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第六章
第二十五話 計算されたレース
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~大気釈迦流視点~
ゴールドシップが名馬の伝説の不良馬場のコーナーリングを使用して一気に内側を周り、先頭集団に入った。だが、そんなことは計算済みであり、特別に驚くようなことではない。
「よっしゃ! このまま一気に――」
「バカめ! そんなことはお見通しだ! 計算通りなんだよ!」
「何!」
ゴールドシップが内側を通ると同時に、俺もエアシャカールを内側に走らせ、やつらに追い付かせた。しかも、俺たちは名馬の伝説を使用していない。なので、やつに動揺させることに成功した。
エアシャカールの悪癖を利用すれば、上手くコーナーリングをさせることができる。
俺の愛馬には斜行と言う、斜めに前進する癖がある。なので、騎手が悪い体勢で手綱を握ることで真っ直に進ませるように矯正しなければならない。
普通なら、やや体勢を低くして、腕を伸ばすのだが、エアシャカールの場合は手綱を操作して頭を外側に向かせなければならない。そうしなければ内側に向けて走ってしまうのだ。
だが、大外を走ることで、内側に向けて走る斜行を利用すれば、真っ直ぐに走りつつコーナーの柵側に移動させることができる。
結果上手く最終コーナーを曲がることができたと言う訳だ。
しかも芝に水溜りがあることで殆どが外側を走らせている。だから他の馬とクロスする形ですれ違い、斜行によって接触するリスクを回避することができた。
馬たちが外側を走っている分距離が伸び、俺は水溜りを気にすることなく内側へと走らせ、距離を短くさせた。その結果、先頭集団に追い付くことを可能にしたと言う訳だ。
『最終直線で大きく横に広がった! 横一直線の攻防を制するのはどの馬か!』
最終直線に入り、観客席側からの声援が聞こえ始める。
『ペルシアンナイトやクリンチャーには負けない! 名馬の伝説! 皐月の走り!』
『アルアインに負けてたまるか! 名馬の伝説! 重賞馬の意地!』
『アルアインやクリンチャーに劣ってたまるか! 名馬の伝説! マイルのペルシャ騎士!』
『先頭に躍り出たのはアルアインとクリンチャー、そしてペルシアンナイト! 3頭の叩き合い一歩リード!』
『四天王の力を見縊るな! 本番はこれからだ! 名馬の伝説! サンデーサイレンス四天王』
『サンデーサイレンス産駒の四天王! イシノサンデーがここで猛威を振るう! ペルシアンナイトたちを抜き去り、先頭に立った!』
ラストスパートとなり、各馬が名馬の伝説を使用して前を走る。だが、まだ焦ってはいない。エアシャカールの2冠馬の実力は、あいつらよりも上だ。
「力の差を見せ付けろ! エアシャカール!」
愛馬の体に鞭を打ち、速度を上げるように促す。すると、エアシャカールは速度を上げ、前を走るアルアインたちを追い抜いた。
『内から来たのはエアシャカールだ! エアシャカールが来た! そしてゴールドシップも追い上げて来る!』
「何だと!」
実況の言葉が耳に入り、後を振り向く。芦毛の馬が物凄い速度で追い上げてきた。
「見たか! これがゴールドシップのもう一つの名馬の伝説、破天荒馬の追い込みだ! こいつは最終直線で使用すると、速度を上げ続ける力を発揮する!」
速度を上げ続ける! そんな隠し玉を持っていたのか……なんてな。ゴールドシップの伝説を知っている以上、そんな力を持っていても不思議ではない! それも計算済みだ!
「ゴールドシップに抜けさせるな!」
『生前も、そして霊馬となった今も皐月賞馬の称号は誰にも渡さない! 名馬の伝説! 斜行伝説!』
エアシャカールの必殺技が発動し、左右に移動する。
エアシャカールは内側に向けて走るササルと呼ばれる走りをするが、必殺技の場合、外側に向けて走ることも可能にする。
こうすることで後を走る馬の進路を塞ぎ、速度を落とす。
本来の競馬であれば、悪質な進路妨害は違反であり、降着や失格となる。更には騎乗した騎手に罰則が与えられ、数万円の罰金が課せられる。だが、霊馬競馬ではアビリティの導入などにより、妨害ありのレースとなった以上、進路妨害も有効となった。
『エアシャカールの左右に動く走りでゴールドシップが前に抜け出せない! このままエアシャカールが1着でゴールか!』
「くそう。せっかく速度を上げたのに、ゴールドシップの移動に合わせてエアシャカールが左右に動きやがる。これでは、前に抜け出せない」
『煽り運転をしやがって! 煽り運転は重罪だぞ!』
黄金船とゴールドシップが文句を言ってくるが、そんなことはどうでも言い。抜き出せないのはお前たちが勝利への方程式を解けないからだ。悔しければ、別の必殺技なり、アビリティなり使えば良い。まぁ、それは無理な話だがな。
黄金船がこれまでのレースで使用していたアビリティは、全て頭の中に叩き込んでいる。そして仮に新しいアビリティを購入していたとしても、販売されてあるアビリティも確認済みだ。売られてあるどのアビリティを使ったとしても、エアシャカールを追い抜くことは不可能だ。
このまま行けば、計算通りにエアシャカールが1着でゴールだ。俺の計算を狂わせられるのなら、狂わせてみせろ。
『先頭はエアシャカール! しかしここで外側からトウカイテイオー! 凄まじい末脚で駆け上がってくる!』
実況の言葉に俺は心臓の鼓動が早鐘を打ったのを感じ取った。
バカな! ゴールドシップなら追い付くことはできるだろうが、トウカイテイオーの持つアビリティでは、計算上では不可能のはずなのに!
「やっと追い付いた。これもお前の計算の内か?」
東海帝王がニヤリと口角を上げた。
こんなの計算外だ。この俺が、計算ミスをしたと言うのか。
ゴールドシップが名馬の伝説の不良馬場のコーナーリングを使用して一気に内側を周り、先頭集団に入った。だが、そんなことは計算済みであり、特別に驚くようなことではない。
「よっしゃ! このまま一気に――」
「バカめ! そんなことはお見通しだ! 計算通りなんだよ!」
「何!」
ゴールドシップが内側を通ると同時に、俺もエアシャカールを内側に走らせ、やつらに追い付かせた。しかも、俺たちは名馬の伝説を使用していない。なので、やつに動揺させることに成功した。
エアシャカールの悪癖を利用すれば、上手くコーナーリングをさせることができる。
俺の愛馬には斜行と言う、斜めに前進する癖がある。なので、騎手が悪い体勢で手綱を握ることで真っ直に進ませるように矯正しなければならない。
普通なら、やや体勢を低くして、腕を伸ばすのだが、エアシャカールの場合は手綱を操作して頭を外側に向かせなければならない。そうしなければ内側に向けて走ってしまうのだ。
だが、大外を走ることで、内側に向けて走る斜行を利用すれば、真っ直ぐに走りつつコーナーの柵側に移動させることができる。
結果上手く最終コーナーを曲がることができたと言う訳だ。
しかも芝に水溜りがあることで殆どが外側を走らせている。だから他の馬とクロスする形ですれ違い、斜行によって接触するリスクを回避することができた。
馬たちが外側を走っている分距離が伸び、俺は水溜りを気にすることなく内側へと走らせ、距離を短くさせた。その結果、先頭集団に追い付くことを可能にしたと言う訳だ。
『最終直線で大きく横に広がった! 横一直線の攻防を制するのはどの馬か!』
最終直線に入り、観客席側からの声援が聞こえ始める。
『ペルシアンナイトやクリンチャーには負けない! 名馬の伝説! 皐月の走り!』
『アルアインに負けてたまるか! 名馬の伝説! 重賞馬の意地!』
『アルアインやクリンチャーに劣ってたまるか! 名馬の伝説! マイルのペルシャ騎士!』
『先頭に躍り出たのはアルアインとクリンチャー、そしてペルシアンナイト! 3頭の叩き合い一歩リード!』
『四天王の力を見縊るな! 本番はこれからだ! 名馬の伝説! サンデーサイレンス四天王』
『サンデーサイレンス産駒の四天王! イシノサンデーがここで猛威を振るう! ペルシアンナイトたちを抜き去り、先頭に立った!』
ラストスパートとなり、各馬が名馬の伝説を使用して前を走る。だが、まだ焦ってはいない。エアシャカールの2冠馬の実力は、あいつらよりも上だ。
「力の差を見せ付けろ! エアシャカール!」
愛馬の体に鞭を打ち、速度を上げるように促す。すると、エアシャカールは速度を上げ、前を走るアルアインたちを追い抜いた。
『内から来たのはエアシャカールだ! エアシャカールが来た! そしてゴールドシップも追い上げて来る!』
「何だと!」
実況の言葉が耳に入り、後を振り向く。芦毛の馬が物凄い速度で追い上げてきた。
「見たか! これがゴールドシップのもう一つの名馬の伝説、破天荒馬の追い込みだ! こいつは最終直線で使用すると、速度を上げ続ける力を発揮する!」
速度を上げ続ける! そんな隠し玉を持っていたのか……なんてな。ゴールドシップの伝説を知っている以上、そんな力を持っていても不思議ではない! それも計算済みだ!
「ゴールドシップに抜けさせるな!」
『生前も、そして霊馬となった今も皐月賞馬の称号は誰にも渡さない! 名馬の伝説! 斜行伝説!』
エアシャカールの必殺技が発動し、左右に移動する。
エアシャカールは内側に向けて走るササルと呼ばれる走りをするが、必殺技の場合、外側に向けて走ることも可能にする。
こうすることで後を走る馬の進路を塞ぎ、速度を落とす。
本来の競馬であれば、悪質な進路妨害は違反であり、降着や失格となる。更には騎乗した騎手に罰則が与えられ、数万円の罰金が課せられる。だが、霊馬競馬ではアビリティの導入などにより、妨害ありのレースとなった以上、進路妨害も有効となった。
『エアシャカールの左右に動く走りでゴールドシップが前に抜け出せない! このままエアシャカールが1着でゴールか!』
「くそう。せっかく速度を上げたのに、ゴールドシップの移動に合わせてエアシャカールが左右に動きやがる。これでは、前に抜け出せない」
『煽り運転をしやがって! 煽り運転は重罪だぞ!』
黄金船とゴールドシップが文句を言ってくるが、そんなことはどうでも言い。抜き出せないのはお前たちが勝利への方程式を解けないからだ。悔しければ、別の必殺技なり、アビリティなり使えば良い。まぁ、それは無理な話だがな。
黄金船がこれまでのレースで使用していたアビリティは、全て頭の中に叩き込んでいる。そして仮に新しいアビリティを購入していたとしても、販売されてあるアビリティも確認済みだ。売られてあるどのアビリティを使ったとしても、エアシャカールを追い抜くことは不可能だ。
このまま行けば、計算通りにエアシャカールが1着でゴールだ。俺の計算を狂わせられるのなら、狂わせてみせろ。
『先頭はエアシャカール! しかしここで外側からトウカイテイオー! 凄まじい末脚で駆け上がってくる!』
実況の言葉に俺は心臓の鼓動が早鐘を打ったのを感じ取った。
バカな! ゴールドシップなら追い付くことはできるだろうが、トウカイテイオーの持つアビリティでは、計算上では不可能のはずなのに!
「やっと追い付いた。これもお前の計算の内か?」
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こんなの計算外だ。この俺が、計算ミスをしたと言うのか。
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