世界で一番ロックな奴ら

あおい

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ドラゴンの季節

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「あなたは、世界で一番尊いのよ」
 母は言う。しっとりと湿った純白の鱗が包むその細い前脚で、俺のカサついた鱗の頬を撫でる。丸い額を俺のそれと突き合わせると、その悲しそうなエメラルド色の瞳を閉じ、深呼吸をする。このとき、俺は人生で一番強く母の香りを感じた。その鱗の白がそのまま香りになったかのような、花に混じった潮の匂い。いつまでも嗅いでいたかったはずのその香り。
「世界で一番、愛おしい」
 彼女はなお悲しそうに言う。俺のまだ大人になり切っていない両肩に手を置き、今度は俺の目をまっすぐと見つめる。振り向き様に見えたその瞳には、数ヶ月前、俺たちがこうなってしまう以前に放っていたあの輝きがあった。心を満たし、孤独を忘れさせてくれたあの輝き。何だってできてしまいそうな勇気を与えてくれた、澄んだ緑よりも美しいそのくすんだ色。彼女は変わってしまった。その輝きを取り戻そうにも、俺は既に取り返しのつかないところまで来てしまっている。もうドラゴンでいることは許されない。彼女の良い息子でいることも。
 ドラゴンに相応しい洗練された母の背中は、他の仲間のそれと共に空の彼方へと消えていく。すべては俺が選んだことだ。俺は胸のペンダントを握りしめる。母の瞳と同じ色の宝石が埋め込まれた、俺の大切な宝物。あの時間が戻ってくることはない。厳しい現実がのしかかると同時に、俺の心は孤独に苛まれる。
 このとき、俺は既に自分のことが嫌いだった。


――ドラゴンは常に特別な存在でなければならない。小さい頃から大人たちによくそう言われてきた。
 俺の故郷であるクラウドバレーはその言葉を象徴するような特別な街だ。都会から遠く離れた山々の間にひっそりと造られたこの場所は、一年のうちほとんどが厚い雲に覆われている。雲を抜けた先に見えてくるのは、俺たちの先祖が意地だけで造り上げたオレンジ屋根の家々。数だけでいえばそれはどんなメトロポリスにだって負けていない……少なくとも子どもの頃はそう思っていた、何せ、俺たちドラゴンは誰にも見られてはいけない。他の種族が当たり前のようにやっている共同生活から隔絶され、俺たちはこの雲の街で独自の文化を築き上げてきた。
 俺はそういう環境の下、ドラゴンの中ではごく平均的な夫婦の間に生まれた。鱗の色は父親似の紺色、体格も細身の母とは似ても似つかない。二人はこの街で出会い、この街で愛を育んだ。そういう風に、俺たちの一生はこの街の中ですべてが完結する。恋人も家族も友達も、すべてのドラゴンが他人とのつながりをこの場所で終始する。
 俺はいつも外の世界に憧れていた。
 十二歳になったその日も、俺は母との読み聞かせの時間を欠かさなかった。年にしては子どもらしいと言われればそうなのかもしれない。けれど母との大切な時間は同年代のドラゴンに少し馬鹿にされたくらいでは無くそうとも思わなかったし、母もそれを望んでくれていたように思う。本は俺が外の世界とつながりを持った最初の手段だった。
 彼女の暖かい翼の中、父の狩りの帰りを待つその時間は格別だった。薄い羽毛布団一枚の寝室で、資源節約のために明かりは手元の黒い三角屋根の電灯のみ。周りを見渡して視認できるのは本の内容と母の姿だけ。俺と母の二人きりで異世界へと出掛ける、心躍る時間。
「私たちと他の種族が一緒にいた頃はね、それぞれに役割があった。私たちは強さで力のない種族を守り、互いに支え合う。私たちは、そういう社会に必要な存在の一つだった」
 その日俺が選んだ本は、子ども向けの種族図鑑。それぞれの種がコミカルな絵柄と簡単な説明書きで描かれた、図鑑にしては薄めの本。俺は勉強が得意な方でもなかったけれど、母の柔らかく響く声で読まれた文章はよく理解できた。母はどんな文章でも噛み砕き、俺にわかりやすいよう彼女なりの言葉で語ってくれる。
「この人の役割は何?」
 俺はそのページに描かれていた犬の獣人の絵を指して言った。ただその情報を知りたいだけなら、その絵の下部にある説明書きを読んでしまえば良かったのかもしれない。しかし、俺は彼女によって噛み砕かれた言葉を聞きたかった。そうすれば彼女とのつながりをより強く感じていられたから。
「他人と仲良くなって、秩序を保ち、みんなの輪を作ること。彼らはそれがもっとも得意」
 俺は母の声を聞くと嬉しくなって、次にあるユニコーンの絵を指して言った。
「この人は?」
「魔法でみんなを幸せにすること。輝く角で、みんなの光になってあげること」
「魔法が使えるの?」
「そうよ。彼らは私たちと同じく稀少でね。神様からもらった特別な力を持ってる」
「ドラゴンもみんなを幸せにできたらいいのに。そうすれば友だちもたくさん増えるでしょ?」
「そうね。でも、私たちにとって共生は苦い思い出だから。大人たちはみんな過去のことを話したがらない。…………でも、リュウ君にならそろそろ良いのかな?」
 言葉を渋る彼女の態度に、俺は頬を膨らませる。
「俺だって今日で大人だし。教えてもらえれば、絶対理解できるよ」
「じゃあ、これから学んでいこっか。一つ一つゆっくりね」
 俺は、その歴史とやらが本当に知りたかったわけではない。
「母さんも一緒?」
 そう訊いた。母こそが、そのときの俺が何かを学ぶ意味だったから。理由なんてない。生まれたときからずっとそういう感覚に従って生きてきた。
「ええ。ずっと一緒よ」
 その言葉だけで、俺は笑顔を隠し切れなくなる。きっとそろそろ父が帰ってくる頃で、今日の大切な時間ももう終わる。俺は開いていた本のページの空白部分を指しながら、最後に訊いた。
「ねえ、どうしてこの人には絵がないの?」
 それは説明書きを読んで自分なりに考えてもわからなかった、純粋な疑問。何枚もページをめくってきて、何故かその種族だけが個体の容姿を示す絵が描かれていなかった。
「ああ、それはね。この人の役割が――」
 母が言いかけたとき、玄関の方で音が鳴った。父が帰ってきた。外の世界での狩りを終えた父はいつもこの地区の集会所に立ち寄ってから、加工済みの肉と自身で獲ってきたそれを交換して家に帰ってくる。これから夕飯の支度が始まり、またいつものように電灯一つの暗い部屋で食卓を囲むことになる。決して不幸なことではない。本の中に登場するような豪華絢爛な住まいや食事に憧れたことはあるけれど、何と言ってもこちら側には母がいるのだ。
「おい、帰ったからな」
 頭の上についた丸長な耳と、睨むような鋭い瞳。俺や母が出迎えるより先に、父は寝室の薄い扉を少し開けて言った。玄関とこの寝室の間にほとんど距離はなく、こうなるのは当然のことだった。
「おかえり。ねえ、今日は電気付けても良いわよね?」
「馬鹿言え、大事な資源だぞ。一人輪を乱す奴がいるだけで、ドラゴン全体が危ない目に会う」
 父の乱暴な口調もいつものことだ。何ら変哲はない。
「でも、今日は特別な日でしょ?」
 母が言うと。父はその言葉を初めて聞いたかのように、取り繕いながら言う。
「ああ、そうだったな。なら早く済ませておけ。無駄遣いをした分、狩りでの荷物が増えるのは俺なんだからな」
 父は扉を閉めて、それっきり顔を出さなくなった。――今思えば、俺はこのとき母の浮かべる悲しそうな表情に気付いてあげられなかった。見て見ぬ振りをしていたのかもしれない。その歳の俺が持っていた小さな心では、彼女の大きな心が流す涙を受け止めてあげられなかった。父母の仲に無神経だったせいで、俺は自身に待ち受けている災厄すら振り払うことができなかった。
 母は俺の背中を優しく叩き、手元の電灯を切ってから布団を抜け出し、電気を付ける。数週間振りの夜の明るい光に、俺は深い瞬きを繰り返す。窓のない、冷たい木の床に薄い布団が一枚敷かれただけの部屋。母は壁に備え付けてある物置の扉を開け、彼女の片手に収まるくらいの小さな箱を取り出す。
「特別な誕生日だからね。手作りしてみたの。正直、上手くできてるかはわからないけど」
 その箱から出てきたのは、一本のペンダント。金色の固い紐にぶら下がる同色の盾と、その中心に嵌め込まれた緑色の宝石。彼女はそれを俺の首に掛けて言う。
「十二歳おめでとう、リュウ」
 十二歳。ドラゴンではもう大人と認められる歳だ。これから本当の大人になるために皆が通ってきた、様々な試練が待ち受けている。俺は経済事情を考えて、例えプレゼントがなくとも文句なんて一つも言わないつもりでいた。しかし今、俺の胸にはペンダントが輝いている。
「これ、母さんが作ったの?」
「そう。あなただけの特別なお守り。大人になったあなたが、自分を見失わないように」
 その宝石の色はきっと俺の瞳を模して選ばれたのだろう。父似の俺が唯一彼女の遺伝子を引き継いだところといえば、このくすんだエメラルド色の瞳くらい。しかし、俺にとってその宝石は彼女の瞳にしか見えなかった。彼女との距離がより近くなったような気がして、仕事の合間を縫い手作りまでしてくれたこともこの上なく嬉しくて。彼女が一番喜んでくれそうな言葉を、どうしても言いたくて。
「大切にするよ」
 俺は数ある言葉の中からそれを選び出して言った。ペンダントを握りしめ、彼女の目をまっすぐと見つめながら。彼女は微笑んでくれている。
それは、大人になった記念を祝うにしては静かな誕生日。ユニコーンの家族なら魔法やケーキに囲まれて、きっと一家団欒の幸せな日を過ごすのだろう。しかし、彼女の下に生まれなければ出会えなかった感情がある。その感情は熱になって今も俺の胸の中に残り続けている。
「さあ、ご飯食べて寝ましょう。明日からは大変だから」
「本はもう終わり?」
「大人になるって大変なのよ。きちんと休んでおかないと」
 母はそう言って電気を消し、床の電灯を手に取って寝室の扉を開けた。
 寝室を出て左に曲がったすぐのところにダイニングがある。父はその部屋の一番大きな椅子に仰向けに座り、上層部から支給されたらしい強い光を放つ小型の四角い機械――通称スマートホンに意識を奪われている。大人たちが使う最新鋭の機械は学校でも使い方を教えてもらえなかったので、俺には理解できない。母はキッチンに着くとその父を背に、口や前脚や尻尾を器用に使いながらナイフと肉を操作し、食事の支度をする。俺はその間、机を跨いだ父の向かい側の椅子に座り、母の料理を待つ。これもいつものことだ。しかし今日いつもと違うのは、俺の胸にはペンダントがある。それだけで待つ間の高揚感は不思議と何倍にも違った。
その感覚を誰かと共有したくて、俺は暗闇の中に浮かぶ父の顔を見る。彼は俺の目を見てくれない。一度視線をはずし、前脚の爪で机をとんとんと叩いてから、またその顔を見る。彼は未だスマートホンに夢中だ。
そうして俺は暇を潰し、晩御飯を待った。
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