13 / 41
第二章
第三話 答えを教えてあげたのだから良い子良い子して!
しおりを挟む
目の前に浴衣姿のカーマが現れ、俺は唖然とする。
「どうして浴衣姿なんだよ」
「どうしてって、温泉の宿に泊まっているからじゃない。その場の雰囲気に合わせて衣装チェンジしてあげているのよ」
ドヤ顔で愛の神は浴衣姿を見せつける。
「わざわざご苦労なことだ。それで、俺をこっちの世界に呼び寄せたってことは、スキル交換のポイントが貯まったってことか?」
「ワタシがあなたに会いたかったから。てへ」
小さく舌を出し、カーマは右手で自身の頭を軽く叩く。
これがカレンだったらめちゃくちゃ可愛いと思ってしまうだろうが、彼女相手だとなんとも思わない。寧ろ良い年して恥ずかしくないのかと思ってしまう。
まぁ、神に年齢と言う概念が存在しているのかは怪しいものだが。
「これ以上ふざけると、一発殴るぞ」
「いやーん! こわーい! 暴力的な男は、女の子にモテないぞ」
カーマは俺から離れつつ体を一回転させ、両手を口元に持ってくる。そしてうるうるとした目で俺を見てきた。
言葉と態度が全然合っていない愛の神に対して、苛立ちが募ってくる。思わず殴りそうな気分だ。
「早く要件を言ってくれ。呼び出したってことはポイントが貯まったのだろう」
「もう少しカーマちゃんに構ってよ。あなたの魂を呼び出している今が、ワタシにとっての幸せの時間なんだから」
「要件を話したらもう少しだけ相手をしてやる」
「分かった。このままだったらあなたは聖神戦争でリタイアすることになるわ」
「は?」
突然とんでも発言をするカーマに、思わず間抜けな言葉が漏れてしまった。
「だから、このままではあなたは聖神戦争に負けて、カレンを死ぬ運命から救うことができなくなるわよ」
「それってどういうことだよ!」
俺が神の駒との戦いに敗れてカレンを守れなくなる? それはいったいどう言うことなんだ? カーマはあくまで愛の神だ。未来を見るようなことはできないはず。
「あなたは既に敵のスキルの影響下にあるのよ。多分気付いているでしょうけど、違和感を覚えていない?」
カーマに問われ、俺は幾つか心当たりがあることを思い出す。
グロスの町に向かう際に、頭痛が起きたときだ。俺の知っている情報と違うような気がした。そして俺たちを襲ったあの人物が、仮に俺の知っているあのキャラだった場合、不自然な行動を取っていることも不思議に思っていた。
やっぱり、カーマは知っている。いや、最初から気付いていた。だからこそ、危険を知らせるために、俺を彼女の世界に呼び寄せたのだ。
「さて、問題です。今からいくつかのスキルカードをあなたの前に出すので、敵の策略から逃れることが可能とするスキルを選んでください。正解すれば、ポイントを消費しないでスキルを与えます」
突然問題を出され、目の前に三枚のスキルカードが現れる。
左のスキルは【瞬間移動】真ん中は【音波探知】右のスキルが【脳治療】
これらのスキルを見て、俺は呆れてしまった。
「なぁ、お前引っ掛ける気がないだろう。この選択肢にしている以上、答えを言っているようなものじゃないか」
「あれ? バレちゃった。てへっ」
再びカーマは自身の頭を軽く小突き、小さく舌を出す。
「だって、あなたが負けたらワタシの願いも叶えられないもの。だからユウリには優勝してもらえるように、サポートしてあげないと」
片目を閉じてカーマはウインクをすると、できる女をアピールしてきた。
彼女の気持ちはありがたい。だけど俺の目的は、カレンを死の運命と言うストーリーから解放してやることだ。
正直、本編のストーリーなんか興味はない。
ただ、カレンの命を奪うデスイベントの破壊だけは、必ずやり遂げなければな。
とりあえずは、この茶番を終わらせよう。
「この問題の答えは、【脳治療】だ」
「正解! では、正解者にはご褒美として、【脳治療】を付与します」
カーマがパチンと指を鳴らしたその瞬間、俺の体の中にスキルカードが入っていく。
「スキル発動! 【脳治療】!」
早速手に入れたスキルを使う。すると、俺の脳を侵食していたものが取り除かれていくのが、感覚的に分かった。
「どう? 今まで敵の策略に嵌っていたことを知った気分は?」
「最悪だな。つまり、モブの女だと思い込んでいたサクがギルドに入った時点で、俺はあいつの罠に嵌っていたってことだ」
俺たちを襲ってきたのは、俺が最初に思い浮かんだ人物ではなく【認識阻害】というユニークスキルを持つ神の駒、サク・アケチだ。
