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違う世界線編〜結人が猫を拾うお話1〜
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街灯が並ぶ一本道。
そこにはフラフラと歩く1人の男がいた。
「し、しんどかった...。てか、あと家までどれくらいなんだよ...。キツすぎる...なんだあの仕事は...。朝から深夜の3時って...3時って...」
ぶつぶつと歩く男の名前は結人。5連勤の上深夜まで働き現在結人は死にかけていた。
おぼつかない足取りでゆっくりと前え進む。こっちへフラフラ...あっちへふらふら...そうして歩いていると通り過ぎた電柱のしたら辺にダンボールがあることに気づいた結人は1度立ちどまり振り返るとダンボールの方へと近寄った。
ダンボールには「拾ってください」と一言。結人はダンボール前に座り込むと中を覗き込んだ。
そこには小さな小さな黒猫の子がいた。
その子猫はダンボールを覗く結人に気づくこともなく小さく丸まって寝ていた。
その時、疲労で脳死していた結人はその子猫を持ち上げると腕の中に収めた。
当然、子猫は目を覚ますわけだがその子猫は人懐っこいのか初対面の結人に頭を擦り付け甘えていた。
そんな子猫に心を奪われた結人はというと家へ連れ帰ると風呂へ入れて食事を与えお世話をしていた。
「お前~可愛いなぁ~」
すっかり綺麗になった子猫に結人はメロメロであった。
「ミー」
その言葉に返事をするかのように子猫は鳴いた。そして、それを聞いた結人はその日から子猫を
「みーちゃん」
と呼ぶことにした。ちゃん付けなのはピクピクと動く耳にゆらゆらと揺れる尻尾。大きなくりくりした目と真っ黒な綺麗な体。結人はどこからどう見てもその子猫が雌にしか見えなかったのでそう名付けたのであった。
まぁ、名前は付けたがいいが流石に疲れきっていた結人はみーちゃんを一撫でするとその場に倒れるように眠りへと着いたのであった。
それを見つめていたみーちゃんはだんだんと体が大きくなるとなんと人型へと姿を変えた。
「ご主人様...俺を拾ってくれてありがとう...一生大事にするからね。今日はおやすみ。」
みーちゃんはご主人様の頭にキスをするとベッドへと連れていきご主人様がゆっくり眠れるよう隣に潜り込んでまた子猫の姿へと変えた。
そこにはフラフラと歩く1人の男がいた。
「し、しんどかった...。てか、あと家までどれくらいなんだよ...。キツすぎる...なんだあの仕事は...。朝から深夜の3時って...3時って...」
ぶつぶつと歩く男の名前は結人。5連勤の上深夜まで働き現在結人は死にかけていた。
おぼつかない足取りでゆっくりと前え進む。こっちへフラフラ...あっちへふらふら...そうして歩いていると通り過ぎた電柱のしたら辺にダンボールがあることに気づいた結人は1度立ちどまり振り返るとダンボールの方へと近寄った。
ダンボールには「拾ってください」と一言。結人はダンボール前に座り込むと中を覗き込んだ。
そこには小さな小さな黒猫の子がいた。
その子猫はダンボールを覗く結人に気づくこともなく小さく丸まって寝ていた。
その時、疲労で脳死していた結人はその子猫を持ち上げると腕の中に収めた。
当然、子猫は目を覚ますわけだがその子猫は人懐っこいのか初対面の結人に頭を擦り付け甘えていた。
そんな子猫に心を奪われた結人はというと家へ連れ帰ると風呂へ入れて食事を与えお世話をしていた。
「お前~可愛いなぁ~」
すっかり綺麗になった子猫に結人はメロメロであった。
「ミー」
その言葉に返事をするかのように子猫は鳴いた。そして、それを聞いた結人はその日から子猫を
「みーちゃん」
と呼ぶことにした。ちゃん付けなのはピクピクと動く耳にゆらゆらと揺れる尻尾。大きなくりくりした目と真っ黒な綺麗な体。結人はどこからどう見てもその子猫が雌にしか見えなかったのでそう名付けたのであった。
まぁ、名前は付けたがいいが流石に疲れきっていた結人はみーちゃんを一撫でするとその場に倒れるように眠りへと着いたのであった。
それを見つめていたみーちゃんはだんだんと体が大きくなるとなんと人型へと姿を変えた。
「ご主人様...俺を拾ってくれてありがとう...一生大事にするからね。今日はおやすみ。」
みーちゃんはご主人様の頭にキスをするとベッドへと連れていきご主人様がゆっくり眠れるよう隣に潜り込んでまた子猫の姿へと変えた。
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