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第十五話「邪竜の王」
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頭巾を脱いで、髪を露わにするようになってから半年と少しが過ぎた。
収穫期を迎えたウェスタリア神聖皇国は活気に満ち溢れ、秋の豊穣を祝った祭りが今も王都では行われているのだろう、と、テラスで秋風を肌に感じながらぼんやりと思う。
スターク様に言われた通り、十六歳になってしばらくが過ぎている。一角の大人にはなったのかもしれないけど、正直なところ、実感はあまりない。
わたしがこの城砦でやっていることはといえば、錬金術の研究に勤しんで、時折かすり傷を負って「暗闇の森」から帰還するスターク様を治療する傍らで言葉を交わしたり、四季折々の花を愛でたり、お茶会をしたり。
要するに、いつもとあまり変わりなかった。
だけど、日に日にスターク様のことをお慕いするこの気持ちは高まっていくから不思議なものだ。
ピースレイヤー家に嫁いだばかりの頃の、枯れ枝みたいだった腕と比べて少しだけ肉付きが良くなった腕を見つめながら、ぼんやりとそんなことを考えていたときのことだった。
『伝令! 伝令! 王都からの伝令であるッ! 頼む、至急だ! 門を、開けてくれ……ッ!』
正門の方でなにやら、切羽詰まった叫び声がする。王都からの伝令と言っていたけれど、声のトーンから察するに、あまり良い知らせではなさそうだった。
ドレスの裾をつまみ上げて、わたしは肩口までで切り揃えていたのが、肩甲骨辺りまで伸びた髪を乱さないように、正門の方に駆け出していく。
血相を変えたスターク様が、従者から「クラウ・ソラス」を受け取っている場面に出くわしたのは、その途中でのことだった。
「リリアーヌ、ちょうどよかった。君を今呼びにいくところだった」
「わたしも、スターク様を探しておりました」
「魔道具は持ったか?」
「はい、ポーションならば今日作ったものがいくつか手元に……!」
「用意がいいな……それはそうとリリアーヌ、少し失礼する!」
クラウ・ソラスを背に負って、お姫様抱っこの格好でわたしを抱き上げたスターク様が駆け抜ける。
嬉しいやらこんな緊急時に喜んでいる場合じゃないという感情やらで複雑な思いを抱きながらも、わたしはドレスの裾を押さえてスターク様に身を任せていた。
そうして、お屋敷の前まで着く頃には、伝令を伝えにきたのであろう兵士の格好をした方が、息も絶え絶えになって倒れている姿が目に飛び込んでくる。
その兵士を運んできたのであろう駐留騎士たちの鎧にも、べったりと血がついていて、もう助からないだろうとばかりに、一人は兜に覆われた頭を左右に振っていた。
だけど。
「大丈夫です、この程度の傷であれば、わたしが癒せます……っ!」
「しかしながら奥様、彼は見ての通り瀕死で……」
「おい、新入り! リリアーヌ様は奇跡のような魔道具を作られる偉大な錬金術師なのだぞ! 黙って見ていろ!」
「は、はっ! 失礼いたしました!」
まだここにきて日が浅いのであろう、頭を左右に振っていた騎士が、無数の傷が刻まれた鎧に身を包んでいたもう片方の騎士に嗜められて黙り込む。
奇跡のような、は少し言い過ぎかもしれないけど、瀕死の状態であれば、生きてさえいるなら、わたしの作るポーションは治療できる。
理屈はわからないけど、できることをやる。その精神でわたしは、瀕死になっている兵士の体にポーションを振りかけた。
「……お、おお……? 痛みが、引いて……」
「もう大丈夫です。しばらくは少しだけ痛むかもしれませんけど……」
「貴女が……私を? なんと……いや、じっとしているわけにはいきませぬ! 辺境伯様に伝令をお伝えせねば!」
見る見るうちに傷口が塞がり、火傷と思われる水ぶくれが引いていった兵士は、自分の身に起きたことに困惑しながらも、任務を全うしようと跳ね起きる。
「……落ち着け。俺はここだ」
「は、はっ! 失礼いたしました、辺境伯様!」
「それで、王都からの伝令とはなんだ」
ことと次第によっては急を要する、とスターク様は社交辞令で言っていたけれど、兵士の様子を見るに、恐らくなにか、尋常ではないことが王都に起きているのだろう。
「……聖女様の……『聖女の結界』が破られました……!」
「なに……?」
「そんな……っ……!」
聖女の結界。それはウェスタリア神聖皇国を支える要石であり、王都とその一帯を魔物の侵入から防ぐために、「聖女」──今はきっと、マリアンヌの魔力で張られたものだ。
魔物、とはいってもその辺りにいるような小さなものだけではなく、アンデッドの王から、果ては年老いたドラゴンすらも跳ね除けるほど強固なものだ。
それでも「結界」を破ろうとする強力な魔物はあとを絶たない。
だからこそ、ピースレイヤー領のように魔物の生息域、人跡未踏の地と接している辺境はその侵略を未然に防ぐために城塞を築いているのだ。
だけど、いきなり「結界」の加護が一番手厚い王都の護りが破られたとなれば、それはもはや、天変地異に匹敵するといってもいいだろう。
それほどのことが、今王都には起きているのだ。
「そうか……相手は何者だ? 全兵力を挙げて討伐隊を組ませよう」
でも、例え「結界」が破られたとしても、王都にはピースレイヤー領に駐留している騎士たちと同じくらいか、それ以上に練度の高い騎士団がある。
少しの間であれば、持ち堪えることはできるはずだろう。
それが、わたしと、恐らくスターク様の見立てだった。
──だけど。
「あ、相手は……邪竜の王、イーヴェルです……伝説に謳われた、エンシェント・ドラゴンロード……本来であれば勇者様が討伐に向かったはずなのですが、音沙汰はなく……」
がくがくと、恐怖に全身を震わせて、兵士はその名を口にする。
邪竜王イーヴェル。その名を知らない人は、ウェスタリア神聖皇国には存在しない。
今から大体二百年くらい前に、この国が存在する大陸であるセントスフィリア中央大陸より遥か北西に浮かぶ巨大な島、「魔の島」に、当時の勇者様とその仲間が命をかけて封じ込めた恐怖の象徴。
戯れに国を呪いの炎で焼き払い、かつては豊かな自然の恵みに溢れていたという北方大陸ノースセンティアを雪と氷に覆われた不毛の大地に変えたとされる古竜の王がその一柱こそ、「封鎖大陸」イーヴェルの名の由来ともなった邪竜王だった。
収穫期を迎えたウェスタリア神聖皇国は活気に満ち溢れ、秋の豊穣を祝った祭りが今も王都では行われているのだろう、と、テラスで秋風を肌に感じながらぼんやりと思う。
スターク様に言われた通り、十六歳になってしばらくが過ぎている。一角の大人にはなったのかもしれないけど、正直なところ、実感はあまりない。
わたしがこの城砦でやっていることはといえば、錬金術の研究に勤しんで、時折かすり傷を負って「暗闇の森」から帰還するスターク様を治療する傍らで言葉を交わしたり、四季折々の花を愛でたり、お茶会をしたり。
要するに、いつもとあまり変わりなかった。
だけど、日に日にスターク様のことをお慕いするこの気持ちは高まっていくから不思議なものだ。
ピースレイヤー家に嫁いだばかりの頃の、枯れ枝みたいだった腕と比べて少しだけ肉付きが良くなった腕を見つめながら、ぼんやりとそんなことを考えていたときのことだった。
『伝令! 伝令! 王都からの伝令であるッ! 頼む、至急だ! 門を、開けてくれ……ッ!』
正門の方でなにやら、切羽詰まった叫び声がする。王都からの伝令と言っていたけれど、声のトーンから察するに、あまり良い知らせではなさそうだった。
ドレスの裾をつまみ上げて、わたしは肩口までで切り揃えていたのが、肩甲骨辺りまで伸びた髪を乱さないように、正門の方に駆け出していく。
血相を変えたスターク様が、従者から「クラウ・ソラス」を受け取っている場面に出くわしたのは、その途中でのことだった。
「リリアーヌ、ちょうどよかった。君を今呼びにいくところだった」
「わたしも、スターク様を探しておりました」
「魔道具は持ったか?」
「はい、ポーションならば今日作ったものがいくつか手元に……!」
「用意がいいな……それはそうとリリアーヌ、少し失礼する!」
クラウ・ソラスを背に負って、お姫様抱っこの格好でわたしを抱き上げたスターク様が駆け抜ける。
嬉しいやらこんな緊急時に喜んでいる場合じゃないという感情やらで複雑な思いを抱きながらも、わたしはドレスの裾を押さえてスターク様に身を任せていた。
そうして、お屋敷の前まで着く頃には、伝令を伝えにきたのであろう兵士の格好をした方が、息も絶え絶えになって倒れている姿が目に飛び込んでくる。
その兵士を運んできたのであろう駐留騎士たちの鎧にも、べったりと血がついていて、もう助からないだろうとばかりに、一人は兜に覆われた頭を左右に振っていた。
だけど。
「大丈夫です、この程度の傷であれば、わたしが癒せます……っ!」
「しかしながら奥様、彼は見ての通り瀕死で……」
「おい、新入り! リリアーヌ様は奇跡のような魔道具を作られる偉大な錬金術師なのだぞ! 黙って見ていろ!」
「は、はっ! 失礼いたしました!」
まだここにきて日が浅いのであろう、頭を左右に振っていた騎士が、無数の傷が刻まれた鎧に身を包んでいたもう片方の騎士に嗜められて黙り込む。
奇跡のような、は少し言い過ぎかもしれないけど、瀕死の状態であれば、生きてさえいるなら、わたしの作るポーションは治療できる。
理屈はわからないけど、できることをやる。その精神でわたしは、瀕死になっている兵士の体にポーションを振りかけた。
「……お、おお……? 痛みが、引いて……」
「もう大丈夫です。しばらくは少しだけ痛むかもしれませんけど……」
「貴女が……私を? なんと……いや、じっとしているわけにはいきませぬ! 辺境伯様に伝令をお伝えせねば!」
見る見るうちに傷口が塞がり、火傷と思われる水ぶくれが引いていった兵士は、自分の身に起きたことに困惑しながらも、任務を全うしようと跳ね起きる。
「……落ち着け。俺はここだ」
「は、はっ! 失礼いたしました、辺境伯様!」
「それで、王都からの伝令とはなんだ」
ことと次第によっては急を要する、とスターク様は社交辞令で言っていたけれど、兵士の様子を見るに、恐らくなにか、尋常ではないことが王都に起きているのだろう。
「……聖女様の……『聖女の結界』が破られました……!」
「なに……?」
「そんな……っ……!」
聖女の結界。それはウェスタリア神聖皇国を支える要石であり、王都とその一帯を魔物の侵入から防ぐために、「聖女」──今はきっと、マリアンヌの魔力で張られたものだ。
魔物、とはいってもその辺りにいるような小さなものだけではなく、アンデッドの王から、果ては年老いたドラゴンすらも跳ね除けるほど強固なものだ。
それでも「結界」を破ろうとする強力な魔物はあとを絶たない。
だからこそ、ピースレイヤー領のように魔物の生息域、人跡未踏の地と接している辺境はその侵略を未然に防ぐために城塞を築いているのだ。
だけど、いきなり「結界」の加護が一番手厚い王都の護りが破られたとなれば、それはもはや、天変地異に匹敵するといってもいいだろう。
それほどのことが、今王都には起きているのだ。
「そうか……相手は何者だ? 全兵力を挙げて討伐隊を組ませよう」
でも、例え「結界」が破られたとしても、王都にはピースレイヤー領に駐留している騎士たちと同じくらいか、それ以上に練度の高い騎士団がある。
少しの間であれば、持ち堪えることはできるはずだろう。
それが、わたしと、恐らくスターク様の見立てだった。
──だけど。
「あ、相手は……邪竜の王、イーヴェルです……伝説に謳われた、エンシェント・ドラゴンロード……本来であれば勇者様が討伐に向かったはずなのですが、音沙汰はなく……」
がくがくと、恐怖に全身を震わせて、兵士はその名を口にする。
邪竜王イーヴェル。その名を知らない人は、ウェスタリア神聖皇国には存在しない。
今から大体二百年くらい前に、この国が存在する大陸であるセントスフィリア中央大陸より遥か北西に浮かぶ巨大な島、「魔の島」に、当時の勇者様とその仲間が命をかけて封じ込めた恐怖の象徴。
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