11 / 96
本編
侍女達の独り言
しおりを挟む
旦那様からお呼びがあり、急遽、ブリューダル王国にあるマクレンジーの屋敷にやってきました。
名前はパトリシア、侍女をしてます。
私の他にも、セシル、キャサリンと3人で呼ばれたんだけど、びっくり!
「妻のシーリアだ、君達は侍女と警護として付いてもらう。」
若い、若い、そしてとんでもなくキレイ!!
奥様付きって出世よね!!
お給料アップ! 3人で顔を見合わせて、にんまりしちゃいました。
「シーリアです、よろしくお願いします。」
にっこりほほ笑む奥様はお人形さんのようです、無表情の旦那様の横にいるとよけいに天使に見えます。
旦那様は、2週間前ヒステン王国のマクレンジー本邸を出た時は独身だったはず。
現状についていけない、この奥様儚さそうだけど大丈夫かな、旦那様は結婚にはむかない人だと思う。
「リヒト様の朝のお見送りに行きたいの」
真っ赤な顔で、シーリア様が言われますが、お昼ぐらいまで、ベッドの住人になってるじゃないですか。
こんなこと言われて、旦那さまが頑張るのわかっちゃいます。
たしかに、見目はいいし、お金はあるけど、あんなに恐い人のどこがいいかわからない。
シーリア様なら、どんな男でもイチコロでゲットできたでしょうに。
「リヒト様は何も教えてくださらないの、でもそれじゃいけないのよ。
私もリヒト様を守ってあげたいの、とても大変なお仕事なんですもの。」
なんですとーーー!
シーリア様の担当は癒しです、旦那様の愛玩動物です!
私はセシル、マクレンジー商会の会長のお屋敷で侍女をしています。
得意は、レイピア、力がなくてもスピードでは負けません。
会長はとんでもなく恐い人です、
人間の感情なんて持ってないと思わざるえないような現場をいくつも見てきました。
「初恋なの、ずっと好きだったの、きゃぁ。」って、奥様。
マクレンジー邸で恋話をする日が来るなんて。その対象が旦那様なんて。
女神か天使様かのような奥様と悪魔のような旦那様、お互いないものに惹かれるんでしょうか。
たしかに旦那様はもてます。
100人の女性がいたら、99人は、旦那様はお金にしか見えないと思いますよ。
奥様は貴重な一人です。
昨日、屋敷に子供が入ろうとして警備の兵達に捕まったのを奥様が見られました。
「兵に子供を放すように言って欲しい、私はこの屋敷にいる姿を見られるわけにいかないから。
きっと、お腹がすいていたのよ。兵士の方達はとても理性的に対応するのね。
それと、兵の人に屋敷を守ってくれてありがとうと伝えて欲しい。」
ただのお嬢様ではないみたいだ。
奥様付きのキャサリンです。
輝くプラチナブロンド、大きな紫の瞳、きめ細やかな白い肌、小さな口、長い手足にくびれた腰。
これは籠の中で飼わないとダメだろうってぐらい、美しい奥様。
「リヒト様、お願いがあります。」
「おねだりとは、うれしいですね。」
「明日、街の様子を見に行きたいのです。
革命中で危険ということは、わかっておりますが、リヒト様のしていることを知りたいの。」
「それは無理だ。」
旦那様の低い声にちびりそうです。この先を何度も見てきた、怖ろしい場面を。
首が吹っ飛ぶというのも見た、骨を切るって大変なので首ってゴロンと落ちるんですが、吹っ飛ぶですよ、旦那様は意外にも剣の達人なのです、これだけ恨まれて生き残ってるんだから。
「リアにかすり傷一つでも許せないのに、危険とわかっていて出せるわけなかろう。」
「リヒト様、危険とわかっているなら対抗策を取れます、リヒト様の許してくださる範囲でいいのです。」
奥様の紫の瞳は、旦那様の底なし沼のような瞳に負けてなかった。
「面白い、リアは何が知りたいんだ?」
「何を知らないか、知りたいのです。」
折れたーー。旦那様が折れた。
「護衛の侍女の側から絶対離れないように、下町の方にはいかない。街までは偽装した馬車で行く、街の食べ物を口に入れない、髪を隠すようにフードをかぶる、靴は歩きやすいものにする、時間までに戻ってくる、・・・」
まだあるんですか旦那様、幼児のお使いのごとく注文をつけてる。
奥様は、はいはいと殊勝に頷いているが、聞き流してるのがモロバレです。
惚れた方が負けというのが、旦那様にも当てはまるなんて思いもしませんでした。。
奥様に注意をすることを諦めた旦那様は背後にブリザードを背負って、私達に指示して来た。
もちろんです、奥様に傷一つ付けません。
私達侍女3人を連れて出かけることを許可された奥様、ウキウキで洋服を選んでます、しかも旦那様から言われたことすでに忘れてる雰囲気。
美味しいものあるかしら、なんて言ってる、奥様って何者なんだろう。
名前はパトリシア、侍女をしてます。
私の他にも、セシル、キャサリンと3人で呼ばれたんだけど、びっくり!
