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第九章 求める居場所
情緒不安定
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エリシアの言葉にティミーは同意するかの様に微笑み、小さく頷いた。
「分かります。ヴェイトさん、とても優しいですから」
「えぇ。だから、私もそんなヴェイトを護りたいと思うし、側にいたいと思うのよ」
「......強い、ですね」
ティミーは苦笑いをしつつも、何処か羨ましそうに二人を見詰める。
すると、ヴェイトの瞳がうっすらと開かれ、翡翠色の瞳がティミーとエリシアを捉え、ヴェイトは慌てて起き上がった。
「す、すまない。寝てしまっていたな。重かっただろ?」
「良いのよヴェイト。私、お風呂に入ってくるわね。シエンとヴェノル君なら二階で遊んでいるわ」
「分かった。後で顔を覗きに行くよ。ゆっくりしておいで」
「ありがとう。じゃあティミーちゃん、行ってくるわね。ヴェイトとお話でもしていてね」
「わ、分かりました」
また後で、と言いながらエリシアは部屋を出て、静寂に包まれる。
ヴェイトも寝られていた姿を見られて気不味かったのか、バツが悪そうに視線を逸らし咳払いをした。
「軍人とあろう者が、隙を見せるのは良くないよな」
「そ、そんな事無いですよ。ここはヴェイトそんのお家なんですから。お疲れだったんですよ」
「最近仕事が忙しくてね。久々にここに帰って来たから気が抜け過ぎてしまったな」
苦笑いしながらもヴェイトは素直に事情を話し、ティミーもそれを分かっていたのか小さく微笑んだ。
あの安心した表情は、余程エリシアに心を許しているのだろう。
そして、自分の安心する場所でもあり、そばに居たいと思える場所。
そんな居場所を、自分でも作れればどんなに良かった事か。
それ以前に、自分は仲間達に大変な事をしてしまった。
その考えが深くのしかかり、ティミーは直ぐに表情を曇らせる。
「......」
「どうした?」
ヴェイトは心配そうにティミーの顔を覗き込む。
ティミーはスカートをギュッと握り、不安そうにヴェイトを見上げた。
「私、みんなを傷付けてばっかりです。それになんの力も無くて......。足手纏いにしかなっていなくて」
「......うん」
「今回の事だって、私がもっとしっかり気持ちを保てていれば、マッドにだってちゃんと声が届いたかもしれないし、ウォックだってあんな大怪我しなくて済んだかもしれない。何のために旅に出たんだろうなって思ってしまって」
「......」
「本当、何も出来なくて迷惑ばかりかけてしまって。だから、私は本当は......一人でいた方が良かったのかなって......でも、マッドが心配でっ......」
寧ろ、初めから居なかった方が良かったのかもしれない。
話しているうちに、ティミーの目からは再び涙が溢れ出していた。
ヴェイトは立ち上がり、ティミーの頭を優しく撫でながら静かに口を開く。
「君が居なくなったら、マッドがとても悲しむ。君はマッドにとって心の支えになっている筈だよ」
「......そう、でしょうか」
「じゃなければ、あんなに自分を責めたりしないよ。大切な人を傷付けてしまった懺悔からあんなに追い詰められてしまっているんだよ。今の君と同じようにね」
ヴェイトの言葉に、ティミーは思わず顔をあげた。
ヴェイトは何処か悲しそうな表情をしながらティミーの涙を指で掬い、優しく頬を撫でる。
「俺も、今の君と同じ位の時にとても悲しい事があった。いや、過ちを犯してしまったと言った方が正しいかな。毎日毎日、後悔と懺悔の日々を送っていたよ。大切な人に、取り返しの付かない事をしてしまったんだ」
ティミーはハッと目を見開く。
料理を作っている時にエリシアと交わした言葉が蘇ってきた。
「もしかして、エリシアさん、ですか......?」
「いいや、エリシアではない。その時は既に恋人同士だったけど、俺にとって一番の恩人だった人なんだ」
「恩人......?」
ティミーは不思議そうに首を傾げると、ヴェイトは頭をポンポンと優しく撫で、フッと表情を曇らせた。
「だから、大切な人の側には常にいて欲しい。大丈夫。誰もティミーの事を邪険に思っていたりしないよ。みんなティミーが大切なんだ。だからマッドもそれを上手く伝える事が出来なくて苦しんでいるし、ウォックだって命懸けで護ってくれた。邪険に思っているなら普通だったらそんな事はしないから」
ヴェイトは微笑みながら話し、優しくティミーに視線を向ける。
ティミーはポロポロと涙を溢しながら、小さく頷いていた。
「......すみません、ありがとうございます」