ギルドにあいつが入ってきたとき、やつはユニークスキルを使い、俺の認識を変えた。そのせいで認識を変えられた脳が勝手にモブの女だと思い込んだのだ。
そして、グロスで行われるイベントは、魔物の襲撃ではない。サクが【認識阻害】のスキルを使い、カレンは仲間と同士討ちをして最後に倒されるといった内容だった。
魔物の襲撃だと思い込んだのも、認識している知識をやつに変えられたのだ。
本当にエグいことをしやがる。でも、これで俺は、やつのユニークスキルを無効する術を得た。もう、後れを取ることはない。
「ありがとう。お陰でサクのやろうをぶっ飛ばすことができる」
カーマに礼を言うと、彼女は頭を突き出してきた。
「お礼を言うのなら、頭を撫でてよ」
「どうして俺がお前の頭を撫でてやらないといけない。礼を言ったのだからそれで十分だろう」
「お礼なんかでは物足りないわよ。だから頭を撫でて」
どうしてそこまでしないといけない。そう思って無視していると、彼女は急にニヤついてくる。
あの顔はきっと、悪巧みを考えていそうな顔だ。
「へぇ、そうなんだ。まぁ、あなたが嫌ならそこまで言うつもりはないのだけど、ワタシにこんなお願いをさせたのはどこのどなたかな?」
愛の神がパチンと指を鳴らす。その瞬間、どこからか俺の声が聞こえてきた。
『頼む! カレンが俺のことを嫌いになりませんように!』
この言葉には覚えがあった。俺が心の中で、カーマに願ってしまった時の心の声だ。
「せっかくワタシが愛の神の力を使って、中を取り持ってあげたのになぁ」
わざとらしく、カーマは俺にジト目を向けてくる。これでも拒絶するほど、俺の心は腐ってはいない。
「分かった。分かったよ。頭を撫でてやればいいのだろう」
少しだけヤケになりながら、紫色の髪の上に手を置き、優しく彼女の頭を撫でる。
はぁ、これがカレンだったら、心を込めて撫でてあげるのに。
そんなことを思いながらも、俺は彼女の気がすむまで頭を撫で続ける。
「ありがとう。もう満足したわ」
「それはよかったな」
「ええ、気分が良いから、更にサービスしてあげるわ。いつもよりも三割引で、カレンへの愛と引き換えにスキルを付与してあげる」
お、それは助かるな。サクとの決戦に向けて、新しいスキルを手に入れないと。
カーマにラブポイントを聞くと、欲しかった【瞬間移動】のユニークスキルが買えるポイントまで貯まっていた。なので、それとついでに【音波探知】のスキルもポイントと引き換えにする。
「【瞬間移動】と【音波探知】ね。毎度あり。後、サービスで【知識の本】のユニークスキルも付けて上げるわ。このユニークスキルを持っていれば、様々な知識を獲得できるから色々と便利よ」
サービスで【知識の本】をくれると言うが、正直に言って心から嬉しいとは思えない。だってゲームに関しての知識は持っているし、それ以外も最低限の知識は持っている。そんなに役に立つとは思えない。
それにタダより怖いものはない。サービスとは言っているが、裏で何を考えているのか分かったものではない。
「【瞬間移動】と【音波探知】のご購入により、カレンへの愛が完全になくなったわ」
「だから言い方! そんな風に言わないでくれ! 俺のカレンへの愛はなくならねぇ」
「はい、はい。ごちそうさまです。まぁ、あなたがラブポイントを貯めてくれるお陰で、ワタシも計画を進めやすいわ」
「計画?」
やっぱり、サービスの裏には何かあったんだ。
「計画ってなんだよ! 俺に聞かせろ! お前は何を企んでいる!」
「な、なんでもないわよ。それよりも、スキルを付与するから」
気になったことをカーマが言ったので訊ねてみるが、彼女ははぐらかすと慌てて俺に購入したスキルを付与してきた。
体内にカードが入り込み、これで新たなスキルを使うことができるようになる。
「それじゃあ閉店なのでお客さんは帰ってください。バイバーイ!」
「ちょっと待て! まだ話は!」
声を上げて上体を起こすと、そこは部屋のベッドの上だった。
「勝手に呼んでおいて、都合が悪くなると追い返すのかよ。今度呼ばれたときは、問いたださないといけないな。俺のラブポイントを使って何をする気なんだよ」
ベッドから降りようとすると、足に手紙が置かれてあることに気付く。
手に取り、内容を確認するとカレンからだった。
『気持ちよさそうに眠っていたので、声をかけずに手紙を残します。私とアリサで温泉に入ってくるので、部屋にはいません』