「妻のシーリアだ、君達は侍女と警護として付いてもらう。」
若い、若い、そしてとんでもなくキレイ!!
奥様付きって出世よね!!
お給料アップ! 3人で顔を見合わせて、にんまりしちゃいました。
「シーリアです、よろしくお願いします。」
にっこりほほ笑む奥様はお人形さんのようです、無表情の旦那様の横にいるとよけいに天使に見えます。
旦那様は、2週間前ヒステン王国のマクレンジー本邸を出た時は独身だったはず。
現状についていけない、この奥様儚さそうだけど大丈夫かな、旦那様は結婚にはむかない人だと思う。
「リヒト様の朝のお見送りに行きたいの」
真っ赤な顔で、シーリア様が言われますが、お昼ぐらいまで、ベッドの住人になってるじゃないですか。
こんなこと言われて、旦那さまが頑張るのわかっちゃいます。
たしかに、見目はいいし、お金はあるけど、あんなに恐い人のどこがいいかわからない。
シーリア様なら、どんな男でもイチコロでゲットできたでしょうに。
「リヒト様は何も教えてくださらないの、でもそれじゃいけないのよ。
私もリヒト様を守ってあげたいの、とても大変なお仕事なんですもの。」
なんですとーーー!
シーリア様の担当は癒しです、旦那様の愛玩動物です!
私はセシル、マクレンジー商会の会長のお屋敷で侍女をしています。
得意は、レイピア、力がなくてもスピードでは負けません。
会長はとんでもなく恐い人です、
人間の感情なんて持ってないと思わざるえないような現場をいくつも見てきました。
「初恋なの、ずっと好きだったの、きゃぁ。」って、奥様。
マクレンジー邸で恋話をする日が来るなんて。その対象が旦那様なんて。
女神か天使様かのような奥様と悪魔のような旦那様、お互いないものに惹かれるんでしょうか。
たしかに旦那様はもてます。
100人の女性がいたら、99人は、旦那様はお金にしか見えないと思いますよ。
奥様は貴重な一人です。
昨日、屋敷に子供が入ろうとして警備の兵達に捕まったのを奥様が見られました。
「兵に子供を放すように言って欲しい、私はこの屋敷にいる姿を見られるわけにいかないから。
きっと、お腹がすいていたのよ。兵士の方達はとても理性的に対応するのね。
それと、兵の人に屋敷を守ってくれてありがとうと伝えて欲しい。」
ただのお嬢様ではないみたいだ。
奥様付きのキャサリンです。
輝くプラチナブロンド、大きな紫の瞳、きめ細やかな白い肌、小さな口、長い手足にくびれた腰。
これは籠の中で飼わないとダメだろうってぐらい、美しい奥様。
「リヒト様、お願いがあります。」
「おねだりとは、うれしいですね。」
「明日、街の様子を見に行きたいのです。
革命中で危険ということは、わかっておりますが、リヒト様のしていることを知りたいの。」
「それは無理だ。」
旦那様の低い声にちびりそうです。この先を何度も見てきた、怖ろしい場面を。
首が吹っ飛ぶというのも見た、骨を切るって大変なので首ってゴロンと落ちるんですが、吹っ飛ぶですよ、旦那様は意外にも剣の達人なのです、これだけ恨まれて生き残ってるんだから。
「リアにかすり傷一つでも許せないのに、危険とわかっていて出せるわけなかろう。」
「リヒト様、危険とわかっているなら対抗策を取れます、リヒト様の許してくださる範囲でいいのです。」
奥様の紫の瞳は、旦那様の底なし沼のような瞳に負けてなかった。
「面白い、リアは何が知りたいんだ?」
「何を知らないか、知りたいのです。」
折れたーー。旦那様が折れた。
「護衛の侍女の側から絶対離れないように、下町の方にはいかない。街までは偽装した馬車で行く、街の食べ物を口に入れない、髪を隠すようにフードをかぶる、靴は歩きやすいものにする、時間までに戻ってくる、・・・」
まだあるんですか旦那様、幼児のお使いのごとく注文をつけてる。
奥様は、はいはいと殊勝に頷いているが、聞き流してるのがモロバレです。
惚れた方が負けというのが、旦那様にも当てはまるなんて思いもしませんでした。。
奥様に注意をすることを諦めた旦那様は背後にブリザードを背負って、私達に指示して来た。
もちろんです、奥様に傷一つ付けません。
私達侍女3人を連れて出かけることを許可された奥様、ウキウキで洋服を選んでます、しかも旦那様から言われたことすでに忘れてる雰囲気。
美味しいものあるかしら、なんて言ってる、奥様って何者なんだろう。
17
あなたにおすすめの小説
断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
古堂 素央
恋愛
【完結】
「なんでわたしを突き落とさないのよ」
学園の廊下で、見知らぬ女生徒に声をかけられた公爵令嬢ハナコ。
階段から転げ落ちたことをきっかけに、ハナコは自分が乙女ゲームの世界に生まれ変わったことを知る。しかもハナコは悪役令嬢のポジションで。
しかしなぜかヒロインそっちのけでぐいぐいハナコに迫ってくる攻略対象の王子。その上、王子は前世でハナコがこっぴどく振った瓶底眼鏡の山田そっくりで。
ギロチンエンドか瓶底眼鏡とゴールインするか。選択を迫られる中、他の攻略対象の好感度まで上がっていって!?
悪役令嬢? 断罪ざまぁ? いいえ、冴えない王子と結ばれるくらいなら、ノシつけてヒロインに押しつけます!
黒ヒロインの陰謀を交わしつつ、無事ハナコは王子の魔の手から逃げ切ることはできるのか!?
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
3回目の人生は、悪役令嬢を辞めて引きこもります~一歩も出ずに国を救ったら、なぜか「聖女」として崇められ最強の男たちが部屋を包囲してくる件~
放浪人
恋愛
公爵令嬢エリザベートは、1度目は悪役令嬢として断罪され処刑、2度目は改心して聖女となり国に尽くしたが過労死……という悲惨な最期を遂げた。 記憶を持ったまま3度目の人生が始まった瞬間、彼女は固く決意する。 「もう絶対に働きません! 今世は部屋から一歩も出ず、睡眠と趣味に命をかけます!」
最強の拒絶結界『絶対領域』で部屋に籠城し、婚約破棄イベントも夜会も全て無視して惰眠を貪ろうとするエリザベート。 しかし、彼女の「働きたくない」一心からの行動――適当な農業アドバイスや、安眠妨害への容赦ない迎撃――が、周囲には「国を憂う深慮遠謀」「慈愛に満ちた奇跡」として超好意的に解釈されてしまう!?
ヤンデレ化した元婚約者の王太子、物理で愛を語る脳筋騎士団長、効率厨の隣国王子、さらには古代の引きこもり少年までをも巻き込み、事態は国家規模の大騒動へ。 部屋ごと空を飛んで戦場を浄化し、パジャマ姿で古代兵器を操り、地下牢をスイートルームに変えながら、エリザベートは究極の安眠を手に入れることができるのか? 塩対応すればするほど愛され、逃げれば逃げるほど伝説になる、最強引きこもり令嬢の勘違いドタバタ溺愛ファンタジー、ここに完結!
愚者による愚行と愚策の結果……《完結》
アーエル
ファンタジー
その愚者は無知だった。
それが転落の始まり……ではなかった。
本当の愚者は誰だったのか。
誰を相手にしていたのか。
後悔は……してもし足りない。
全13話
☆他社でも公開します
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
【完結済】婚約破棄から始まる物語~真実の愛と言う茶番で、私の至福のティータイムを邪魔しないでくださいな
をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
恋愛
約束の時間に遅れ、さらには腕に女性を貼り付けて登場したアレックス殿下。
彼は悪びれることすらなく、ドヤ顔でこう仰いました。
「レティシア。君との婚約は破棄させてもらう」
婚約者の義務としての定例のお茶会。まずは遅れたことに謝罪するのが筋なのでは?
1時間も待たせたあげく、開口一番それですか? しかも腕に他の女を張り付けて?
うーん……おバカさんなのかしら?
婚約破棄の正当な理由はあるのですか?
1話完結です。
定番の婚約破棄から始まるザマァを書いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる