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第一章
第二話 好きなあの子への告白
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何だ? 今の音は?
何かが落ちる音がしたな。花瓶でも落ちたのか?
おそらくあのメイドさんが気付いて片付けてくれるだろうから、変に気にしないでおくとするか。
さて、ゲーム内に転生したことを知ったことだし、まずはどうやってカレンを救うのか、その方法を考えないとな。
俺はどうやって推しを救うのか、思考を巡らせる。
カレンは聖神戦争において、特別な立ち位置のキャラだ。主人公として選んだキャラによって、出現場所が変わっている。
そして今の俺は、これまでゲーム内に登場したキャラたちとは違い、モブのような存在で間違いないはず。
「こうなるのなら、先にオリジナルキャラのストーリーをしておけば良かった」
ちょっとした後悔をするが、今は前を向かなければならない。今、こうしている間にも、カレンの死が近付いているのだ。
「とにかく今は、情報を集めることが先だよな。あのメイド、着替えて朝食を食べに来いって言っていたっけ?」
クローゼットの前に行き、扉を開ける。中にはキャラメイクで選んだ服が掛けられてあった。
とりあえずはこれに着替えるとするか。
クローゼットの中にあった洋服に着替え、部屋を出る。
聖神戦争の建物は、プレイヤーが好きに入ることが許されている。なので、建物の構造はある程度理解していた。
えーと、右に玄関が見えるってことは、左に食堂があるはずだよな。
記憶を頼りに進んでみる。すると、先ほど俺を起こしに来たメイドが、食堂だと思われる部屋から出てきた。
「ぼっちゃま、ちょうど朝食の準備が終わったところです」
「ありがとう」
メイドに礼を言い、中に入る。テーブルの上にはスープとパンが用意されており、その場所に座った。
「いただきます」
パンを一口齧ってスープを飲む。
うん、美味しいのは美味しいのだけど、なんか味付けが物足りないんだよな。一応貴族設定だからこんな朝食なんだろうけど、もっと味が濃いものが食べたい。
もし、平民なんかを選んでいたらどうなっていたのだろうか。硬い黒パンに水のようなスープを飲まされていたのかもしれない。そう思うと贅沢は言えないか。
「なぁ、今日って何月何日だっけ?」
「今日は四月十日です。ぼっちゃま」
四月十日か。つまり聖神戦争の世界では、昨日キャラクターたちがこの世界に転生して、世界中に飛ばされていることになる。
一応オリジナルキャラとして、俺も聖神戦争に参加している神の駒ってことだよな。となると設定上では、俺をこの世界に転生させた神様がいるはずだ。でも、この世界に送った神が誰なのかを知らない。
まぁ、その辺はおいおい分かってくるだろう。
一番問題なのは、俺のユニークスキルはカレンがいないと効果を発揮できないと言う点だ。彼女と合流する前に他の神の駒と遭遇しては、俺は確実にやられてゲームオーバーとなってしまう。
まずは敵に見つからないようにしつつ、カレンを見つけないといけない。
そのためにも、自由に動けるようにしておかなければな。
「ねぇ、今日の俺の予定って何かあった?」
「いえ、特にありませんよ。お勉強するなり、外で散歩するなりお好きになさってください」
メイドの言葉に胸を撫で下ろす。
良かった。これで町の様子を伺いながら、今後について考えることができる。そうとなれば善は急げだ。
残っているパンとスープを飲み干し、急いで食堂から出る。
食器はあのメイドが片付けてくれるだろう。まずは外に出て情報収集だ。
そう思い、屋敷の扉を開けて外に出る。
「まずは大通りに向かうとするか」
屋敷を出て、町の大通りにつながる道を歩いていたそのとき、大通りを一人の女の子が横切った。
クリーム色の髪を、三つ編みとハーフアップの組み合わにした髪型に、二重瞼のある赤い瞳の女の子だ。
彼女を見た瞬間、胸の鼓動が高鳴っていた。
「うそだろう! 画面越しに見るよりも、何倍も綺麗で可愛いじゃないか!」
一瞬、幻覚でも見たかと思ったが、すぐに首を横に振る。
いくら俺が彼女を求めていたからと言って、見間違うはずがない。あの女の子は俺の推しであるカレン・クボウだ。
「とにかく追いかけないと」
地面を思いっきり蹴って走り、大通りに向かう。そして広い道に出ると、カレンの後ろ姿が見えた。
良かった。間に合った。まずは話しかけないと。
そう思った瞬間、頭の中が真っ白になる。
あれ? そう言えば、なんて話しかければいいんだ?
