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【第二部】戦士覚醒
12【完】それを守るために
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「涼!」
血相を変えて医務室のドアを開けて駆け込んできた終夜は、ベッドから起き上がろうとしている涼の姿を見て叫んだ。
「終夜」
「もう起きて大丈夫なのか」
「ああ。心配かけたな」
終夜は胸を撫で下ろした。
涼はあの日から、まる2日間も眠ったまま目覚めなかったのだ。
「よかった、オレ、本当に心配し…」
そこまで言って、部屋に涼以外の人間がいることにやっと気づく。
「なんだよ、おまえらもいたのか」
「いたよ。悪かったね」
腕を組んで、九郎が嫌味っぽく言う。
剣と千里はなんとなくほっとしたように笑って、「ねえ、涼はどう思う?」と、終夜を無視して、話の続きというように言った。
終夜が来るまで、剣がアミューズメントパークで怪我をしたときのことを涼に話して、意見を求めたのだ。
「話には聞いたことがある。ヒーリング、傷を治す、そういう能力のことを」
剣の怪我を治したのは千里の「能力」だと涼は断定した。
「すげえじゃん、千里!」
剣と九郎に頭を撫でられて、千里は照れて笑う。
「いやあ、それほどでも」
「けど、戦闘には役に立たねえな。それとも専属ナイチンゲールでもやるのか」
すっかり部外者にされた終夜が、意地悪く言った。
途端に千里は項垂れる。
「そんなことはない」
涼の言葉に、全員が涼を見た。
「人を傷つけるだけの能力より、人を癒せる能力のが何倍も価値がある。本当に世界を救えるのは、千里のような能力者かもしれない」
涼の言葉は単なる慰めではなかった。
涼は本当に、心からそう思っている。
「オレは、おまえが羨ましい」
「ブルー…」
千里は目を潤ませて涼を見た。
涼がそう言ってくれたことが嬉しかった。
「あっ!そうだ!ねえ、みんな。オレもリミッター作ってもらったんだよ。見て見て」
つい今までしんみりしていた千里が、思い出したように大声で言った。
「へえ、どういう形にしてもらったの、千里は」
興味深そうに剣が聞いてくれたので、千里はさらに得意になって「えっへん!これでーす」と言って、シャツの裾を上にずらし腹部を見せた。
「ベルトのバックル型にしてもらったの。やっぱりさ、正義の味方っていったら、変身ベルトがなくっちゃ」
みんな、千里のベルトに注目した。
銀のバックルに「BOUEIGUN」と刻印がしてあるだけのシンプルなデザインだった。
「千里、でもそれリミッターだよ?戦闘になったら外さないといけないんだよ。ズボンがずり落ちるじゃないか」
「あ…」
剣に指摘されて、千里は言葉を失った。
部屋は笑いに包まれた。
憮然としていた千里も、みんなにつられて一緒に笑った。
***
話が一段落したところで、涼が言った。
「悪いが、終夜と二人で話したいことがあるんだ」
3人が部屋を出ていくと、涼はベッドから降りて、終夜に歩み寄った。
そして突然、なにを思ってか終夜の胸に持たれかかる。
「な、なんだよ」
戸惑う終夜はなにも出来ずに茫然と立っている。
これは腕を回すべきなのか。
抱いてくれって意味なのか。
考えあぐねた末、決心を固め涼の背中に腕を回すと、その瞬間を見抜いたように涼は終夜から離れた。
「え?」
抱きしめようとあげた両腕は虚しく宙を囲う。
涼は軽く終夜を睨んでいる。
「おまえ、蓮となにがあった」
しまった、と終夜は狼狽した。
涼は終夜の記憶を読むために身体に触れたのだ。
いくら基地の中ではリーディング出来ないようになっていても、そこまで接近され、おまけに油断してたら涼ほどの能力者に記憶を探られても無理はない。
終夜は涼の左手首を見て、心を読まれたことを確信した。
「おまっ、ブレスレットしてねえじゃん。ズリぃぞ、卑怯者!」
涼は無言で、終夜を睨んでいる。
終夜は観念した。
下手な嘘が通じる相手ではない。
「いい訳は…しない。なんかオレ、本当に蓮とヤッちゃったみたいだし…。だけど、今更こんなこと言うのはアレだけど、酔っていた、というか、その、魔がさした、つーか、なんて言うか、蓮が…やっぱ、おまえと似てるから…」
「ふざけるな!」
涼の逆鱗に触れ、終夜は情けない気持ちになった。
もちろん、自分が悪い。
それは認めるが、冷静に考えると涼に怒られる筋合いの問題ではないような気もする。
「なんで怒るんだよ。オレがおまえの大事な弟に手、出したからか?」
簡単に逆切れした終夜は、涼の腕を掴んで強気で言った。
「それとも…それとも、オレがおまえ以外の男と寝たから…とか…。それはねーか」
涼は腕を掴まれたまま、呆れたように終夜を見上げた。
なにも言わなくてもその顔が、よくそこまで自分に都合のいい解釈が出来るなと言っているようで、終夜はガクンと項垂れた。
その途端、涼が喉の奥で笑い声を漏らした。
「りょ、涼…」
滅多に微笑すら見せない涼が、こんな状況で笑い出したので終夜の方は驚いている。
怒りが大き過ぎておかしくなってしまったのかもしれない。
涼は気が済むまで笑ったあと言い放った。
「おまえは蓮に弱みをつけこまれただけだ。それは、暗示による記憶操作だ」
「あ、暗示?記憶操作ぁ?」
こんなに生々しく、この腕に抱いた蓮の吐息まで覚えてるのに?
「欲望を見抜かれたんだ」
「えっ!ええっ?!」
終夜は絶句した。
「けど、さ。オレが抱きたいのは蓮じゃなくておまえなわけで…なんで蓮、なんだよ」
「からかわれたんだろ、蓮に」
怒ったように言って終夜に掴まれた腕を離し、涼は部屋を出ていこうとする。
その前に終夜には涼に言わなければならないことがあった。
「待てよ!涼」
涼は振り返りはしなかった。
まるで終夜がなにを言うのかわかっているようだった。
「おまえ、本当に今のままでいいのか。蓮が言ってたように、おまえたちなら、逆に人間を支配する方に回ることも出来るし、おまえたちがそう思う理由も、オレはわかる気がするよ。ああ、もうオレなに言って。つまり、オレはおまえが…人類に復讐したいって言うなら、オレは、おまえと一緒に…」
「タケル」
語尾が曖昧になった終夜の言葉を奪うように、涼が終夜の名前を呼んだ。
滅多に呼ばない、名前を。
涼は、久しぶりに交信した蓮との会話を思い出す。
『兄さん、終夜タケルを貰うよ。兄さんにだけ味方がいるのはフェアじゃない。僕たちはイノセントなんだから』
「おまえの言う通りだ。弟のためだなんて気持ちで地球を守ることは出来ない。オレは、蓮がこのまま組織にいて、本気で今の社会を破壊するつもりなら、蓮と戦う決心をしなきゃいけないと思う」
そう言って、弱気と強気が交差するような瞳を終夜に向ける。
「オレだって人間なんだ。いつも、どんなときも正しいほうを選べるわけじゃない」
そこまで言って、涼は不意に背中を向けた。
それから先の言葉は、とても顔を見ながらは言えない、というように。
「オレが間違えそうになったときは、タケル、おまえが思い出させてくれ」
「涼…」
顔を見ることは出来なかったけれど、涼のその言葉は終夜の迷いを吹き消した。
そして多分、涼自身の迷いも。
ドアがすっかり閉まって涼の気配が消えたあと、冷静になって考えてみた。
「そうか、ヤッてなかったのか」
とりあえずほっとする。
涼に対する罪悪感なんか感じる必要はなかったんだ。
それにしても蓮の暗示はさすがというほどリアルに出来ていて、思い出そうとすれば今でも簡単に思い出せる。
これはもしかしたら「いいもの」を貰った、ってことじゃないだろうか。
「ズリネタに出来る」
終夜がそう考えてだらしなく笑った瞬間、勢いよくドアが開いた。
「絶対に、するな」
「りょ…涼」
再び閉まったドアに終夜は失笑した。
地球を守るとか、世界を守るとか、そんな大きなことは言わない。
自分は小っぽけな人間で、人に威張って言えるような正義感すら持ち合わせていない。
だけど。
こんな、戦いの合間のささやかな日常。
君の笑顔。
そんなものを守るためになら、命をかけてもいい。
第二部【戦士覚醒】完
血相を変えて医務室のドアを開けて駆け込んできた終夜は、ベッドから起き上がろうとしている涼の姿を見て叫んだ。
「終夜」
「もう起きて大丈夫なのか」
「ああ。心配かけたな」
終夜は胸を撫で下ろした。
涼はあの日から、まる2日間も眠ったまま目覚めなかったのだ。
「よかった、オレ、本当に心配し…」
そこまで言って、部屋に涼以外の人間がいることにやっと気づく。
「なんだよ、おまえらもいたのか」
「いたよ。悪かったね」
腕を組んで、九郎が嫌味っぽく言う。
剣と千里はなんとなくほっとしたように笑って、「ねえ、涼はどう思う?」と、終夜を無視して、話の続きというように言った。
終夜が来るまで、剣がアミューズメントパークで怪我をしたときのことを涼に話して、意見を求めたのだ。
「話には聞いたことがある。ヒーリング、傷を治す、そういう能力のことを」
剣の怪我を治したのは千里の「能力」だと涼は断定した。
「すげえじゃん、千里!」
剣と九郎に頭を撫でられて、千里は照れて笑う。
「いやあ、それほどでも」
「けど、戦闘には役に立たねえな。それとも専属ナイチンゲールでもやるのか」
すっかり部外者にされた終夜が、意地悪く言った。
途端に千里は項垂れる。
「そんなことはない」
涼の言葉に、全員が涼を見た。
「人を傷つけるだけの能力より、人を癒せる能力のが何倍も価値がある。本当に世界を救えるのは、千里のような能力者かもしれない」
涼の言葉は単なる慰めではなかった。
涼は本当に、心からそう思っている。
「オレは、おまえが羨ましい」
「ブルー…」
千里は目を潤ませて涼を見た。
涼がそう言ってくれたことが嬉しかった。
「あっ!そうだ!ねえ、みんな。オレもリミッター作ってもらったんだよ。見て見て」
つい今までしんみりしていた千里が、思い出したように大声で言った。
「へえ、どういう形にしてもらったの、千里は」
興味深そうに剣が聞いてくれたので、千里はさらに得意になって「えっへん!これでーす」と言って、シャツの裾を上にずらし腹部を見せた。
「ベルトのバックル型にしてもらったの。やっぱりさ、正義の味方っていったら、変身ベルトがなくっちゃ」
みんな、千里のベルトに注目した。
銀のバックルに「BOUEIGUN」と刻印がしてあるだけのシンプルなデザインだった。
「千里、でもそれリミッターだよ?戦闘になったら外さないといけないんだよ。ズボンがずり落ちるじゃないか」
「あ…」
剣に指摘されて、千里は言葉を失った。
部屋は笑いに包まれた。
憮然としていた千里も、みんなにつられて一緒に笑った。
***
話が一段落したところで、涼が言った。
「悪いが、終夜と二人で話したいことがあるんだ」
3人が部屋を出ていくと、涼はベッドから降りて、終夜に歩み寄った。
そして突然、なにを思ってか終夜の胸に持たれかかる。
「な、なんだよ」
戸惑う終夜はなにも出来ずに茫然と立っている。
これは腕を回すべきなのか。
抱いてくれって意味なのか。
考えあぐねた末、決心を固め涼の背中に腕を回すと、その瞬間を見抜いたように涼は終夜から離れた。
「え?」
抱きしめようとあげた両腕は虚しく宙を囲う。
涼は軽く終夜を睨んでいる。
「おまえ、蓮となにがあった」
しまった、と終夜は狼狽した。
涼は終夜の記憶を読むために身体に触れたのだ。
いくら基地の中ではリーディング出来ないようになっていても、そこまで接近され、おまけに油断してたら涼ほどの能力者に記憶を探られても無理はない。
終夜は涼の左手首を見て、心を読まれたことを確信した。
「おまっ、ブレスレットしてねえじゃん。ズリぃぞ、卑怯者!」
涼は無言で、終夜を睨んでいる。
終夜は観念した。
下手な嘘が通じる相手ではない。
「いい訳は…しない。なんかオレ、本当に蓮とヤッちゃったみたいだし…。だけど、今更こんなこと言うのはアレだけど、酔っていた、というか、その、魔がさした、つーか、なんて言うか、蓮が…やっぱ、おまえと似てるから…」
「ふざけるな!」
涼の逆鱗に触れ、終夜は情けない気持ちになった。
もちろん、自分が悪い。
それは認めるが、冷静に考えると涼に怒られる筋合いの問題ではないような気もする。
「なんで怒るんだよ。オレがおまえの大事な弟に手、出したからか?」
簡単に逆切れした終夜は、涼の腕を掴んで強気で言った。
「それとも…それとも、オレがおまえ以外の男と寝たから…とか…。それはねーか」
涼は腕を掴まれたまま、呆れたように終夜を見上げた。
なにも言わなくてもその顔が、よくそこまで自分に都合のいい解釈が出来るなと言っているようで、終夜はガクンと項垂れた。
その途端、涼が喉の奥で笑い声を漏らした。
「りょ、涼…」
滅多に微笑すら見せない涼が、こんな状況で笑い出したので終夜の方は驚いている。
怒りが大き過ぎておかしくなってしまったのかもしれない。
涼は気が済むまで笑ったあと言い放った。
「おまえは蓮に弱みをつけこまれただけだ。それは、暗示による記憶操作だ」
「あ、暗示?記憶操作ぁ?」
こんなに生々しく、この腕に抱いた蓮の吐息まで覚えてるのに?
「欲望を見抜かれたんだ」
「えっ!ええっ?!」
終夜は絶句した。
「けど、さ。オレが抱きたいのは蓮じゃなくておまえなわけで…なんで蓮、なんだよ」
「からかわれたんだろ、蓮に」
怒ったように言って終夜に掴まれた腕を離し、涼は部屋を出ていこうとする。
その前に終夜には涼に言わなければならないことがあった。
「待てよ!涼」
涼は振り返りはしなかった。
まるで終夜がなにを言うのかわかっているようだった。
「おまえ、本当に今のままでいいのか。蓮が言ってたように、おまえたちなら、逆に人間を支配する方に回ることも出来るし、おまえたちがそう思う理由も、オレはわかる気がするよ。ああ、もうオレなに言って。つまり、オレはおまえが…人類に復讐したいって言うなら、オレは、おまえと一緒に…」
「タケル」
語尾が曖昧になった終夜の言葉を奪うように、涼が終夜の名前を呼んだ。
滅多に呼ばない、名前を。
涼は、久しぶりに交信した蓮との会話を思い出す。
『兄さん、終夜タケルを貰うよ。兄さんにだけ味方がいるのはフェアじゃない。僕たちはイノセントなんだから』
「おまえの言う通りだ。弟のためだなんて気持ちで地球を守ることは出来ない。オレは、蓮がこのまま組織にいて、本気で今の社会を破壊するつもりなら、蓮と戦う決心をしなきゃいけないと思う」
そう言って、弱気と強気が交差するような瞳を終夜に向ける。
「オレだって人間なんだ。いつも、どんなときも正しいほうを選べるわけじゃない」
そこまで言って、涼は不意に背中を向けた。
それから先の言葉は、とても顔を見ながらは言えない、というように。
「オレが間違えそうになったときは、タケル、おまえが思い出させてくれ」
「涼…」
顔を見ることは出来なかったけれど、涼のその言葉は終夜の迷いを吹き消した。
そして多分、涼自身の迷いも。
ドアがすっかり閉まって涼の気配が消えたあと、冷静になって考えてみた。
「そうか、ヤッてなかったのか」
とりあえずほっとする。
涼に対する罪悪感なんか感じる必要はなかったんだ。
それにしても蓮の暗示はさすがというほどリアルに出来ていて、思い出そうとすれば今でも簡単に思い出せる。
これはもしかしたら「いいもの」を貰った、ってことじゃないだろうか。
「ズリネタに出来る」
終夜がそう考えてだらしなく笑った瞬間、勢いよくドアが開いた。
「絶対に、するな」
「りょ…涼」
再び閉まったドアに終夜は失笑した。
地球を守るとか、世界を守るとか、そんな大きなことは言わない。
自分は小っぽけな人間で、人に威張って言えるような正義感すら持ち合わせていない。
だけど。
こんな、戦いの合間のささやかな日常。
君の笑顔。
そんなものを守るためになら、命をかけてもいい。
第二部【戦士覚醒】完
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