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第76話 マッチョと日焼けは友達だ!!
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その頃、ホテルに宿泊していたプレイヤーたちは巨大ロボが爆発した事に盛り上がっていた。
「すごいアトラクションじゃない?」
「うんうん、巨大ロボとか!」
「ビックリしたけど凄かったね」
「さすが高級リゾート!」
「スケールが違うよね」
「爆発キレイだったねー」
そして、クレープにつられて外のキッチンカーに来ていた茜衣と菜七海も巨大ロボの爆発を見ていた。
「なんだあれ!」
「ぅん、ロボット爆発した」
すると突然、茜衣が走り出しながら菜七海言った。
「ナナミン、見に行こうよ!」
「ぅん」
茜衣と菜七海が爆発のあったほうへ走り出すと、2人を連れ出したサルサルの仲間は慌てて2人を追いかけた。
「あ、いや、ちょっと待ってください! まだクレープが!」
「もういいや、ありがと!」
「ぅん」
「じゃ、じゃあイルカに会いたくないですか!?」
それを聞いた茜衣と菜七海は走りながら答えた。
「あとで行くから待ってて!」
「ぅん」
「いや、ちょっ! 待って!」
サルサルの仲間は茜衣と菜七海を追いかけると、ボイスチャットで仲間に指令を出した。
『あのガキたちを捕まえろ!』
「ラジャー!」
「ラジャ」
「ブラジャ!」
バッ ババッ!
ヒュゥゥウウウ……
するとホテルの屋上から赤、青、黄色3人の忍者が風呂敷をパラシュート代わりに降下してきた。
バタバタバタバタ……
ザッ! ザッザッ!
そして茜衣と菜七海の行く手を阻むように着地すると、ポーズを決めながら言った。
「我ら、忍者戦隊ニンジャ3!」
茜衣と菜七海は「チーン」な表情でニンジャ3を見つめると忍者たちは自己紹介を始めた。
「おれは、ニンジャ3レッド! 太陽に代わってお仕置きだ!」
「わたしはニンジャ3ブルー! ブルーライトで眼精疲労を誘発だ!」
「ぼ、ぼくはニンジャ3イエロー。カ、カレーが、す、好きなんだな」
忍者たちの自己紹介を見た茜衣は菜七海に相談した。
「ねぇ、この人たちヤバいよね。黄色い人カレー食べてるし」
「ぅん。青ぃ人は眼精疲労で戦ぅって……」
「どうする?」
「ララ太郎とララ次郎よぶ」
菜七海はそう言うと手に金属で出来た小さな笛を出現させて口にくわえた。
ピィィイィイイイイ
菜七海が笛を吹くと、その音は少し離れたところに居たララ太郎とララ次郎の耳に届いた。
ララ太郎は音のするほうへ振り返るとララ次郎に言った。
「菜七海が呼んでる!」
「うん、行こう!」
ダダダダダダダダ……
ララ太郎とララ次郎が走り出すと、ツバキも一緒についていった。
「わんわんわん!」
タタタタタ……
その姿を見たナミは少し笑顔になって呟いた。
「菜七海、戦ってる」
ナミは攻撃力の高い大弓に持ち変えるとララ太郎たちの後を追いかけた。
その頃、アーボンとコスギとダイゴの部屋ではコスギの筋肉がピクピクと動いていた。
ピクッ ピクピクピクッ
「ん?」
コスギは筋肉の異変に目を覚ますと何かを察知した。
「こっ、これは!」
ガバッ!
黒いブーメランパンツのコスギは跳び起きると、ベッドから走り出て窓から外を見た。
すると茜衣と菜七海と赤青黄色の忍者、そしてそこへ加勢にいく大勢の忍者の姿が見えた。
「しまっったぁーーー!!!」
コスギが大声をあげると、その声に驚いたダイゴは目を覚まし、コスギに聞いた。
「ど、どうしたんだコスギさん」
「ダイゴ、大変だ! 我が主のご友人がピンチだ!!」
「たっ、たいへんだ!」
ダイゴは白いブリーフのままコスギに走り寄ると窓から下を見た。
「あ! あんなに大勢の忍者が茜衣ちゃんと菜七海ちゃんに!」
バタン!!
するとなんと、コスギが窓を開けてダイゴに言った。
「ダイゴ行くぞ! マッスルGOだ!!」
「うん!」
それを聞いて目を覚ましたアーボンは驚いて、2人を止めるように叫んだ。
「おいおい待て待て! ここ2階だぞ!! まさか、おまえら窓から……」
しかしコスギとダイゴは、すでに窓に足をかけていた。
「とうっ!」
「うん!」
「あっ、ばか!」
アーボンは慌てて声をあげたがコスギとダイゴは窓から飛び出した。
「ったく、筋肉バカが! しょうがねぇな」
アーボンはそう言うと、ブリーフの下着のまま部屋を飛び出して2人を追いかけた。
その頃、茜衣と菜七海は忍者戦隊ニンジャ3たちに翻弄されていた。
ニンジャ3レッドは頭から紫外線を放ちながら菜七海に襲いかかっていた。
「はっはっは! お嬢さん、紫外線に当たると日焼けしてしまいますよ!」
「ぅ、ぅぅ。日焼けはぃや……」
そしてニンジャ3ブルーは目からブルーライトを発して茜衣に襲いかかっていた。
「ブルーライトはどうですか? 目が、いや目の奥が痛いでしょう? やがて肩こりや吐き気もきますよ」
「う、うえっ! なんだこの光、気持ち悪い!」
それを横目にニンジャ3イエローはカレーを食べていた。
するとそこへサルサルの忍者部隊が集まってきた。
ザザザザザザザザザザ!!
そして茜衣と菜七海を囲むと、一斉に刀を抜いた。
しかしその瞬間、
ドスン! ドスン!
空から2人の筋肉ダルマが舞い降りてきた。
コスギとダイゴはHPを減らしながらも地面に着地すると、全回復薬を出現させて飲み干し、HPを回復した。
「はぁぁああああ!」
コスギは口から闘気を吐き出しながら筋肉をパンプアップさせると、それを見た茜衣が嬉しそうに言った。
「あ! コスギっちとダイゴっち!」
コスギはニヤリと笑うと突然走り出して力強く空へと飛び上がった。
「とうっ!」
バンッ!
そして美しい後方伸身2回宙返り3回ひねりを決めると菜七海の前に着地してニンジャ3レッドを指さした。
「その紫外線、私が受け取ろう! マッチョと日焼けは友達だ!!」
コスギはそう言うと笑顔で両腕を上げて筋肉を強調しながらダブルバイセップス・フロント(ボディビルダーがとるポーズ)を決めた。
「すごいアトラクションじゃない?」
「うんうん、巨大ロボとか!」
「ビックリしたけど凄かったね」
「さすが高級リゾート!」
「スケールが違うよね」
「爆発キレイだったねー」
そして、クレープにつられて外のキッチンカーに来ていた茜衣と菜七海も巨大ロボの爆発を見ていた。
「なんだあれ!」
「ぅん、ロボット爆発した」
すると突然、茜衣が走り出しながら菜七海言った。
「ナナミン、見に行こうよ!」
「ぅん」
茜衣と菜七海が爆発のあったほうへ走り出すと、2人を連れ出したサルサルの仲間は慌てて2人を追いかけた。
「あ、いや、ちょっと待ってください! まだクレープが!」
「もういいや、ありがと!」
「ぅん」
「じゃ、じゃあイルカに会いたくないですか!?」
それを聞いた茜衣と菜七海は走りながら答えた。
「あとで行くから待ってて!」
「ぅん」
「いや、ちょっ! 待って!」
サルサルの仲間は茜衣と菜七海を追いかけると、ボイスチャットで仲間に指令を出した。
『あのガキたちを捕まえろ!』
「ラジャー!」
「ラジャ」
「ブラジャ!」
バッ ババッ!
ヒュゥゥウウウ……
するとホテルの屋上から赤、青、黄色3人の忍者が風呂敷をパラシュート代わりに降下してきた。
バタバタバタバタ……
ザッ! ザッザッ!
そして茜衣と菜七海の行く手を阻むように着地すると、ポーズを決めながら言った。
「我ら、忍者戦隊ニンジャ3!」
茜衣と菜七海は「チーン」な表情でニンジャ3を見つめると忍者たちは自己紹介を始めた。
「おれは、ニンジャ3レッド! 太陽に代わってお仕置きだ!」
「わたしはニンジャ3ブルー! ブルーライトで眼精疲労を誘発だ!」
「ぼ、ぼくはニンジャ3イエロー。カ、カレーが、す、好きなんだな」
忍者たちの自己紹介を見た茜衣は菜七海に相談した。
「ねぇ、この人たちヤバいよね。黄色い人カレー食べてるし」
「ぅん。青ぃ人は眼精疲労で戦ぅって……」
「どうする?」
「ララ太郎とララ次郎よぶ」
菜七海はそう言うと手に金属で出来た小さな笛を出現させて口にくわえた。
ピィィイィイイイイ
菜七海が笛を吹くと、その音は少し離れたところに居たララ太郎とララ次郎の耳に届いた。
ララ太郎は音のするほうへ振り返るとララ次郎に言った。
「菜七海が呼んでる!」
「うん、行こう!」
ダダダダダダダダ……
ララ太郎とララ次郎が走り出すと、ツバキも一緒についていった。
「わんわんわん!」
タタタタタ……
その姿を見たナミは少し笑顔になって呟いた。
「菜七海、戦ってる」
ナミは攻撃力の高い大弓に持ち変えるとララ太郎たちの後を追いかけた。
その頃、アーボンとコスギとダイゴの部屋ではコスギの筋肉がピクピクと動いていた。
ピクッ ピクピクピクッ
「ん?」
コスギは筋肉の異変に目を覚ますと何かを察知した。
「こっ、これは!」
ガバッ!
黒いブーメランパンツのコスギは跳び起きると、ベッドから走り出て窓から外を見た。
すると茜衣と菜七海と赤青黄色の忍者、そしてそこへ加勢にいく大勢の忍者の姿が見えた。
「しまっったぁーーー!!!」
コスギが大声をあげると、その声に驚いたダイゴは目を覚まし、コスギに聞いた。
「ど、どうしたんだコスギさん」
「ダイゴ、大変だ! 我が主のご友人がピンチだ!!」
「たっ、たいへんだ!」
ダイゴは白いブリーフのままコスギに走り寄ると窓から下を見た。
「あ! あんなに大勢の忍者が茜衣ちゃんと菜七海ちゃんに!」
バタン!!
するとなんと、コスギが窓を開けてダイゴに言った。
「ダイゴ行くぞ! マッスルGOだ!!」
「うん!」
それを聞いて目を覚ましたアーボンは驚いて、2人を止めるように叫んだ。
「おいおい待て待て! ここ2階だぞ!! まさか、おまえら窓から……」
しかしコスギとダイゴは、すでに窓に足をかけていた。
「とうっ!」
「うん!」
「あっ、ばか!」
アーボンは慌てて声をあげたがコスギとダイゴは窓から飛び出した。
「ったく、筋肉バカが! しょうがねぇな」
アーボンはそう言うと、ブリーフの下着のまま部屋を飛び出して2人を追いかけた。
その頃、茜衣と菜七海は忍者戦隊ニンジャ3たちに翻弄されていた。
ニンジャ3レッドは頭から紫外線を放ちながら菜七海に襲いかかっていた。
「はっはっは! お嬢さん、紫外線に当たると日焼けしてしまいますよ!」
「ぅ、ぅぅ。日焼けはぃや……」
そしてニンジャ3ブルーは目からブルーライトを発して茜衣に襲いかかっていた。
「ブルーライトはどうですか? 目が、いや目の奥が痛いでしょう? やがて肩こりや吐き気もきますよ」
「う、うえっ! なんだこの光、気持ち悪い!」
それを横目にニンジャ3イエローはカレーを食べていた。
するとそこへサルサルの忍者部隊が集まってきた。
ザザザザザザザザザザ!!
そして茜衣と菜七海を囲むと、一斉に刀を抜いた。
しかしその瞬間、
ドスン! ドスン!
空から2人の筋肉ダルマが舞い降りてきた。
コスギとダイゴはHPを減らしながらも地面に着地すると、全回復薬を出現させて飲み干し、HPを回復した。
「はぁぁああああ!」
コスギは口から闘気を吐き出しながら筋肉をパンプアップさせると、それを見た茜衣が嬉しそうに言った。
「あ! コスギっちとダイゴっち!」
コスギはニヤリと笑うと突然走り出して力強く空へと飛び上がった。
「とうっ!」
バンッ!
そして美しい後方伸身2回宙返り3回ひねりを決めると菜七海の前に着地してニンジャ3レッドを指さした。
「その紫外線、私が受け取ろう! マッチョと日焼けは友達だ!!」
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