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短編「寸劇」
2.
しおりを挟むZ「親友だろがてめえええ」
「親友以前に俺はこの城の雇われの身だからな。だが、一つ提案だ」
Z「あん?」
ー閣下!
ー知らん!放っておけ
ーしかし!
Z「なんか、外が騒がしくないか?」
「その件でな。隣の国の姫様知ってるか?」
Z「ああ。てか、婚約者じゃねえか」
「どうやら城を抜け出して今、城下町にいるらしいんだ」
Z「ほー? で?」
「わかんねえのかよ。ゼクスが探しにいくこと親父さんに許可貰えばいいだろ?」
Z「ああ。…あー。」
「・・・なんだよそのやる気のない台詞」
Z「いや、なんてか。姫様あんまり得意じゃなくてな」
「お前婚約者じゃねえのかよ
Z「親が勝手に決めたことだろ?」
「どうすんだ?」
Z「行くに決まってんだろ」
「決まり」
王「なに。お前がいくだと?」
Z「ああ。」
王「なにか企んでいるわけではあるまいな?」
Z「相変わらず信用ねえのな俺は。姫様、俺の婚約者だろが。探しにいくに決まってんだろ(口実だけどな)」
「まあまあ。私がついていますし」
王「ふむ」
「どうでしょう」
王「まあ、よかろう。行ってくるが良い」
「な?すんなりいったろ」
Z「あ、ああ。
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