105 / 108
第九章 求める居場所
感情の風
しおりを挟む
月が空高くに上がり、周囲はうっすらと月明かりによって照らされていた。
その光は病室の窓からも入り込み、苦しそうに呼吸をするマッドを照らしている。
「うっ......」
夜になって熱が上がってきてしまった様で、頭がぼんやりする中、水分を取ろうと身体を起こそうとするも、身体は重くベッドに身を沈めてしまう。
(駄目だ。頭がガンガンする)
鎮静剤が効いているお陰であの時の様に暴走する心配は無いものの、具合が悪く不愉快な気分なのに変わりはない。
このまま朝まで無理矢理眠ってしまおうと再び目を閉じようとした時、ふと扉が静かに開かれた。
(げっ、アイツだ)
マッドはうっすらと目を開き入って来た人物を確認すると、青緑色の髪が見え、入ってきた人物がベルスだと確信した。
また嫌味を言われ突っ掛かるのはごめんだと、そのまま狸寝入りに持ち込む。
「起きてるだろ」
一瞬でバレた。
マッドは黙ったまま寝返りを打ち、苦しそうに息を吐く。
ベルスはその様子を気にする様子も無く、追加の点滴をぶら下げ、新しい管を更に繋げていった。
「ま、大人しくしてた方がこっちも手出さずに済むから良いけどよ。下手に暴れると拘束するからな」
「......うるせぇ」
熱で体力を消耗している所為で暴れる気力も殆ど残っておらず、マッドは力無く仰向けになった。
ベルスはカーテンを開け、静かに月を見上げる。
「人間って本当に愚かだよな。弱い癖に護ろうと吠える人間もいれば、自分勝手に他人を傷付ける人間もいる。本当自分勝手過ぎるぜ」
目を細めて言葉を吐き捨てると、マッドはベルスを睨みつけた。
「身勝手で悪かったな」
「ハッ。さっきまでの荒事を認めるのかよ。随分と素直じゃねぇか」
「......少し、頭が冷えたから」
マッドはポツリと言葉を吐く。
ヴェイトに言われた事が応えたのか、ベルスに背を向ける様に寝返りを打った。
「ティミーが心配してくれてるのも頭では解ってるんだ。今の俺がそばに居るとアイツを傷付けちまう。でも、拒絶した事で更に傷付けた」
ベルスは目を細め、マッドの背中を静かに見詰めて黙って話を聞いている。
普段なら聞く耳を持たないが、ヴェイトに面倒を見ろと言われている分、本心は嫌でも話を聞く事も必要だと感じているのだろう。
マッドは更に言葉を続けていく。
「旅に出る時に、誓った筈なのにな......ティミーの事を、必ず護るって。なのに護る所か傷付けちまって。何やってるんだろうなぁ......俺」
自分のした事に物凄い罪悪感がのしかかり、マッドは左腕で目元を覆う。
ベルスは一息吐くと、窓に寄り掛かりながら静かに口を開いた。
「お前はどうしたい訳? 懺悔ばっかり吐いてて、終わった事をずっと話しててよ。後悔してれば解決するのか? しねぇだろ」
ベルスの言葉に、マッドはうっすらと目を開ける。
「言葉で吐いて何か変わるのか? 自分がどうしたらあの女を護れるか、行動で示せ。って言っても今はあの女と合わせる事は出来ねぇけどな」
ヴェイト自身が合わせられると判断しないと合わせられない。
それはヴェイトが出ていく時にも言われた事だ。
マッドは分かってる、と呟き、身を丸める様に布団に包まった。
「……俺、絶対ティミーを護る。何からにも、必ず」
マッドはぼんやりと考えていると、ベルスがクッと喉を鳴らし、静かに笑い始めた。
その笑い声は段々と大きくなっていき、マッドは思わず振り返りベルスを見上げる。
「ハッ! やっぱ人間って考えてる事が単純だな。物事が良い方向に向く様にひたすら考える。それがどんな結果になろうとな」
マッドはベルスの姿を見ると、思わずベッドの横に立て掛けてある剣を取ろうと起き上がろうとした。
何処と無く、殺気を感じる。
そして部屋には、何処からか風が通り、カーテンが風に揺られてベルスの姿が見えなくなった。
「どう護るか見せてみろよ。人間風情のクソガキがこれからどう足掻いていくか楽しみだな。憎悪と嫌悪の〈負の感情〉が、この世界に悪影響をもたらす事を忘れるなよ」
風が更に強くなり、カーテンが捲り上がる。
そこには月明かりに照らされ、赤い瞳を不気味に光らせて不敵に笑うベルスが、風を纏う様に立っていた。
その風は、大きな翼の形に見えなくも無く、マッドはぼんやりする身体を無理矢理起こし、剣を握り鞘を抜こうとする。
「お前......何者だ?」
「さぁ......? 少なからず、身勝手で自己中な屑な人間が嫌いって事だけは教えてやる。アイツらは、俺達にとっては敵だからな」
風は段々と弱まり、部屋には静寂が訪れる。
マッドは呆然としていると、ベルスに張り倒されてベッドに身を沈められた。
「お喋りはここまでだ。明日は一日検査で潰れるぞ。早く寝とけクソガキ」
「いってぇ! 何すんだこの不良軍医っ......!」
「薬が効いてきたか。それだけ元気が有れば大丈夫だな。お子様は早く寝ろ」
「お子様じゃねぇし!!」
ベルスはマッドから剣を取り上げ、テーブルに立て掛けると、少々乱暴に布団をかけていく。
カルテを記入すると、そのまま扉の方へ歩いて行った。
「じゃあな。明日ちゃんと生きて帰ってくる事を願ってるぜ」
「は......? どういう意味だそれ」
「ヴェイトの検査は荒いからな~ケケケッ。じゃあなクソガキ」
「は......おい、それどう言う事......」
ベルスはそのまま扉を閉め、部屋に静寂が戻る。
「え、ヴェイトの検査ってそんなに荒いのか......?」
不良軍医なのはベルスだけでは無かったのだろうか。
しかし、注射針を故意に深く刺された前科も有るので正直不安な部分もある。
それよりも。
「......夢、じゃねぇよな。アレ」
風が吹き荒れる中見た人物。
アレは本当にベルス本人だったのだろうか。
本人にしても、もう少し何か、悍ましいような、何処か懐かしい様な───。
「......駄目だ、寝よ」
考えていると再び頭が痛くなる感じがするのを恐れ、マッドは目を瞑り今の事は忘れようと何も考えない様にした。
段々と意識が遠くなり、深い眠りに着くまでそれ程時間は掛からなかった。
月はまだ高く登る。
朝日が登るまで後数時間───。
太陽が登り、光が窓から広い部屋を照らしていく。
ティミーはぼんやりと目を開くと、辺りを見回し暫くウトウトしていた。
外からヴェノルとシエンの声が聞こえた気がして、思考がまだ朦朧とする中、時計を見ると顔色を変える。
「えっ!? 嘘っ、もうお昼前!?」
まさかいつも寝坊するヴェノルよりも寝てしまうなんて。
ティミーは慌てて着替えて髪を整えると、バタバタと一階に降りてリビングの扉を勢い良く開いた。
「あらティミーちゃんおはよう。ゆっくり眠れたかしら?」
「おっ、おはようございます。すみませんもうお昼前ですよねっ!? 寝坊してしまってすみません!!」
「あら、良いのよ別に。疲れていたのね。熟睡出来た様で良かったわ」
「ね、寝過ぎました......すみません本当に! そ、そうだ! 何かお手伝いさせて下さい!」
ティミーは冷や汗を流し顔を赤くして慌ててエリシアを見上げると、エリシアはプッと吹き出し、小さく笑い声を上げた。
「ふふっ......ティミーちゃん......」
「な、何で笑うんですかエリシアさんっ......」
「ふふふっ......だって、必死過ぎて顔真っ赤で......ふふふっ」
「もう! 笑わないで下さい!」
相当顔が赤かったのか、エリシアはそんなティミーの表情がツボに入ってしまった様で必死に笑いを堪えていた。
ティミーが起きて来た事に気が付いたヴェノルとシエンがリビングに走り込み、二人は思い切りティミーに飛び付いた。
「おはようティミー! ねぇねぇ、お昼はオムライス食べたい!」
「おはよう、ティミーお姉ちゃん!」
「わわわっ!?」
二人が飛び付いて来て、ティミーは二人の勢いに負けてしまい、思い切りソファーに倒れ込んでしまった。
その上にヴェノルとシエンがのしかかる様に甘え、ティミーは思わず悲鳴を上げる。
「ちょ、降りなさい二人共!」
「やだ~! ティミー、早くご飯ご飯~!」
「わ、分かったから!」
「はいはい、ご飯にしましょうね」
困った様に笑うティミーに何処か安心したのか、エリシアは笑顔でキッチンに向かった。
その光は病室の窓からも入り込み、苦しそうに呼吸をするマッドを照らしている。
「うっ......」
夜になって熱が上がってきてしまった様で、頭がぼんやりする中、水分を取ろうと身体を起こそうとするも、身体は重くベッドに身を沈めてしまう。
(駄目だ。頭がガンガンする)
鎮静剤が効いているお陰であの時の様に暴走する心配は無いものの、具合が悪く不愉快な気分なのに変わりはない。
このまま朝まで無理矢理眠ってしまおうと再び目を閉じようとした時、ふと扉が静かに開かれた。
(げっ、アイツだ)
マッドはうっすらと目を開き入って来た人物を確認すると、青緑色の髪が見え、入ってきた人物がベルスだと確信した。
また嫌味を言われ突っ掛かるのはごめんだと、そのまま狸寝入りに持ち込む。
「起きてるだろ」
一瞬でバレた。
マッドは黙ったまま寝返りを打ち、苦しそうに息を吐く。
ベルスはその様子を気にする様子も無く、追加の点滴をぶら下げ、新しい管を更に繋げていった。
「ま、大人しくしてた方がこっちも手出さずに済むから良いけどよ。下手に暴れると拘束するからな」
「......うるせぇ」
熱で体力を消耗している所為で暴れる気力も殆ど残っておらず、マッドは力無く仰向けになった。
ベルスはカーテンを開け、静かに月を見上げる。
「人間って本当に愚かだよな。弱い癖に護ろうと吠える人間もいれば、自分勝手に他人を傷付ける人間もいる。本当自分勝手過ぎるぜ」
目を細めて言葉を吐き捨てると、マッドはベルスを睨みつけた。
「身勝手で悪かったな」
「ハッ。さっきまでの荒事を認めるのかよ。随分と素直じゃねぇか」
「......少し、頭が冷えたから」
マッドはポツリと言葉を吐く。
ヴェイトに言われた事が応えたのか、ベルスに背を向ける様に寝返りを打った。
「ティミーが心配してくれてるのも頭では解ってるんだ。今の俺がそばに居るとアイツを傷付けちまう。でも、拒絶した事で更に傷付けた」
ベルスは目を細め、マッドの背中を静かに見詰めて黙って話を聞いている。
普段なら聞く耳を持たないが、ヴェイトに面倒を見ろと言われている分、本心は嫌でも話を聞く事も必要だと感じているのだろう。
マッドは更に言葉を続けていく。
「旅に出る時に、誓った筈なのにな......ティミーの事を、必ず護るって。なのに護る所か傷付けちまって。何やってるんだろうなぁ......俺」
自分のした事に物凄い罪悪感がのしかかり、マッドは左腕で目元を覆う。
ベルスは一息吐くと、窓に寄り掛かりながら静かに口を開いた。
「お前はどうしたい訳? 懺悔ばっかり吐いてて、終わった事をずっと話しててよ。後悔してれば解決するのか? しねぇだろ」
ベルスの言葉に、マッドはうっすらと目を開ける。
「言葉で吐いて何か変わるのか? 自分がどうしたらあの女を護れるか、行動で示せ。って言っても今はあの女と合わせる事は出来ねぇけどな」
ヴェイト自身が合わせられると判断しないと合わせられない。
それはヴェイトが出ていく時にも言われた事だ。
マッドは分かってる、と呟き、身を丸める様に布団に包まった。
「……俺、絶対ティミーを護る。何からにも、必ず」
マッドはぼんやりと考えていると、ベルスがクッと喉を鳴らし、静かに笑い始めた。
その笑い声は段々と大きくなっていき、マッドは思わず振り返りベルスを見上げる。
「ハッ! やっぱ人間って考えてる事が単純だな。物事が良い方向に向く様にひたすら考える。それがどんな結果になろうとな」
マッドはベルスの姿を見ると、思わずベッドの横に立て掛けてある剣を取ろうと起き上がろうとした。
何処と無く、殺気を感じる。
そして部屋には、何処からか風が通り、カーテンが風に揺られてベルスの姿が見えなくなった。
「どう護るか見せてみろよ。人間風情のクソガキがこれからどう足掻いていくか楽しみだな。憎悪と嫌悪の〈負の感情〉が、この世界に悪影響をもたらす事を忘れるなよ」
風が更に強くなり、カーテンが捲り上がる。
そこには月明かりに照らされ、赤い瞳を不気味に光らせて不敵に笑うベルスが、風を纏う様に立っていた。
その風は、大きな翼の形に見えなくも無く、マッドはぼんやりする身体を無理矢理起こし、剣を握り鞘を抜こうとする。
「お前......何者だ?」
「さぁ......? 少なからず、身勝手で自己中な屑な人間が嫌いって事だけは教えてやる。アイツらは、俺達にとっては敵だからな」
風は段々と弱まり、部屋には静寂が訪れる。
マッドは呆然としていると、ベルスに張り倒されてベッドに身を沈められた。
「お喋りはここまでだ。明日は一日検査で潰れるぞ。早く寝とけクソガキ」
「いってぇ! 何すんだこの不良軍医っ......!」
「薬が効いてきたか。それだけ元気が有れば大丈夫だな。お子様は早く寝ろ」
「お子様じゃねぇし!!」
ベルスはマッドから剣を取り上げ、テーブルに立て掛けると、少々乱暴に布団をかけていく。
カルテを記入すると、そのまま扉の方へ歩いて行った。
「じゃあな。明日ちゃんと生きて帰ってくる事を願ってるぜ」
「は......? どういう意味だそれ」
「ヴェイトの検査は荒いからな~ケケケッ。じゃあなクソガキ」
「は......おい、それどう言う事......」
ベルスはそのまま扉を閉め、部屋に静寂が戻る。
「え、ヴェイトの検査ってそんなに荒いのか......?」
不良軍医なのはベルスだけでは無かったのだろうか。
しかし、注射針を故意に深く刺された前科も有るので正直不安な部分もある。
それよりも。
「......夢、じゃねぇよな。アレ」
風が吹き荒れる中見た人物。
アレは本当にベルス本人だったのだろうか。
本人にしても、もう少し何か、悍ましいような、何処か懐かしい様な───。
「......駄目だ、寝よ」
考えていると再び頭が痛くなる感じがするのを恐れ、マッドは目を瞑り今の事は忘れようと何も考えない様にした。
段々と意識が遠くなり、深い眠りに着くまでそれ程時間は掛からなかった。
月はまだ高く登る。
朝日が登るまで後数時間───。
太陽が登り、光が窓から広い部屋を照らしていく。
ティミーはぼんやりと目を開くと、辺りを見回し暫くウトウトしていた。
外からヴェノルとシエンの声が聞こえた気がして、思考がまだ朦朧とする中、時計を見ると顔色を変える。
「えっ!? 嘘っ、もうお昼前!?」
まさかいつも寝坊するヴェノルよりも寝てしまうなんて。
ティミーは慌てて着替えて髪を整えると、バタバタと一階に降りてリビングの扉を勢い良く開いた。
「あらティミーちゃんおはよう。ゆっくり眠れたかしら?」
「おっ、おはようございます。すみませんもうお昼前ですよねっ!? 寝坊してしまってすみません!!」
「あら、良いのよ別に。疲れていたのね。熟睡出来た様で良かったわ」
「ね、寝過ぎました......すみません本当に! そ、そうだ! 何かお手伝いさせて下さい!」
ティミーは冷や汗を流し顔を赤くして慌ててエリシアを見上げると、エリシアはプッと吹き出し、小さく笑い声を上げた。
「ふふっ......ティミーちゃん......」
「な、何で笑うんですかエリシアさんっ......」
「ふふふっ......だって、必死過ぎて顔真っ赤で......ふふふっ」
「もう! 笑わないで下さい!」
相当顔が赤かったのか、エリシアはそんなティミーの表情がツボに入ってしまった様で必死に笑いを堪えていた。
ティミーが起きて来た事に気が付いたヴェノルとシエンがリビングに走り込み、二人は思い切りティミーに飛び付いた。
「おはようティミー! ねぇねぇ、お昼はオムライス食べたい!」
「おはよう、ティミーお姉ちゃん!」
「わわわっ!?」
二人が飛び付いて来て、ティミーは二人の勢いに負けてしまい、思い切りソファーに倒れ込んでしまった。
その上にヴェノルとシエンがのしかかる様に甘え、ティミーは思わず悲鳴を上げる。
「ちょ、降りなさい二人共!」
「やだ~! ティミー、早くご飯ご飯~!」
「わ、分かったから!」
「はいはい、ご飯にしましょうね」
困った様に笑うティミーに何処か安心したのか、エリシアは笑顔でキッチンに向かった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる