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第九章
第二話 勉強会
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期末テストが行われることを知らされたその日の夕方、俺はシェアハウスのリビングで、タマモと一緒に勉強をすることになった。その光景を見て、先輩であるクリープや、マーヤも一緒に勉強をすると言って集まってきた。
「分からないところがあれば、ママが教えてあげますね」
「シャカールちゃん! 分からないところはマーヤが教えてあげるからね!」
自身の教材をテーブルの上に置くと、2人は席に座った。だが、なぜか教材を開こうとはせずに、ジッとこちらを見ている。
「どうした? 勉強をしに来たのだろう?」
「そうですが、今回のテストは自信がありますので。無理に勉強をする必要はないのですよね」
「そうそう。だから先輩として、シャカールちゃんの勉強を見てあげようと思って」
なるほど、勉強会に参加すると言うのは口実で、本当の狙いはそれだったのか。
「悪いが、その必要はない。今やっているのも、復習のようなものだからな。別に解けない問題などない」
「本当に? 本当に解けない問題はないの?」
「確かに勉強ができないと言うことは、時にして恥ずかしいかもしれませんが、痩せ我慢は良くないですよ? ママが優しく教えてあげますからね。得に保健体育の保健には自信があります」
俺が嘘をついているのではないかとマーヤとクリープは疑い出す。確かにクリープは医者の娘で、保健委員に所属している。だから保健に関しては彼女に頼る方が良いのは明白だ。
でも、保健の問題も今のところは分からないところはない。全て研究所で学んだことばかりだ。
「大丈夫だ。痩せ我慢なんかしていない。本当に分からない問題は存在しない」
俺の分からない問題は存在しない。そう告げると、なぜかマーヤとクリープは頬を膨らませる。
「マーヤちゃん、協力してシャカール君が解けないような問題を今から作りましょう」
「クリープちゃん、協力してシャカールちゃんが解けないような問題を今から作ろうよ!」
2人が同時に言葉を放つと、意思が通じ合い、互いに握手を交わす。
面倒臭いことになったな。まさか、こいつらがムキになってくるとは。
どうにかして助け舟を出して貰おうと、勉強会を無理やり開催したタマモの方を見る。
彼女は真面目に黙々と教材に書かれてある問題を解いていた。
すごい集中力だな。これなら、俺が困っていることにも気付いてはいないようだ。
「ププ、シャカールトレーナー、クリープ先輩たちを怒らせたみたいですね。見ていて面白い……いえ、愉快……楽しいです」
背後からアイリンの声が聞こえ、振り向く。
彼女はリビングの扉を少しだけ開け、顔を覗かしていた。
「面白がっているところ悪いが、お前も勉強会に参加した方が良いんじゃないのか?」
アイリンは調子に乗るとバカになると言うか、抜けているところがある。きっと学力はそんなに良い方ではないような気がする。なので、彼女も勉強会に参加した方が良いのではないかと提案をしてみた。
「悪いですが、わたしは今から部屋でゴロゴロしたり、ダラダラとしたりして忙しいのです。だから、勉強をする暇はないのですよ」
「なるほど、つまり時間を無駄に使うほど暇と言うことだな、なら丁度良い。お前のトレーナーとして、どれくらいの学力があるのか、この俺が見定めてやるよ」
クリープとマーヤが俺専用に問題を作成している間に、俺は椅子から立ち上がって扉に向かうと、力一杯に開けた。
その反動でアイリンは体勢を崩して転倒しそうになるも、彼女の体を支えてそれを阻止する。
「つ・か・ま・え・た」
「ト、トレーナー。顔が怖いですよ。弟子の前ではもっとスマイルでいてくださいよ」
「良いから、お前もテーブルに座れ! どのくらい学力があるのか、把握してやる」
「いやああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!勉強したくないいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!」
悲鳴を上げるアイリンを無理やり椅子に座らせ、逃げられないように紐を使って彼女の足と椅子を固定する。
「あ、あのう。シャカールトレーナー? これはやりすぎではないですか?」
「ここまでしないと、お前は逃げ出すだろうが」
「トイレに行きたくなった時はどうするのですか?」
「そんなのは知らん。勝手に漏らしていろ。掃除は俺がしてやる」
「この人、女の子が漏らした姿を見て興奮しようとしている! わたしの聖水でいったい何をしようとしているのですか! この変態!」
「誰がお前の体内から噴き出た聖水で興奮するか! 好い加減に諦めろ!」
アイリンがおバカなことを言ったので、思わずツッコミ感覚が大声を出してしまった。しかし、この瞬間、俺たちは眠れる獅子を呼び起こしてしまった。
「好い加減にするのはあなたたちよ! 人が一生懸命に勉強をしているのに、邪魔をしないでよ! 集中力を高めるのに、どれだけ労力が必要になると思っているの!」
俺とアイリンが騒いていると、先ほどまで黙々と勉強をしていたタマモが声を荒げる。
彼女は相当怒っているようで、背後から怒りのオーラのようなものが感じられた。
「ご、ごめんなさい。諦めて勉強しますので、どうか許してください」
「すまない。アイリンがバカなせいで迷惑をかけた」
彼女の迫力に圧倒されてしまい、素直に謝る。そしてアイリンの方を見ると、小声で話しかけた。
「今から出すテスト問題で、赤点を逃れたら解放する。だから、今だけでも勉強してくれ」
「分かりました。これ以上、タマモさんを怒らせたくないので」
アイリンと約束をすると、俺は彼女への問題を作成する。
基本問題ばかりで作ったので、おそらく赤点は取らないだろう。そう思って彼女に問題を解かせた。
だが、結果は赤点だった。ギリギリ赤点ではなく、完璧なまでの赤点だった。どのように生活を送っていたら、こんな点数が取れるのか不思議なくらいに。
「お前、こんな点数で恥ずかしくないのかよ」
「あはは。走者には勉強は必要ないですし、そもそも勉強が生きて行く上で何になるのですか。数式なんて実際の生活で使うことなんてほとんどないじゃないですか」
普段の生活に役に立つことはあまりない。そう言って開き直るアイリンに、思わず息を吐いた。
「まぁ、お前がそう言うのなら好きにするが良い。でも、今度の合宿はお前だけ居残りだからな」
「え? どういうことですか?」
「担任教師の話を聞いていなかったのか? 期末テストで赤点を取ったやつは、居残り補習で合宿には参加できない。俺たちは赤点を取ることはないから、お前だけが学園に取り残される。シェアハウスに帰っても1人だけだ。1人でご飯の用意をして、寂しく食事をすることになる」
「そんなの嫌です! わたし、ご飯なんか作れません。それに仲間外れは嫌です! シャカエモンなんとかして!」
「なんだよ、シャカエモンって」
急に変なニックネームで呼ばれ、困惑する。
「知らないのですか? 異世界転生者が持ち込んだと言う漫画とか言う書物に、未来から来たとか言うロボットが、四次元ポケットとか言うアイテムボックスから、便利な魔道具を出してダメダメな主人公を助けるって物語があるのですよ」
キラキラとした目で説明をするアイリンだが、つまり、俺はその物語のロボットのように、こいつを助ける便利な魔道具を出せなんて無茶なことを言ってきたと言う訳だ。
「そんな便利なものはない。勉強は自分の力でするものだ。確かに勉強は嫌かもしれないが、将来後悔することになるぞ」
勉強を嫌がるアイリンをどうにか説得して自分の力で問題を解かせる。
「シャカール君できました!」
「これなら、いくらシャカールちゃんでも解けないでしょう」
自信満々で問題用紙を突きつけるクリープとマーヤ。
さて、いったいどんな問題を出されることやら。まぁ、どんな問題が来ても、全問正解してみせるがな。
「分からないところがあれば、ママが教えてあげますね」
「シャカールちゃん! 分からないところはマーヤが教えてあげるからね!」
自身の教材をテーブルの上に置くと、2人は席に座った。だが、なぜか教材を開こうとはせずに、ジッとこちらを見ている。
「どうした? 勉強をしに来たのだろう?」
「そうですが、今回のテストは自信がありますので。無理に勉強をする必要はないのですよね」
「そうそう。だから先輩として、シャカールちゃんの勉強を見てあげようと思って」
なるほど、勉強会に参加すると言うのは口実で、本当の狙いはそれだったのか。
「悪いが、その必要はない。今やっているのも、復習のようなものだからな。別に解けない問題などない」
「本当に? 本当に解けない問題はないの?」
「確かに勉強ができないと言うことは、時にして恥ずかしいかもしれませんが、痩せ我慢は良くないですよ? ママが優しく教えてあげますからね。得に保健体育の保健には自信があります」
俺が嘘をついているのではないかとマーヤとクリープは疑い出す。確かにクリープは医者の娘で、保健委員に所属している。だから保健に関しては彼女に頼る方が良いのは明白だ。
でも、保健の問題も今のところは分からないところはない。全て研究所で学んだことばかりだ。
「大丈夫だ。痩せ我慢なんかしていない。本当に分からない問題は存在しない」
俺の分からない問題は存在しない。そう告げると、なぜかマーヤとクリープは頬を膨らませる。
「マーヤちゃん、協力してシャカール君が解けないような問題を今から作りましょう」
「クリープちゃん、協力してシャカールちゃんが解けないような問題を今から作ろうよ!」
2人が同時に言葉を放つと、意思が通じ合い、互いに握手を交わす。
面倒臭いことになったな。まさか、こいつらがムキになってくるとは。
どうにかして助け舟を出して貰おうと、勉強会を無理やり開催したタマモの方を見る。
彼女は真面目に黙々と教材に書かれてある問題を解いていた。
すごい集中力だな。これなら、俺が困っていることにも気付いてはいないようだ。
「ププ、シャカールトレーナー、クリープ先輩たちを怒らせたみたいですね。見ていて面白い……いえ、愉快……楽しいです」
背後からアイリンの声が聞こえ、振り向く。
彼女はリビングの扉を少しだけ開け、顔を覗かしていた。
「面白がっているところ悪いが、お前も勉強会に参加した方が良いんじゃないのか?」
アイリンは調子に乗るとバカになると言うか、抜けているところがある。きっと学力はそんなに良い方ではないような気がする。なので、彼女も勉強会に参加した方が良いのではないかと提案をしてみた。
「悪いですが、わたしは今から部屋でゴロゴロしたり、ダラダラとしたりして忙しいのです。だから、勉強をする暇はないのですよ」
「なるほど、つまり時間を無駄に使うほど暇と言うことだな、なら丁度良い。お前のトレーナーとして、どれくらいの学力があるのか、この俺が見定めてやるよ」
クリープとマーヤが俺専用に問題を作成している間に、俺は椅子から立ち上がって扉に向かうと、力一杯に開けた。
その反動でアイリンは体勢を崩して転倒しそうになるも、彼女の体を支えてそれを阻止する。
「つ・か・ま・え・た」
「ト、トレーナー。顔が怖いですよ。弟子の前ではもっとスマイルでいてくださいよ」
「良いから、お前もテーブルに座れ! どのくらい学力があるのか、把握してやる」
「いやああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!勉強したくないいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!」
悲鳴を上げるアイリンを無理やり椅子に座らせ、逃げられないように紐を使って彼女の足と椅子を固定する。
「あ、あのう。シャカールトレーナー? これはやりすぎではないですか?」
「ここまでしないと、お前は逃げ出すだろうが」
「トイレに行きたくなった時はどうするのですか?」
「そんなのは知らん。勝手に漏らしていろ。掃除は俺がしてやる」
「この人、女の子が漏らした姿を見て興奮しようとしている! わたしの聖水でいったい何をしようとしているのですか! この変態!」
「誰がお前の体内から噴き出た聖水で興奮するか! 好い加減に諦めろ!」
アイリンがおバカなことを言ったので、思わずツッコミ感覚が大声を出してしまった。しかし、この瞬間、俺たちは眠れる獅子を呼び起こしてしまった。
「好い加減にするのはあなたたちよ! 人が一生懸命に勉強をしているのに、邪魔をしないでよ! 集中力を高めるのに、どれだけ労力が必要になると思っているの!」
俺とアイリンが騒いていると、先ほどまで黙々と勉強をしていたタマモが声を荒げる。
彼女は相当怒っているようで、背後から怒りのオーラのようなものが感じられた。
「ご、ごめんなさい。諦めて勉強しますので、どうか許してください」
「すまない。アイリンがバカなせいで迷惑をかけた」
彼女の迫力に圧倒されてしまい、素直に謝る。そしてアイリンの方を見ると、小声で話しかけた。
「今から出すテスト問題で、赤点を逃れたら解放する。だから、今だけでも勉強してくれ」
「分かりました。これ以上、タマモさんを怒らせたくないので」
アイリンと約束をすると、俺は彼女への問題を作成する。
基本問題ばかりで作ったので、おそらく赤点は取らないだろう。そう思って彼女に問題を解かせた。
だが、結果は赤点だった。ギリギリ赤点ではなく、完璧なまでの赤点だった。どのように生活を送っていたら、こんな点数が取れるのか不思議なくらいに。
「お前、こんな点数で恥ずかしくないのかよ」
「あはは。走者には勉強は必要ないですし、そもそも勉強が生きて行く上で何になるのですか。数式なんて実際の生活で使うことなんてほとんどないじゃないですか」
普段の生活に役に立つことはあまりない。そう言って開き直るアイリンに、思わず息を吐いた。
「まぁ、お前がそう言うのなら好きにするが良い。でも、今度の合宿はお前だけ居残りだからな」
「え? どういうことですか?」
「担任教師の話を聞いていなかったのか? 期末テストで赤点を取ったやつは、居残り補習で合宿には参加できない。俺たちは赤点を取ることはないから、お前だけが学園に取り残される。シェアハウスに帰っても1人だけだ。1人でご飯の用意をして、寂しく食事をすることになる」
「そんなの嫌です! わたし、ご飯なんか作れません。それに仲間外れは嫌です! シャカエモンなんとかして!」
「なんだよ、シャカエモンって」
急に変なニックネームで呼ばれ、困惑する。
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キラキラとした目で説明をするアイリンだが、つまり、俺はその物語のロボットのように、こいつを助ける便利な魔道具を出せなんて無茶なことを言ってきたと言う訳だ。
「そんな便利なものはない。勉強は自分の力でするものだ。確かに勉強は嫌かもしれないが、将来後悔することになるぞ」
勉強を嫌がるアイリンをどうにか説得して自分の力で問題を解かせる。
「シャカール君できました!」
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