落ちこぼれ子女の奮闘記

木島廉

文字の大きさ
341 / 374

平行世界のリリス2

しおりを挟む
平行世界に紛れ込んだリリス。

ケフラのダンジョンでのダンジョンチャレンジを終えて、リリスは学舎に戻った。
既に午後の授業時間は終わっているようだ。

この日の最後の授業を終えて、生徒達が教室から出てくるのを見ながら、リリスは生徒会の部屋に向かった。

ドアを開けると、部屋の中で作業をしていたのはエリスだった。
だがその近くにニーナの姿は無い。
この平行世界ではニーナは元気に登校する事が出来ないのだ。

「リリス先輩、ダンジョンチャレンジに付き合ったんですね。お疲れ様です。」

明るく話し掛けてくるエリスに笑顔で頷きながら、リリスはその傍の席に座った。
テーブルの上に並べられているのは、卒業アルバムのようなものである。
5年間の学生生活での様々なイベントが纏められており、そこに記載される教員達からの祝辞も既に集められていた。
これらを最終的に編集し、製本に回す元になる原本を早晩創り上げなければならない。

リリスもあと半年で卒業するのだが、この平行世界では卒業後は軍務に就く事になっている。
それを考えると頭が痛い。

何とか元の世界に戻らなくては・・・。

そう思いながらも目の前の作業に集中していると、ほどなくウィンディとサリナが部屋に入ってきた。

「リリス先輩。今日はありがとうございました。ジュリアも先輩に感謝していましたよ。」

「そう。それは良かったわ。」

リリスはそう返事して、ふとウィンディの気配が気になった。
ウィンディから感じられる魔力の波動が弱々しいのだ。
否、弱々しいと言うよりは、ごく普通のステータスの持ち主のように感じられる。
元の世界のウィンディは風魔法の特殊な加護を持ち、その覚醒によって他の生徒には無い気配を持っていた。
それが感じられない。

リリスはこの時、目の前に居るウィンディ・ミア・エルブライトと風の亜神の端末のウィンディとの関係性を思い返した。
世界樹によるウィンディの意識レベルでの消失と、目の前のウィンディの誕生との間に何かしらの関係があった事は間違いない。それ故に学生のウィンディは風魔法に秀でており、特殊な加護まで持っていた。
しかも両者は顔までよく似ている。

そうだ。
亜神達が目覚めていないのであれば、そのような巡り合わせも無いのだ。

リリスは沈む心を隠し、ウィンディに尋ねてみた。

「ねえ、ウィンディ。リリアは元気なの?」

リリスに問い掛けられたウィンディはえっ!と驚いて口を開いた。

「リリス先輩。リリアをご存知なんですね。彼女は魔法が上手く使えない事がコンプレックスになって、もう半年以上学院に来ていないんですよ。多分実家で療養していると思うんですけど・・・・・」

うっ!
リリアも覚醒していないのね。

業火の化身と言うとんでもない加護を持っているリリアだが、それも覚醒させたのはタミアだった。
亜神の存在が無い状況では、覚醒の仕様も無いのだ。

「そうなのね。元気に出て来れれば良いんだけどねえ。」

当たり障りのない返事をしつつ、リリスは心の中で呟いた。

この世界って何だかつまらないわねえ。

それは紛れもなくリリスの本心だ。

時には煩わしく感じられた亜神達の存在が、まるで料理のスパイスのように感じられる。
それが無ければ味気ない料理でしかないと言う事だ。

タミア達にも感謝しないといけないのかしらねえ。

そう思いながらリリスはその日の作業を終えた。



学生寮に戻ったリリスは、ルームメイトのサラと地下の学生食堂で夕食を摂った。

この日のメニューは大きな肉の塊が入ったシチューで、パンとサラダはセルフで食べ放題になっている。

テーブルを確保してサラと二人で夕食を食べていると、ふと隣の席に座っている生徒達の会話が聞こえてきた。

「ねえ、またドルキア軍が越境して戦闘を繰り返しているそうよ。きな臭いわねえ。」

「うん。それは私も聞いたわ。それにしても元々は同盟国で両国の絆も強かったのに、本当に残念よね。」

「そうよね。そもそも4年前の仮装ダンスパーティでのマリアナ王女の暗殺事件が無ければ、こんな状況にはならなかったはずよ。」

リリスは耳に入ってきた会話を聞きながら、過去の出来事を思い返した。

そうだ。
私が新入生だった年の仮装ダンスパーティで、ドルキアのマリアナ王女の暗殺未遂事件があったんだわ。
あの時巻き込まれた私とマリアナ王女を助けてくれたのはタミアだった。

更にリリスの気持ちに追い打ちを掛けるような会話が聞こえてきた。

「うんうん。それにドルキアの王族と特に仲の良かったメリンダ王女が亡くなったのも、両国の関係にダメージが大きかったわねえ。ああ、ため息が出ちゃうわ。」

ううっ!
やはりこの平行世界では、メルは既に故人なのね。

リリスは食事をしながらも、その味を堪能する余裕すら無くなっていた。

「リリス、どうしたの? 顔が暗いわよ。」

リリスの様子を案じるサラにリリスは作り笑いで答えた。

「ああ、心配させてごめんね。今日は午後にダンジョンチャレンジの帯同もあったから、疲れているだけなのよ。」

そう言ってサラをはぐらかすリリスだが、心の中は穏やかではない。
何時までこの平行世界に取り込まれているのだろうか?
そう考えると不安しか出て来ない。

何か解決策は無いものかと思って解析スキルに尋ねてみようとしたが、解析スキルは発動出来なかった。
この平行世界では発動出来ないようだ。

悶々とした心情のまま、リリスは自室に戻り、淡々と明日の授業の準備をし始めた。

そう言えば、この平行世界の賢者達はどうしているのだろうか?

ふとそう考えたリリスだが、おそらくこの平行世界のリリスと縁を持った賢者は居ないだろう。

単なる人族のリリスであれば、実家の領地の霊廟でユリアスを封印から解き放つ事も出来なかったはずだ。
メリンダ王女が故人となっているこの世界で、リゾルタへ行く事も無かっただろうから、デルフィと出会う事も無い。
それ以前に、コピースキルが無ければ覇竜の加護を得る事を出来ない事は明白だ。
コピースキルが無ければユーフィリアスやシューサックとも出会えていない。
サラの先祖のラダムは・・・・・おそらくまだ呪縛されたままだろう。
ゲートシティに行く事が無ければ、リクードとも会う機会は無い。

考えれば考えるほど暗鬱になってくる。
そのリリスの脳裏に、ふと『土魔法大全』の記述が思い起こされた。

そう言えば、著者の前書きの中で、賢者ドルネア様と出会った事が大きな転機だと書いてあったわね。
レミア族の遺跡から研究施設に紛れ込んだと・・・・・。

うんうん。
そうだわ。
レミア族の遺跡を探ってみよう。
ドルネア様のホログラムが健在なら、何とかなるかも知れない。

一縷の希望を持って、リリスは寝支度を済ませ、ベッドに潜り込んだ。




翌日。

昼休みにリリスは学舎に併設された図書館を訪れた。

勿論、この平行世界では既にメリンダ王女は居ないので、司書のケイト女史から仕事を引き継ぐ為のレクチャーを受ける予定はない。

それでも賢者達との接点を掴みたくて、思いつく限りの図書を探してみようと思ったのである。

図書館に入って先ず、リリスは2階の学習スペースを覗いた。
静かな学習スペースの自習用のテーブルの一つに、見覚えのある獣人の下級生が座って本を読んでいる。

リンディだ!

しかも彼女が呼んでいるのは、エイヴィスとの出会いのきっかけになったあの童話の本である。

リリスは急ぎ足でその傍に近付いた。

「リンディ! 何を読んでいるの?」

突然声を掛けられたリンディは、その愛くるしい瞳をリリスに向けた。

「あっ! ええっと、生徒会会長のリリス先輩ですよね。私の名前をご存知だったんですね。」

リンディの言葉にリリスは違和感を覚えた。

どうやらこの平行世界では、リリスとリンディとの接点は無かったようだ。

リンディは少し気恥しそうに、手に持っていた本をリリスの目の前に置いた。

「これは私が幼い頃から読んでいた、山猫の獣人の村のお話なんです。これを書架で見つけた時に、何だか懐かしくなって手に取ってみたんですよ。」

「ああ、そうだったのね。」

そう言いながらリリスはその本を精査した。
だがホログラムの仮想空間は設定されているようだが、特殊な魔力の気配は纏っていない。
エイヴィスの気配が無いのだ。

「この本の著者ってエイヴィス様じゃなかったかしら? ダークリンクスの賢者様の・・・・・」

リリスの言葉にリンディはえっ!と叫んで目を丸くした。

「どうしてそれをご存知なんですか? エイヴィス様は確かに現存するダークリンクスの賢者様ですけど、ダークリンクスと言う希少種族そのものをご存知だなんて、本当に驚きました。」

現存する希少種族?
そうか!
この平行世界ではダークリンクスが絶滅していないのね。

「まあ、私も人づてに聞いたんだけどね。ダークリンクスって今もどこかに国を創っているの?」

「いいえ。国を創るほどの勢力は在りません。現存しているのは大陸中央部に棲む2000人ほどだそうです。賢者のエイヴィス様が彼等を統率しているのですよ。」

そうなのね。
この世界ではそう言う事になっているのね。

リリスはリンディの傍に居て、ふと気が付いた事がある。
彼女が持っていた、あの特殊な、異質な気配を感じられないのだ。
ごく普通の獣人の女子生徒になっている。

それはおそらくこの世界では、リンディがエイヴィスと出会っていなかったからなのだろう。
それ故にエイヴィスから空間魔法を学び、空間魔法に関する様々なスキルを受け継ぐ事も無かったはずだ。

「気が向いたら生徒会の部屋に顔を出してよ。エリスも居るから。」

「そうですね。一度顔を出してみます。」

そう言って笑顔を見せるリンディの傍から、リリスは手を振って離れていった。

エイヴィスと連絡を取れないだろうか?

その思いを胸に仕舞い込み、リリスは午後の授業を受ける為に図書館を後にした。


その日の放課後。

午後の授業を終えたリリスは、生徒会の部屋には行かず、魔法学院の敷地内にあるレミア族の遺跡に向かった。

学舎から10分ほど歩いて辿り着いた遺跡。
見た目には農耕跡などが広がる粗末な遺跡である。

その一角にある薄暗い祠に入り、中央部の階段から下に降りると墓所だと教わった空間に入る。その奥の壁の突起物を見つけて両手で握り、リリスの魔力を放つと転移装置が直ぐに作動した。目の前に広がるのは見覚えのある研究施設だ。此処まではリリスの想定通りである。

リリスを出迎えたのは賢者ドルネアのホログラムだ。

「おやっ? 君は・・・リリスなのか? 魔力の波動は間違いなくリリスだが、この魔力の濃厚さは何故だ?」

「まるで強大な竜や魔王のような魔力になっているぞ。」

驚きを隠せぬドルネアにリリスは笑顔で話し掛けた。

「私は私、リリスですよ。住んで居た場所は違いますけどね。」

リリスはそう言うと、自分が平行世界からここに紛れ込んできた事を簡略に伝えた。 
リリスの言葉を聞き、ドルネアは驚きの表情を見せ続けていた。

「そんな事があるのか? ・・・だが今目の前に居るリリスの魔力を精査すると、それが嘘ではない事も分かる。」

「リリス。君は今現在、属性魔法を幾つ持っているのかね?」

ドルネアの質問にリリスは両手の指で6を示した。

「6属性だと! 俄かには信じ難いが、そうでもなければこれだけの魔力を持ち合わせられないだろうな。」

そう言って考え込む仕草をするドルネアに、リリスはおもむろに尋ねた。

「ドルネア様。この施設の更に地下大深度に何者かが眠っているはずなのですが・・・・・」

リリスの言葉にドルネアは再度驚いた。

「そんな事まで知っているのか! 確かにこの施設の地下大深度に特殊なシェルターがあり、封印を掛けられたコールドスリープの設備がある。儂の力でもあの封印は解けないのだが、君はあの者を覚醒させたいのか?」

ドルネアの言葉にリリスは強く頷いた。

土の亜神のかけらであるチャーリーを覚醒させれば、道が切り開かれるに違いない。

そう思ってリリスはドルネアに嘆願した。
ドルネアもリリスの表情があまりにも真剣だったので、『止むを得ん』と言いながらリリスの頼みを承諾してくれた。

「付いて来なさい。君の魔力ならあの封印を解けるかも知れん。」

そう言うとドルネアはリリスを転移装置に案内した。魔方陣のようなデザインの転移装置に立ち、ドルネアと共に転移した先は、広く天井も高いが薄暗い空間だった。
その中央に高さ3mほどの大きな水晶が立っている。

リリスは既視感を覚えながら、その水晶に近付いた。
水晶は半透明になっていて、内部に人物がいるのが分かる。

チャーリー、起こしてあげるわよ。

そう思いながらリリスはその水晶に近付いた。
リリスの接近に伴って、水晶が仄かに光りを放ち始めている。
リリスの魔力に反応しているのだろう。

だが、水晶の正面に立ったリリスは、その内部を見て驚きのあまり、声を失ってしまった。



水晶の中で眠っていたのは・・・・・紗季。
ミラ王国に転移する前の、ブラック企業で会社員だった頃の自分自身だったのだ。











しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

【しかも】冒険者クランに入ろうとしたけど、門前払い受けた件【百回】

一樹
ファンタジー
所有スキル一個。 魔力ゼロ。 それを理由に冒険者クランに入れず、様々なクランから門前払いを受けていた少年、ウィン。 腕っ節には自信があったものの、それすら見て貰えなかった。 そんなウィンが、出会ったのはエールという少女だった。 彼女の危機を救ったウィンは、その強さを見込まれ、彼女が所属するクランへ入らないか、と勧誘を受けるのだった。 途中から、主人公が拳を使って成り上がっていきます。

娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る

ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。 異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。 一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。 娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。 そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。 異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。 娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。 そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。 3人と1匹の冒険が、今始まる。 ※小説家になろうでも投稿しています ※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!  よろしくお願いします!

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。

秋田ノ介
ファンタジー
  88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。  異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。  その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。  飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。  完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。  

最強剣士が転生した世界は魔法しかない異世界でした! ~基礎魔法しか使えませんが魔法剣で成り上がります~

渡琉兎
ファンタジー
政権争いに巻き込まれた騎士団長で天才剣士のアルベルト・マリノワーナ。 彼はどこにも属していなかったが、敵に回ると厄介だという理由だけで毒を盛られて殺されてしまった。 剣の道を極める──志半ばで死んでしまったアルベルトを不憫に思った女神は、アルベルトの望む能力をそのままに転生する権利を与えた。 アルベルトが望んだ能力はもちろん、剣術の能力。 転生した先で剣の道を極めることを心に誓ったアルベルトだったが──転生先は魔法が発展した、魔法師だらけの異世界だった! 剣術が廃れた世界で、剣術で最強を目指すアルベルト──改め、アル・ノワールの成り上がり物語。 ※アルファポリス、カクヨム、小説家になろうにて同時掲載しています。

レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル 異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった 孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。 5レベルになったら世界が変わりました

悪徳領主の息子に転生しました

アルト
ファンタジー
 悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。  領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。  そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。 「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」  こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。  一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。  これなんて無理ゲー??

転生特典〈無限スキルポイント〉で無制限にスキルを取得して異世界無双!?

スピカ・メロディアス
ファンタジー
目が覚めたら展開にいた主人公・凸守優斗。 女神様に死後の案内をしてもらえるということで思春期男子高生夢のチートを貰って異世界転生!と思ったものの強すぎるチートはもらえない!? ならば程々のチートをうまく使って夢にまで見た異世界ライフを楽しもうではないか! これは、只人の少年が繰り広げる異世界物語である。

妖精族を統べる者

暇野無学
ファンタジー
目覚めた時は死の寸前であり、二人の意識が混ざり合う。母親の死後村を捨てて森に入るが、そこで出会ったのが小さな友人達。

処理中です...