くなり目をキラキラさせながらアニメのグッズを漁ったり、コスプレ衣装を見たりしていた。
「オイ、落ち着け。他のお客さんに迷惑になるから」
俺は何故かハイテンションで、自分に鏡でコスプレ衣装を合わせているソフィアを宥めた。
「あ、ゴメン。けどこういう所来たことなかったから新鮮で」
ソフィアはそう言うと、コスプレ衣装を置いて次の店へと移っていった。
「ふんふふーん。なるほど、日本ではこんなアニメが流行ってるのね。今度私も見てみようかしら」
ソフィアは上機嫌にくるくる回りながら、奥へと進もうとしたので俺は止めた。
「ハイストップ」
「ん? どうしたの、悠馬」
「そこから先は18歳未満立ち入り禁止」
俺はそう言うと、のれんを指差した。
「あれ? 本当だ。なんでかしら」
「気になるなら少し覗いてみると良い。チラッとだぞ」
そう言うとソフィアはのれんの先を覗き込み、顔を赤くして戻ってきた。
「ま、そういう事。それじゃあもうそろそろゲーセンでも行くか」
その後。俺達は駅に戻り、駅にあるゲームセンターに来ていた。
「エイッ! やっ! そこっ!」
俺達は、アトラクション型のシューティングゲームをしていた。ゲーセンによくあるゾンビを撃ちまくる奴だ。
「……スゲーなソフィア。今の所ノーコンだぞ」
「ふふっ。狙いを着けて何かを撃つのは魔法で散々やってるからね、私の得意分野よ」
そう言いながら、ソフィアはバンバン敵を倒している。ちなみに俺は今5コンティニュー目だ。
「やったぁ! クリア! いえーい!」
ソフィアはそう言って俺とハイタッチをした。
「次はクレーンゲームコーナーでも見に行くか」
俺がそう提案すると、ソフィアは頷いたので俺達はクレーンゲームの方へ向かった。
「へー、暫く見てなかったけど色々あるな」
俺がそう言いながらアニメキャラのフィギュアやぬいぐるみを見ていると、ソフィアに横から腕を引っ張られた。
「ねぇねぇ悠馬! 私はあれが欲しいから挑戦してみてもいい?」
「おういいんじゃないか? どれどれ?」
ソフィアが指差した台を見てみると、先ほどのビミョーな映画に出ていたキャラクターのぬいぐるみだった。
ーーコイツかよ!?
俺がカッコよくも可愛くもない、なんともいえないぬいぐるみを見つめているとソフィアが困ったような声を上げた。
「えー、これ全然取れないよ……才能ないのかな、私」
「よし、俺に任せろ」
俺はソフィアと交代してクレーンゲームの前に立った。
ーー動画で磨いた俺のテクニック! 見せてやるぜ!
……30分後俺は5000円溶かし、店員さんにぬいぐるみを少しずらしてもらって、何とか一つぬいぐるみを取れた。
「ホレ、滅茶苦茶時間かかったけどやる」
俺がぬいぐるみをソフィアに投げ渡すと、ソフィアはぬいぐるみを抱きしめた。
「うん、ありがと……大切にするね」
暫く俺たちの間には何とも言えない雰囲気が漂っていたが、俺はスマホを開き午後6時になっていたので時間は大丈夫なのかと聞いた。
「わ、わわ! 大変! ごめんね悠馬! 私帰るね! あ、その……また今度も一緒に遊んでくれないかな」
ソフィアはその場で足踏みしながら俺に聞いてきた。
「勿論だ! ただ今度はちゃんと行き先くらい伝えてこい」
俺がそう言うと、ソフィアは微笑んだ。
「うん、ありがと……それじゃあ悠馬、また今度!」
そう言い残して走り出したソフィアを見送って俺はその日、家に帰った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる