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彼女は俺の顔を見ながら話してくれる。俺は言葉も視線も返せない。
「もし話せるなら、聞いてあげないこともないけど」
そう言われて、俺の言葉はようやく溢れ出る。俺はいつだって誰かに助けられなければ生きていけない。
「どうすればいいかな? 俺たち振り出しに戻っちゃって、仲間にもひどい態度取っちゃった。バロック祭まで時間が無いっていうのに、何のアイデアも湧いてこない。俺がみんなを引っ張ってあげなきゃいけない立場なのにね。本当、情けない」
ニーナは俺が話し終えるのを待ってから、静かに言う。
「私が出ない分、あなたたちには頑張ってほしいと思ってる。ピンクの晴れ舞台なわけだし。何度だって仲直りしてきたんなら、またさくっと謝っちゃえばいいのよ。 それで許してくれないほどあの子たちはひどい奴らじゃない。でしょ?」
「そうだね。君を陥れた奴とか、林に火をつけた奴の方がもっとひどい」
そのとき、ニーナは俺が喋っている最中で初めて俺から目を逸らした。その視線は先ほど彼女が出てきたガラス張りの扉へと向いている。
「それに、案外振り出しでもないのかも」
俺の意識をその場所へと促すように、彼女は優しい顔で俺を見る。その光景を見たとき、俺は衝撃に受けた。
そこには彼女の専属執事であるキートンが立っていた。彼が鱗に包まれた腕で優しく持っていたもの。あらゆる思い出の詰まった、象の牙のようなそれ。
「俺のギター……」
俺は近付いてきた彼からそれを受け取り、重さを確かめる。染みついたこの感覚を間違うはずがない。ところどころ焦げてはいるものの、これは間違いなく俺のギターだ。
「キートンに頼んでおいたんだ。瓦礫に埋もれてたおかげで燃えずに済んだみたい。他の物は見つからなかったみたいだけど……弦はいくらでも余ってるから、新しいのあげるよ。すごく良いギター選んだよね。本当、ドラゴンの体みたいに丈夫」
こみ上がってくる熱いものを、俺は必死で抑える。
「どう? また、練習頑張れそ?」
彼女は優しくそう言ってくれる。このギターは自分で稼いだお金で初めて買った楽器だった。一人でいた俺とこの大学の仲間たちを引き合わせてくれた、大切なものの一つ。
それが引き金となり、俺の脳内では様々な思い出が巡る。
「みんなで作った基地だったんだ」
学長に小屋の使用許可をもらいにいったとき、あそこはまだ資材やら埃やらでぐちゃぐちゃだった。みんなで中を掃除して、その日に記念写真を撮ったことまで覚えている。
「写真もいっぱい飾って、アルバムだって作った」
「……うん」
溢れるばかりの俺の言葉を、ニーナは静かに聞いてくれる。その姿を前にすると、今まで言えなかったこともすべて言えるような気がして。
「部屋が寂しいからって、みんな馬鹿みたいにゴミを拾ってきた。冷蔵庫とかソファとか、使い物にならない電化製品まで。本当、すげぇ馬鹿だったよ。でも楽しかった。やること全部が楽しくて、気付いたら内装も最高になっててさ」
「そっか」
「俺たちずっと、あそこで笑ってると思ってた」
溢れ出る熱は、いつの間にか抑え切れなくなる。
「絶対、失くしちゃいけない物もあったんだ」
あのラジオを受け取ったときの、あの日の朝焼けが記憶に甦る。大切にすると約束したはずなのに、こんな情けない俺じゃ、仲間にすら顔向けできない。大切なものを失って泣くしかできない俺なんて。
そんな俺を、彼女はそっと胸に抱き寄せてくれた。
「はいはい、泣かないの」
俺はされるがまま、その中で涙を流した。彼女は涙で毛が濡れることなんてお構いなしだ。その優しさがまた涙腺を刺激する。
「つらいよね。私も悔しかった」
彼女は俺を拒絶せず、頭を撫でて受け止めてくれる。鱗と彼女の毛の間に生まれる摩擦が心地良い。止められなければいつまでだってこうしていられるような気がする。
「あなたはこれからヒーローになるんだから。前、向かないとでしょ」
彼女は言って、長い間俺をそのままにしてくれた。
それから何分経ったのかはわからない。思えばあっという間だったような気もする。涙はほとんど出し切って、俺の気持ちはようやく落ち着きを取り戻していた。俺は彼女の胸から離れる。その柔らかい手が頭から離れていってしまうのは名残惜しかったが、駄々をこねるわけにもいかない。俺は自分自身の手で、目元に残る最後の涙を拭き取った。
「すっきりした?」
俺は頷く。彼女がいなければずっと不貞腐れたままだったかもしれない。今度こそ俺は感謝を口に出した。
「ありがとう、ニーナ」
このままでは仲間に愛想を尽かされたとしてもおかしくなかった。彼女がここまで涙を受け止めてくれるなんて思ってもみなかったけれど、俺の心は既に彼女のくれた安心で満ちている。
そのとき、うずくまっていた彼女の胸にふと目がいった。
彼女の首から胸元にかけて生える滑らかに整えられていたはずの毛は、今は俺の涙で濡れて乱れてしまっている。そして気付いた。薄茶色の毛のみで構成されているように見えた胸の部分に、ほんの少し赤みのある錆色の毛が混じっている。水に濡れたことでようやく視認できるくらいの、彼女の些細なチャームポイント。それが知れたことが俺は何故だか嬉しかった。
「でも、これからどうすればいいだろう。俺たち行き詰っちゃってて……」
俺は感じている不安をそのまま口に出した。学長がインサイドと知れたところで、事態はむしろ悪化している。士気も楽器も失った状態で、あれほど強大な力にどうやって立ち向かうべきか。この大学の悪行は、ずっと見過ごし続けるしかないのか。
「私を誰だと思ってるの?」
俺の放つネガティブなんて何のその、ニーナは気丈に言い放つ。そこにはかつての堂々とした彼女の姿が戻ってきている。
「ブライダー一位の、ニーナ・ウエスト?」
俺が素直に答えると、彼女はニヤリと笑う。思わず胸が高鳴った。俺の心は一体どうしてしまったのだろう。
「もし話せるなら、聞いてあげないこともないけど」
そう言われて、俺の言葉はようやく溢れ出る。俺はいつだって誰かに助けられなければ生きていけない。
「どうすればいいかな? 俺たち振り出しに戻っちゃって、仲間にもひどい態度取っちゃった。バロック祭まで時間が無いっていうのに、何のアイデアも湧いてこない。俺がみんなを引っ張ってあげなきゃいけない立場なのにね。本当、情けない」
ニーナは俺が話し終えるのを待ってから、静かに言う。
「私が出ない分、あなたたちには頑張ってほしいと思ってる。ピンクの晴れ舞台なわけだし。何度だって仲直りしてきたんなら、またさくっと謝っちゃえばいいのよ。 それで許してくれないほどあの子たちはひどい奴らじゃない。でしょ?」
「そうだね。君を陥れた奴とか、林に火をつけた奴の方がもっとひどい」
そのとき、ニーナは俺が喋っている最中で初めて俺から目を逸らした。その視線は先ほど彼女が出てきたガラス張りの扉へと向いている。
「それに、案外振り出しでもないのかも」
俺の意識をその場所へと促すように、彼女は優しい顔で俺を見る。その光景を見たとき、俺は衝撃に受けた。
そこには彼女の専属執事であるキートンが立っていた。彼が鱗に包まれた腕で優しく持っていたもの。あらゆる思い出の詰まった、象の牙のようなそれ。
「俺のギター……」
俺は近付いてきた彼からそれを受け取り、重さを確かめる。染みついたこの感覚を間違うはずがない。ところどころ焦げてはいるものの、これは間違いなく俺のギターだ。
「キートンに頼んでおいたんだ。瓦礫に埋もれてたおかげで燃えずに済んだみたい。他の物は見つからなかったみたいだけど……弦はいくらでも余ってるから、新しいのあげるよ。すごく良いギター選んだよね。本当、ドラゴンの体みたいに丈夫」
こみ上がってくる熱いものを、俺は必死で抑える。
「どう? また、練習頑張れそ?」
彼女は優しくそう言ってくれる。このギターは自分で稼いだお金で初めて買った楽器だった。一人でいた俺とこの大学の仲間たちを引き合わせてくれた、大切なものの一つ。
それが引き金となり、俺の脳内では様々な思い出が巡る。
「みんなで作った基地だったんだ」
学長に小屋の使用許可をもらいにいったとき、あそこはまだ資材やら埃やらでぐちゃぐちゃだった。みんなで中を掃除して、その日に記念写真を撮ったことまで覚えている。
「写真もいっぱい飾って、アルバムだって作った」
「……うん」
溢れるばかりの俺の言葉を、ニーナは静かに聞いてくれる。その姿を前にすると、今まで言えなかったこともすべて言えるような気がして。
「部屋が寂しいからって、みんな馬鹿みたいにゴミを拾ってきた。冷蔵庫とかソファとか、使い物にならない電化製品まで。本当、すげぇ馬鹿だったよ。でも楽しかった。やること全部が楽しくて、気付いたら内装も最高になっててさ」
「そっか」
「俺たちずっと、あそこで笑ってると思ってた」
溢れ出る熱は、いつの間にか抑え切れなくなる。
「絶対、失くしちゃいけない物もあったんだ」
あのラジオを受け取ったときの、あの日の朝焼けが記憶に甦る。大切にすると約束したはずなのに、こんな情けない俺じゃ、仲間にすら顔向けできない。大切なものを失って泣くしかできない俺なんて。
そんな俺を、彼女はそっと胸に抱き寄せてくれた。
「はいはい、泣かないの」
俺はされるがまま、その中で涙を流した。彼女は涙で毛が濡れることなんてお構いなしだ。その優しさがまた涙腺を刺激する。
「つらいよね。私も悔しかった」
彼女は俺を拒絶せず、頭を撫でて受け止めてくれる。鱗と彼女の毛の間に生まれる摩擦が心地良い。止められなければいつまでだってこうしていられるような気がする。
「あなたはこれからヒーローになるんだから。前、向かないとでしょ」
彼女は言って、長い間俺をそのままにしてくれた。
それから何分経ったのかはわからない。思えばあっという間だったような気もする。涙はほとんど出し切って、俺の気持ちはようやく落ち着きを取り戻していた。俺は彼女の胸から離れる。その柔らかい手が頭から離れていってしまうのは名残惜しかったが、駄々をこねるわけにもいかない。俺は自分自身の手で、目元に残る最後の涙を拭き取った。
「すっきりした?」
俺は頷く。彼女がいなければずっと不貞腐れたままだったかもしれない。今度こそ俺は感謝を口に出した。
「ありがとう、ニーナ」
このままでは仲間に愛想を尽かされたとしてもおかしくなかった。彼女がここまで涙を受け止めてくれるなんて思ってもみなかったけれど、俺の心は既に彼女のくれた安心で満ちている。
そのとき、うずくまっていた彼女の胸にふと目がいった。
彼女の首から胸元にかけて生える滑らかに整えられていたはずの毛は、今は俺の涙で濡れて乱れてしまっている。そして気付いた。薄茶色の毛のみで構成されているように見えた胸の部分に、ほんの少し赤みのある錆色の毛が混じっている。水に濡れたことでようやく視認できるくらいの、彼女の些細なチャームポイント。それが知れたことが俺は何故だか嬉しかった。
「でも、これからどうすればいいだろう。俺たち行き詰っちゃってて……」
俺は感じている不安をそのまま口に出した。学長がインサイドと知れたところで、事態はむしろ悪化している。士気も楽器も失った状態で、あれほど強大な力にどうやって立ち向かうべきか。この大学の悪行は、ずっと見過ごし続けるしかないのか。
「私を誰だと思ってるの?」
俺の放つネガティブなんて何のその、ニーナは気丈に言い放つ。そこにはかつての堂々とした彼女の姿が戻ってきている。
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