はっきり言って、俺はこの歳になって彼女を作るどころか、殆ど女の子と話したことがない。
なんて話しかければ良いんだ? 変に声をかけてナンパだと思われないだろうか。彼女から嫌われたくない。どんな風に声をかければ、カレンに嫌な思いをされずに楽しく会話をすることができるのだろうか。
そんなことを思っているときだ。
なんとカレンが振り返り、俺に近付いてくるではないか。
距離が縮まるたびに彼女の髪から漂う良い香りが鼻腔を刺激し、甘酸っぱい気持ちになる。
そして一メートルまで距離が縮まった時だ。彼女は懐から銃を取り出し、銃口を俺の方に向ける。
「あなた神の駒ね。私を倒そうと尾行していたみたいだけど、バレバレだよ。さぁ、大人しく両手を上げて、この場から立ち去るのであれば、命だけは助けてあげる」
眉間に皺を寄せて銃を突きつけるカレン。
ああ! 怒っている顔もめちゃくちゃ可愛いじゃないか! なにこの子天使なの! 怒っている姿もこんなにキュートなんて反則だろう!
推しの怒っている姿に見惚れ、口元が緩んでいたからなのだろう。カレンは更に距離を縮め、銃口を俺の胸に突き付ける。
「ふざけているの! 敵を目の前にして、よくそんなに余裕な顔をしていられるわね。私は本気なんだから。本当にあなたに発砲して、風穴を開けてもいいのよ」
いや、別にふざけているのではなく、自分の心に素直に従っただけなのだけど。
だけど、彼女の言う通りにしないと、嫌われてしまうよな。それだけは絶対に避けたい。
「わ、分かった。言われた通りにするから撃たないでくれ」
両手を上げ、彼女に従う。
「なら、このままこの町から出て行って。しばらくは私の拠点として使わせてもらうから」
「いや、それは流石にムリがある。だって俺の実家、この町だし」
「え! そうなの? それはさすがに悪いわね。家から出て行けと行っているようなものだし、住む場所を奪うのは可哀想」
カレンが困った表情をする。
困った姿を見せるカレンも素敵だ! 敵同士であるにも関わらず、俺の心配をしてくれるなんて天使の何者でもないだろう! マイエンジェル!
「ま、待ってくれ。確かに俺たちは敵同士かもしれない。だけど俺は君と争うつもりはない。話し合いをしに来たんだ」
「どうして敵同士なのに、話し合う必要があるの」
「それは君が死ぬ運命にあるからだ。君はこの先、絶対に聖神戦争で生き残ることはない。俺はその運命をぶち壊したい。だから君を死なせないように、側にいてサポートしたいんだ!」
俺は思ったことを口にする。彼女は内容を理解していないのか。キョトンとしていた。
「私が絶対に死ぬ?」
「そう君の願いは絶対に叶わない。だからその運命をぶち壊すための手伝いをしたいんだ!」
真剣に訴えたからか。カレンは突き付けていた銃口を離し、額を抑える。
「ま、待ってよ! 私は絶対に死ぬ? そんなの嘘よ」
「俺だって嘘だと信じたい。だけどあの未来は確実に訪れてくる。だから、未来のことを知っている俺がそうならないように努力する。だから、一度その件で話し合いたいんだ」
「こ、こんなのおかしいわよ。どうしてわざわざそんなことを教えるの? 未来予知があなたのユニークスキルだったとして、敵に塩を送るのっておかしくない? 敵が死ぬことが分かっていたら、そのままにしておけば良いじゃない。そうすれば、あなたの夢を叶える近道になるのに」
「俺の叶えたい夢は、カレン・クボウ。君に生き残ってもらうことだ。だって、俺は、君のことが大好きだから!」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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おそらくあのメイドさんが気付いて片付けてくれるだろうから、変に気にしないでおくとするか。
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俺はどうやって推しを救うのか、思考を巡らせる。
カレンは聖神戦争において、特別な立ち位置のキャラだ。主人公として選んだキャラによって、出現場所が変わっている。
そして今の俺は、これまでゲーム内に登場したキャラたちとは違い、モブのような存在で間違いないはず。
「こうなるのなら、先にオリジナルキャラのストーリーをしておけば良かった」
ちょっとした後悔をするが、今は前を向かなければならない。今、こうしている間にも、カレンの死が近付いているのだ。
「とにかく今は、情報を集めることが先だよな。あのメイド、着替えて朝食を食べに来いって言っていたっけ?」
クローゼットの前に行き、扉を開ける。中にはキャラメイクで選んだ服が掛けられてあった。
とりあえずはこれに着替えるとするか。
クローゼットの中にあった洋服に着替え、部屋を出る。
聖神戦争の建物は、プレイヤーが好きに入ることが許されている。なので、建物の構造はある程度理解していた。
えーと、右に玄関が見えるってことは、左に食堂があるはずだよな。
記憶を頼りに進んでみる。すると、先ほど俺を起こしに来たメイドが、食堂だと思われる部屋から出てきた。
「ぼっちゃま、ちょうど朝食の準備が終わったところです」
「ありがとう」
メイドに礼を言い、中に入る。テーブルの上にはスープとパンが用意されており、その場所に座った。
「いただきます」
パンを一口齧ってスープを飲む。
うん、美味しいのは美味しいのだけど、なんか味付けが物足りないんだよな。一応貴族設定だからこんな朝食なんだろうけど、もっと味が濃いものが食べたい。
もし、平民なんかを選んでいたらどうなっていたのだろうか。硬い黒パンに水のようなスープを飲まされていたのかもしれない。そう思うと贅沢は言えないか。
「なぁ、今日って何月何日だっけ?」
「今日は四月十日です。ぼっちゃま」
四月十日か。つまり聖神戦争の世界では、昨日キャラクターたちがこの世界に転生して、世界中に飛ばされていることになる。
一応オリジナルキャラとして、俺も聖神戦争に参加している神の駒ってことだよな。となると設定上では、俺をこの世界に転生させた神様がいるはずだ。でも、この世界に送った神が誰なのかを知らない。
まぁ、その辺はおいおい分かってくるだろう。
一番問題なのは、俺のユニークスキルはカレンがいないと効果を発揮できないと言う点だ。彼女と合流する前に他の神の駒と遭遇しては、俺は確実にやられてゲームオーバーとなってしまう。
まずは敵に見つからないようにしつつ、カレンを見つけないといけない。
そのためにも、自由に動けるようにしておかなければな。
「ねぇ、今日の俺の予定って何かあった?」
「いえ、特にありませんよ。お勉強するなり、外で散歩するなりお好きになさってください」
メイドの言葉に胸を撫で下ろす。
良かった。これで町の様子を伺いながら、今後について考えることができる。そうとなれば善は急げだ。
残っているパンとスープを飲み干し、急いで食堂から出る。
食器はあのメイドが片付けてくれるだろう。まずは外に出て情報収集だ。
そう思い、屋敷の扉を開けて外に出る。
「まずは大通りに向かうとするか」
屋敷を出て、町の大通りにつながる道を歩いていたそのとき、大通りを一人の女の子が横切った。
クリーム色の髪を、三つ編みとハーフアップの組み合わにした髪型に、二重瞼のある赤い瞳の女の子だ。
彼女を見た瞬間、胸の鼓動が高鳴っていた。
「うそだろう! 画面越しに見るよりも、何倍も綺麗で可愛いじゃないか!」
一瞬、幻覚でも見たかと思ったが、すぐに首を横に振る。
いくら俺が彼女を求めていたからと言って、見間違うはずがない。あの女の子は俺の推しであるカレン・クボウだ。
「とにかく追いかけないと」
地面を思いっきり蹴って走り、大通りに向かう。そして広い道に出ると、カレンの後ろ姿が見えた。
良かった。間に合った。まずは話しかけないと。
そう思った瞬間、頭の中が真っ白になる。
あれ? そう言えば、なんて話しかければいいんだ?
はっきり言って、俺はこの歳になって彼女を作るどころか、殆ど女の子と話したことがない。
なんて話しかければ良いんだ? 変に声をかけてナンパだと思われないだろうか。彼女から嫌われたくない。どんな風に声をかければ、カレンに嫌な思いをされずに楽しく会話をすることができるのだろうか。
そんなことを思っているときだ。
なんとカレンが振り返り、俺に近付いてくるではないか。
距離が縮まるたびに彼女の髪から漂う良い香りが鼻腔を刺激し、甘酸っぱい気持ちになる。
そして一メートルまで距離が縮まった時だ。彼女は懐から銃を取り出し、銃口を俺の方に向ける。
「あなた神の駒ね。私を倒そうと尾行していたみたいだけど、バレバレだよ。さぁ、大人しく両手を上げて、この場から立ち去るのであれば、命だけは助けてあげる」
眉間に皺を寄せて銃を突きつけるカレン。
ああ! 怒っている顔もめちゃくちゃ可愛いじゃないか! なにこの子天使なの! 怒っている姿もこんなにキュートなんて反則だろう!
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いや、別にふざけているのではなく、自分の心に素直に従っただけなのだけど。
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両手を上げ、彼女に従う。
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「いや、それは流石にムリがある。だって俺の実家、この町だし」
「え! そうなの? それはさすがに悪いわね。家から出て行けと行っているようなものだし、住む場所を奪うのは可哀想」
カレンが困った表情をする。
困った姿を見せるカレンも素敵だ! 敵同士であるにも関わらず、俺の心配をしてくれるなんて天使の何者でもないだろう! マイエンジェル!
「ま、待ってくれ。確かに俺たちは敵同士かもしれない。だけど俺は君と争うつもりはない。話し合いをしに来たんだ」
「どうして敵同士なのに、話し合う必要があるの」
「それは君が死ぬ運命にあるからだ。君はこの先、絶対に聖神戦争で生き残ることはない。俺はその運命をぶち壊したい。だから君を死なせないように、側にいてサポートしたいんだ!」
俺は思ったことを口にする。彼女は内容を理解していないのか。キョトンとしていた。
「私が絶対に死ぬ?」
「そう君の願いは絶対に叶わない。だからその運命をぶち壊すための手伝いをしたいんだ!」
真剣に訴えたからか。カレンは突き付けていた銃口を離し、額を抑える。
「ま、待ってよ! 私は絶対に死ぬ? そんなの嘘よ」
「俺だって嘘だと信じたい。だけどあの未来は確実に訪れてくる。だから、未来のことを知っている俺がそうならないように努力する。だから、一度その件で話し合いたいんだ」
「こ、こんなのおかしいわよ。どうしてわざわざそんなことを教えるの? 未来予知があなたのユニークスキルだったとして、敵に塩を送るのっておかしくない? 敵が死ぬことが分かっていたら、そのままにしておけば良いじゃない。そうすれば、あなたの夢を叶える近道になるのに」
「俺の叶えたい夢は、カレン・クボウ。君に生き残ってもらうことだ。だって、俺は、君のことが大好きだから!」
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