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ep③ 新生活スタート
⑥
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「あ、あの……」
「どうした吉見」
「ただのケータリング業務だったら、コントラクト事業部がすでにやってるんじゃ……」
「……その通りだ」
え、その通り?
期待されている事業部なのに、他の事業部と同じことをやるってこと?
それじゃあ、第二コントラクト事業部と言ってもいいくらいでは……。
新しいことにチャレンジするという高揚感が、みんなの目から消えていっている。
「ただ、それはあくまでコントラクト事業部の仕事が手一杯になった時に手伝うだけだ」
……どういうこと?
みんなの表情がさらに曇り出した。
「コントラクト事業が行っているケータリング業務は……毎年繁忙期にパンク状態になるらしい」
「それの手伝いをするってことですか?」
「繁忙期はな」
「それ以外は何するんですか……私たち」
「その答えは次のページにある」
あ、周りのみんな……置いてけぼりになっていないよね?
昨日から関係を持っている私たちの会話は……少し慣れてる感が見られるかもしれない。
秘密の契約……バレないようにしないと。
四人全員が、資料の次のページを捲った。
「キッチンカー展開?」
「ああ。親会社からの要望が強くてな。ロートリーの商品を、提携企業のビルの前で売ってほしいと」
なるほど……それが新しいケータリング事業か。
じゃあメインはキッチンカーで、シンプルなケータリングは繁忙期だけってことね。
「塩原」
「は、はい!?」
「どうやら、将来キッチンカーをやるのが目標だったみたいだな」
「なんで知ってるんですか?」
「人選の段階で、適応できる人材を探していたんだ。それくらい調べてるよ」
「どうした吉見」
「ただのケータリング業務だったら、コントラクト事業部がすでにやってるんじゃ……」
「……その通りだ」
え、その通り?
期待されている事業部なのに、他の事業部と同じことをやるってこと?
それじゃあ、第二コントラクト事業部と言ってもいいくらいでは……。
新しいことにチャレンジするという高揚感が、みんなの目から消えていっている。
「ただ、それはあくまでコントラクト事業部の仕事が手一杯になった時に手伝うだけだ」
……どういうこと?
みんなの表情がさらに曇り出した。
「コントラクト事業が行っているケータリング業務は……毎年繁忙期にパンク状態になるらしい」
「それの手伝いをするってことですか?」
「繁忙期はな」
「それ以外は何するんですか……私たち」
「その答えは次のページにある」
あ、周りのみんな……置いてけぼりになっていないよね?
昨日から関係を持っている私たちの会話は……少し慣れてる感が見られるかもしれない。
秘密の契約……バレないようにしないと。
四人全員が、資料の次のページを捲った。
「キッチンカー展開?」
「ああ。親会社からの要望が強くてな。ロートリーの商品を、提携企業のビルの前で売ってほしいと」
なるほど……それが新しいケータリング事業か。
じゃあメインはキッチンカーで、シンプルなケータリングは繁忙期だけってことね。
「塩原」
「は、はい!?」
「どうやら、将来キッチンカーをやるのが目標だったみたいだな」
「なんで知ってるんですか?」
「人選の段階で、適応できる人材を探していたんだ。それくらい調べてるよ」
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