「お、温泉だって!」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
「どうして浴衣姿なんだよ」
「どうしてって、温泉の宿に泊まっているからじゃない。その場の雰囲気に合わせて衣装チェンジしてあげているのよ」
ドヤ顔で愛の神は浴衣姿を見せつける。
「わざわざご苦労なことだ。それで、俺をこっちの世界に呼び寄せたってことは、スキル交換のポイントが貯まったってことか?」
「ワタシがあなたに会いたかったから。てへ」
小さく舌を出し、カーマは右手で自身の頭を軽く叩く。
これがカレンだったらめちゃくちゃ可愛いと思ってしまうだろうが、彼女相手だとなんとも思わない。寧ろ良い年して恥ずかしくないのかと思ってしまう。
まぁ、神に年齢と言う概念が存在しているのかは怪しいものだが。
「これ以上ふざけると、一発殴るぞ」
「いやーん! こわーい! 暴力的な男は、女の子にモテないぞ」
カーマは俺から離れつつ体を一回転させ、両手を口元に持ってくる。そしてうるうるとした目で俺を見てきた。
言葉と態度が全然合っていない愛の神に対して、苛立ちが募ってくる。思わず殴りそうな気分だ。
「早く要件を言ってくれ。呼び出したってことはポイントが貯まったのだろう」
「もう少しカーマちゃんに構ってよ。あなたの魂を呼び出している今が、ワタシにとっての幸せの時間なんだから」
「要件を話したらもう少しだけ相手をしてやる」
「分かった。このままだったらあなたは聖神戦争でリタイアすることになるわ」
「は?」
突然とんでも発言をするカーマに、思わず間抜けな言葉が漏れてしまった。
「だから、このままではあなたは聖神戦争に負けて、カレンを死ぬ運命から救うことができなくなるわよ」
「それってどういうことだよ!」
俺が神の駒との戦いに敗れてカレンを守れなくなる? それはいったいどう言うことなんだ? カーマはあくまで愛の神だ。未来を見るようなことはできないはず。
「あなたは既に敵のスキルの影響下にあるのよ。多分気付いているでしょうけど、違和感を覚えていない?」
カーマに問われ、俺は幾つか心当たりがあることを思い出す。
グロスの町に向かう際に、頭痛が起きたときだ。俺の知っている情報と違うような気がした。そして俺たちを襲ったあの人物が、仮に俺の知っているあのキャラだった場合、不自然な行動を取っていることも不思議に思っていた。
やっぱり、カーマは知っている。いや、最初から気付いていた。だからこそ、危険を知らせるために、俺を彼女の世界に呼び寄せたのだ。
「さて、問題です。今からいくつかのスキルカードをあなたの前に出すので、敵の策略から逃れることが可能とするスキルを選んでください。正解すれば、ポイントを消費しないでスキルを与えます」
突然問題を出され、目の前に三枚のスキルカードが現れる。
左のスキルは【瞬間移動】真ん中は【音波探知】右のスキルが【脳治療】
これらのスキルを見て、俺は呆れてしまった。
「なぁ、お前引っ掛ける気がないだろう。この選択肢にしている以上、答えを言っているようなものじゃないか」
「あれ? バレちゃった。てへっ」
再びカーマは自身の頭を軽く小突き、小さく舌を出す。
「だって、あなたが負けたらワタシの願いも叶えられないもの。だからユウリには優勝してもらえるように、サポートしてあげないと」
片目を閉じてカーマはウインクをすると、できる女をアピールしてきた。
彼女の気持ちはありがたい。だけど俺の目的は、カレンを死の運命と言うストーリーから解放してやることだ。
正直、本編のストーリーなんか興味はない。
ただ、カレンの命を奪うデスイベントの破壊だけは、必ずやり遂げなければな。
とりあえずは、この茶番を終わらせよう。
「この問題の答えは、【脳治療】だ」
「正解! では、正解者にはご褒美として、【脳治療】を付与します」
カーマがパチンと指を鳴らしたその瞬間、俺の体の中にスキルカードが入っていく。
「スキル発動! 【脳治療】!」
早速手に入れたスキルを使う。すると、俺の脳を侵食していたものが取り除かれていくのが、感覚的に分かった。
「どう? 今まで敵の策略に嵌っていたことを知った気分は?」
「最悪だな。つまり、モブの女だと思い込んでいたサクがギルドに入った時点で、俺はあいつの罠に嵌っていたってことだ」
俺たちを襲ってきたのは、俺が最初に思い浮かんだ人物ではなく【認識阻害】というユニークスキルを持つ神の駒、サク・アケチだ。
ギルドにあいつが入ってきたとき、やつはユニークスキルを使い、俺の認識を変えた。そのせいで認識を変えられた脳が勝手にモブの女だと思い込んだのだ。
そして、グロスで行われるイベントは、魔物の襲撃ではない。サクが【認識阻害】のスキルを使い、カレンは仲間と同士討ちをして最後に倒されるといった内容だった。
魔物の襲撃だと思い込んだのも、認識している知識をやつに変えられたのだ。
本当にエグいことをしやがる。でも、これで俺は、やつのユニークスキルを無効する術を得た。もう、後れを取ることはない。
「ありがとう。お陰でサクのやろうをぶっ飛ばすことができる」
カーマに礼を言うと、彼女は頭を突き出してきた。
「お礼を言うのなら、頭を撫でてよ」
「どうして俺がお前の頭を撫でてやらないといけない。礼を言ったのだからそれで十分だろう」
「お礼なんかでは物足りないわよ。だから頭を撫でて」
どうしてそこまでしないといけない。そう思って無視していると、彼女は急にニヤついてくる。
あの顔はきっと、悪巧みを考えていそうな顔だ。
「へぇ、そうなんだ。まぁ、あなたが嫌ならそこまで言うつもりはないのだけど、ワタシにこんなお願いをさせたのはどこのどなたかな?」
愛の神がパチンと指を鳴らす。その瞬間、どこからか俺の声が聞こえてきた。
『頼む! カレンが俺のことを嫌いになりませんように!』
この言葉には覚えがあった。俺が心の中で、カーマに願ってしまった時の心の声だ。
「せっかくワタシが愛の神の力を使って、中を取り持ってあげたのになぁ」
わざとらしく、カーマは俺にジト目を向けてくる。これでも拒絶するほど、俺の心は腐ってはいない。
「分かった。分かったよ。頭を撫でてやればいいのだろう」
少しだけヤケになりながら、紫色の髪の上に手を置き、優しく彼女の頭を撫でる。
はぁ、これがカレンだったら、心を込めて撫でてあげるのに。
そんなことを思いながらも、俺は彼女の気がすむまで頭を撫で続ける。
「ありがとう。もう満足したわ」
「それはよかったな」
「ええ、気分が良いから、更にサービスしてあげるわ。いつもよりも三割引で、カレンへの愛と引き換えにスキルを付与してあげる」
お、それは助かるな。サクとの決戦に向けて、新しいスキルを手に入れないと。
カーマにラブポイントを聞くと、欲しかった【瞬間移動】のユニークスキルが買えるポイントまで貯まっていた。なので、それとついでに【音波探知】のスキルもポイントと引き換えにする。
「【瞬間移動】と【音波探知】ね。毎度あり。後、サービスで【知識の本】のユニークスキルも付けて上げるわ。このユニークスキルを持っていれば、様々な知識を獲得できるから色々と便利よ」
サービスで【知識の本】をくれると言うが、正直に言って心から嬉しいとは思えない。だってゲームに関しての知識は持っているし、それ以外も最低限の知識は持っている。そんなに役に立つとは思えない。
それにタダより怖いものはない。サービスとは言っているが、裏で何を考えているのか分かったものではない。
「【瞬間移動】と【音波探知】のご購入により、カレンへの愛が完全になくなったわ」
「だから言い方! そんな風に言わないでくれ! 俺のカレンへの愛はなくならねぇ」
「はい、はい。ごちそうさまです。まぁ、あなたがラブポイントを貯めてくれるお陰で、ワタシも計画を進めやすいわ」
「計画?」
やっぱり、サービスの裏には何かあったんだ。
「計画ってなんだよ! 俺に聞かせろ! お前は何を企んでいる!」
「な、なんでもないわよ。それよりも、スキルを付与するから」
気になったことをカーマが言ったので訊ねてみるが、彼女ははぐらかすと慌てて俺に購入したスキルを付与してきた。
体内にカードが入り込み、これで新たなスキルを使うことができるようになる。
「それじゃあ閉店なのでお客さんは帰ってください。バイバーイ!」
「ちょっと待て! まだ話は!」
声を上げて上体を起こすと、そこは部屋のベッドの上だった。
「勝手に呼んでおいて、都合が悪くなると追い返すのかよ。今度呼ばれたときは、問いたださないといけないな。俺のラブポイントを使って何をする気なんだよ」
ベッドから降りようとすると、足に手紙が置かれてあることに気付く。
手に取り、内容を確認するとカレンからだった。
『気持ちよさそうに眠っていたので、声をかけずに手紙を残します。私とアリサで温泉に入ってくるので、部屋にはいません』
「お、温泉だって!」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる