地球防衛軍!

フジキフジコ

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【第三部】戦士恋情

9.憎悪

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タクシーの通らない田舎道で、剣と千里、そして克哉はヒッチハイクで軽トラックの荷台に乗せて貰った。
山を崩して宅地にし、建てられた別荘地帯は冬のスキーシーズンと夏休みには賑わうが、普段は人の出入りもあまりない。
助けを呼ぶ声は、その鬱蒼とした静かな別荘群の中から聞こえていた。

剣が「あの建物だと思う」と北欧のロッジ風の建物を指差したときには、千里にも克哉にも、はっきりと耳で、助けを呼ぶ女の子の悲鳴が聞き分けられた。

「行こう、剣くん!」
躊躇わず、中に入って行こうとする千里を、克哉は驚いて引き止めた。
「ちーちゃん!やめて、危ないよ。警察、呼ぼう。今なら現行犯で逮捕出来るんじゃないの?」
「警察を待ってる間に、あの子がどうなるかわからない。かっちゃん、心配しないで。この剣くん、こう見えてものすごく、強いんだ。一人で10人くらいはやっつけられる」
千里の言葉に、克哉がしげしげと剣を眺める。
剣は「まかせなさい」というように、重々しく頷いた。
「克哉くんは警察に連絡して、外で警察が来るのを待っていて」
そう言い残し、剣と千里は建物の中に駆け込んだ。



***



玄関の扉には鍵はかかっておらず、二人はあっけなく室内に入ることができた。
天井の高い広いワンフロアの1階にいた若い男たちが、一斉に突然入ってきた二人を見た。
男たちの真ん中には、上半身は下着だけ、下はかろうじてスカートをはいているという格好の女の子が蹲って震えていた。
そして、壁面に作り込まれた大きな暖炉の上に、まるで舞台の監督のように部屋を見下ろす若者がいた。

「なんだよ、おまえら!」
男の一人が怒鳴った。
少女は顔を上げて、剣と千里に「助けて!」と叫んだ。
千里は、暖炉に腰掛けている男を見た。
とてもこんな野蛮な事件に加わる人間には見えない、品の良い整った顔をした男は、千里の顔を見て目を細めた。

「おまえ、確か」
「城戸光一」
千里は男の名前を呟いた。
少女を囲んでいた男たちは剣と千里に向かってきた。
剣が彼らの体を念動力で弾き飛ばす。

その様子を暖炉の上で見ていた男、城戸は、「へえ」と呟いて唇の端を上げて笑った。
その瞬間、床に転がっていたビール瓶が垂直に宙に浮き、剣の方に凄い勢いで飛んだ。
剣はまるで手で払うように、目の前に迫った瓶の軌道を真横にそらした。
ビール瓶は壁に当たって、粉々に砕け散る。
他の人間は息を飲んで、その不自然な様を惚けたように見ていた。

「千里、どうやらオレたちが探してたのあの男みたいだぜ。どうする、ナンパするか。あんまり友達にはしたくないタイプだけど」
千里はため息を吐いて、城戸に言った。

「やっぱり、おまえだったんだな。早紀ちゃんを、殺したのも」
「早紀?別に、殺すつもりなんかなかった。ちょっと楽しむ予定だっただけだ。事故だよ、事故。あの子は運が悪かったんじゃねーの」
笑うように、城戸は言った。
反省も後悔もどこにも見当たらない。
美しい顔が浮かべたのは、その若さに似合わない倦怠感だけだった。

「城戸、自首しろ。警察に行って、自分の犯した罪を告白するんだ」
千里がそう言うと、床に倒れていた男たちが立ち上がって再び二人に襲いかかって来た。
剣は面倒そうに手をかざして、男たちを派手に飛ばす。
女の子は蹲って、膝を抱えて震えている。
剣と千里は彼女に近寄って、「もう、大丈夫だよ。安心して」と声をかけた。

「白けるなあ。せっかく盛り上がっていたのにさ」
その声に城戸を振り返った途端、女の子が自分の両手で自分の首を絞めた。
「剣くん!」
剣がやめさせようとするが、女の子は尋常ではない力で自分の首を絞めていて、その腕を離すことが出来ない。

「千里、あいつだ!あいつが、やってる!やめさせろ!」
女の子の喉からはグエッという音が毀れ、開いたままの唇の端から涎が垂れた。
顔は真っ赤で、見開かれた両目からは涙がこぼれている。

「城戸!止めろ!」
千里は暖炉に駆け寄り、城戸を引きずり降ろそうとしたが、城戸に触れる寸前に目に見えない何かに弾き飛ばされた。
「千里!」
千里はすぐに立ち上がって、再び城戸に向かったが、同じように飛ばされ今度は壁に強かに背中を打ちつけられた。

「なんだよ、おまえ、能力者じゃないのか」
城戸が侮蔑したように言った。
「駄目だ、千里。彼女、気を失った!」
剣は女の子の脈を確認し、心臓に耳を当てたあと、人口呼吸をはじめた。
その光景を目にした千里は、最後に見た早紀の顔を思い出した。
恐怖に引き攣った顔は、無邪気で可愛かった早紀とは別人のようだった。

「城戸……」
自分たちと同じ能力者の男が、早紀を殺した。
おろらく、その力を使って早紀を浚い、事件を隠ぺいしたのだろう。
それは、能力によって世界を守ろうとする防衛軍とも、歪んだ理想を掲げて世界を征服しようとしている組織とも全く違った力の行使だったが、はっきりわかるのは、千里には少しも理解出来ない、ということだった。

千里の身体の奥から、覚えのない激しい怒りが沸き起こった。
千里はあまり物事を断定的に考える方ではない。
教師からはよく「自分の意見が言えない」と評価された。
それは幼い頃から親戚の家を転々として生きてきた環境のせいもあったが、もともとの性分もあった。

千里は、犯罪を犯した人間がいても、理由を考えた。
その人間が罪を犯すには、そうせずにはいられない理由があったのではないか、と。
人は、生い立ちが暗いから、生活が苦しいから、孤独だからという理由で犯罪を犯す人間を許そうとはしない。
けれど千里はそうではなかった。
許そうとしない人間には、彼らの心の闇を生んだ境遇を理解することが出来ないのだと思った。

千里だって理解出来るわけではなかった。
けれど千里は自分が、彼らの、生き場所がないほどの孤独を、理解出来ないことを理解していた。
どんなに善良な人間だって、事情や環境によって罪を犯してしまうことはある。
それは決して他人事ではない。

だから早紀を殺したのが城戸たちの仕業だと噂を聞いて、千里自身もそれを確信し城戸を憎いと思っても、復讐に城戸の命を奪おうとは考えなかった。
ただ罪を認めて償ってほしいと思った。
心の底から早紀と、早紀を失った家族に詫びて欲しいと思った。
後悔と反省で、人間は変われると信じていた。

けれど今、城戸を目の前にしてその思いは遠のいていく。
城戸から流れ込んでくる感情の波動には、悲しいほど理由がなかった。

裕福な家に生まれ、両親の愛情にも恵まれた男。
容姿も申し分なく頭もいい。
女の子をものにするために犯罪を犯す必要はない。
なにひとつ不足のないこの男に足りないものは、日々を生きていくためのほんの少しの刺激、ただそれだけだった。
それだけのために、罪のない少女たちを何人も傷つけた。

「城戸…」
千里は痛む背中に顔を顰めて立ち上がると、再び城戸に向かっていった。
そして今度は、城戸の目の前に辿りついた。
城戸ははじめて表情を引き攣らせた。
力が、通じなかった。

「な、なんだよ。オレを殺すのか」
ただ目の前に立っているだけの千里を恐れるように、両手で自分を庇うように前に突き出す。
千里はその腕を掴んで、城戸を暖炉の上から下に引きずり下ろした。

「な、なにすんだ!やめろ!手を放せ!」
城戸がどんなに暴れても、千里は城戸の腕を放さない。
「殺すつもりはなかった」
冷やかな口調で、数分前に城戸が言った言葉を、千里が言った。

「嘘じゃない、それはわかる。だけどおまえは自分のせいで人が死んでもなんとも思わない。おまえには心がない。だから理由もなく人を傷つける」
城戸は目を見開いて自分より背の高い千里を見上げた。

「おまえは変わらない。心がないから、善くはならない。だから」
死んだほうがいい。
千里は頭の中でそう呟いた。

「ひーっ!た、助けて」
千里の心を読んだ城戸は、悲鳴を上げた。
必死で逃れようとする城戸を、千里は無表情に見つめる。

城戸に傷つけられた少女たちも、何度も「助けて」と言ったに違いない。
この男は彼女たちのその言葉をただ面白可笑しく聞き流したのだ。
城戸の手を握る腕に力が入る。
もう片方の手が握った拳はガクガクと震えている。
その拳を、形の良い小さな頭に叩きつければ、この悪魔は死ぬだろうか。

経験したことのない強い憎しみと怒りに、千里の精神は乱れた。
このままでは城戸の腕を折る。
そして、殺してしまう。

「うっ、うわあああああ!」
城戸の断末魔のような悲鳴に、剣が「千里!やめろ!」と叫ぶ。
それでも千里は腕を放さなかった。

「ちーちゃん!やめて!」
悲鳴を聞いて飛び込んできた克哉のその声に、我に返ったように力を緩めた。
「……かっちゃん」
城戸の腕をつかんだまま、顔を玄関に立っている克哉に向ける。

「かっちゃんは、許せるの?こいつが早紀ちゃんを殺したんだよ」
「…許せない。許せるもんか!…で…も、それでも…、ちーちゃんに、殺して欲しくない…。僕は…誰にも、死んで欲しくないんだ…」

嗚咽交じりの克哉の声は、千里の胸にストンと落ちるように響いた。
再び城戸に視線を向けたとき、千里の表情に凶器のような憎悪はなかった。
変わりに憐れむような眼をした。

「おまえは持っていちゃいけないんだ。こんな力、持っていたら、いけない」
「うっ!」
城戸は苦悶に美しい顔を歪め、叫び声を上げている。
やがて、気を失ったようにぐったりした城戸の腕を、千里はやっと離した。
「自首するんだ。罪を認めて、傷つけた人たちに謝れ。生涯をかけて償え。そのために生きていろ」

「千里!」
剣の呼びかけに、少女の元にかけよった千里は、剣の人口呼吸で息を吹き返した少女の赤く跡のついた首に手を置いた。
跡は薄くなり、少女の頬には赤味が戻ってきた。

「もう大丈夫だと思う」
深く息を吐いて、千里は言った。
「良かった。千里、あの能力者はどうしたんだよ」
「たぶん、もう力は使えないと思う。オレが…奪った」

剣は驚いたように千里を見つめた。
能力者から能力を奪う、そんな能力は聞いたことがなかったし、千里にそんなことが出来るとは思ってもいなかった。
いや、千里自身が知らなかったはずだ。
今頃になって、戸惑ったような表情をしている。

「とにかくオレたちは警察が来る前に消えよう。こいつらの記憶は消した方がいいな」
剣がそう言って、千里は頷いた。
そして二人で一緒に、玄関に立つ克哉の方を見た。

「ちーちゃん…」
「かっちゃん」
理解してもらえるかわからない。
とにかく事情を説明しようと千里は立ち上がって克哉の元に歩み寄った。
克哉は真っ青な顔をして立っている。

「ごめん、驚かせたよね。あのね、かっちゃん、実はオレね」
言葉に困って焦る千里の前で、克哉の身体がグラッと傾いた。
「かっちゃん!」
慌てて支えた千里の腕の中で、克哉は意識を失っていた。




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