「良いんだよ。ベルトアに来たばかりなのに今日一日で色々な事が有りすぎたから疲れているんだよ。今日はもう休みなさい。部屋に案内してあげるから」
「はい......ありがとうございます」
これ以上話してしまったら再び泣いてしまい、迷惑をかけしまいそうな気がする。
ヴェイトの言う通り今日はもう寝てしまった方が良いだろう。
ティミーはヴェイトに案内されるがままに、用意された寝室に足を運んだ。
三階まで歩くと、一番奥の部屋を案内され、ヴェイトはゆっくりと扉を開く。
寝室はとても広く、ベッドにテーブル、更にシンプルな本棚が置かれていてその上には綺麗な花が飾られていた。
「わぁ、とても広いです」
「お客様用のお部屋だよ。俺は二階で寝るから。何かあれば壁についている呼び鈴を鳴らせば一階のリビングと二階の一部の部屋に繋がって直ぐに駆けつけられるから」
「ありがとうございます」
「何か心配な事でもある?」
ティミーは部屋をキョロキョロと見回していた為か、ヴェイトは心配そうにティミーに視線を向ける。
ティミーは思わず首を振り、慌ててヴェイトを見上げた。
「だ、大丈夫です! ベッドも大きいですね」
「お客様がゆっくり休めるように大きめのベッドを用意しているんだよ」
「ありがとうございます。何から何までまでお世話になって」
「良いんだよ。部屋に鍵も付いてるから、ゆっくり休むと良い」
ティミーは部屋に入り、くるりとヴェイトに体ごと向けた。
「ヴェイトさんは、明日お仕事ですか?」
「そうだね。明日はマッドの体調の様子を見て検査するか判断するよ。ベルスに任せっきりには出来ないからな」
「あ、あの人、ですね」
「大丈夫。口は悪いけどキチンと仕事はするから。たまにシエンに逢いに立ち寄る事も有るけど危害は加えないから大丈夫だよ」
「シエン君に逢いに......? どうしてですか?」
「アイツ、子供好きなんだよ。シエンもベルスに良く懐いていてね。たまに逢わないとシエンがぐずっちゃうんだよ」
困ったように笑いながら話すヴェイトに、ティミーも釣られて笑みを浮かべた。
こんなにも良くしてくれているのだから、善意を受け止めても大丈夫なのだろうと、心の中でホッとしたようだ。
「ありがとうございます。おやすみなさいです」
「お休みなさい。ゆっくり眠りなさい」
ヴェイトは静かに扉を閉めてふぅ、と一息吐く。
「......思ったより、追い詰められているな」
ティミーの様子を思い返し、ヴェイトは目を細めて自分の手を見詰めた。
自身の事をあそこまで否定してしまうのは、マッドとのすれ違いだけでは無い。
確信した。
きっと、予想以上に彼女を傷付けてしまったのだと。
「......ごめんな、ティミー。必ず伝えるから。俺の口から、必ず」
それを伝えて、例え君が許さないと言っても。
月明かりが窓から差し込み、深い夜はこれからだと合図を告げる。
せめて幸せで穏やかな夢を見られるようにと、ヴェイトは祈りを込めながら月を見上げた。
「分かります。ヴェイトさん、とても優しいですから」
「えぇ。だから、私もそんなヴェイトを護りたいと思うし、側にいたいと思うのよ」
「......強い、ですね」
ティミーは苦笑いをしつつも、何処か羨ましそうに二人を見詰める。
すると、ヴェイトの瞳がうっすらと開かれ、翡翠色の瞳がティミーとエリシアを捉え、ヴェイトは慌てて起き上がった。
「す、すまない。寝てしまっていたな。重かっただろ?」
「良いのよヴェイト。私、お風呂に入ってくるわね。シエンとヴェノル君なら二階で遊んでいるわ」
「分かった。後で顔を覗きに行くよ。ゆっくりしておいで」
「ありがとう。じゃあティミーちゃん、行ってくるわね。ヴェイトとお話でもしていてね」
「わ、分かりました」
また後で、と言いながらエリシアは部屋を出て、静寂に包まれる。
ヴェイトも寝られていた姿を見られて気不味かったのか、バツが悪そうに視線を逸らし咳払いをした。
「軍人とあろう者が、隙を見せるのは良くないよな」
「そ、そんな事無いですよ。ここはヴェイトそんのお家なんですから。お疲れだったんですよ」
「最近仕事が忙しくてね。久々にここに帰って来たから気が抜け過ぎてしまったな」
苦笑いしながらもヴェイトは素直に事情を話し、ティミーもそれを分かっていたのか小さく微笑んだ。
あの安心した表情は、余程エリシアに心を許しているのだろう。
そして、自分の安心する場所でもあり、そばに居たいと思える場所。
そんな居場所を、自分でも作れればどんなに良かった事か。
それ以前に、自分は仲間達に大変な事をしてしまった。
その考えが深くのしかかり、ティミーは直ぐに表情を曇らせる。
「......」
「どうした?」
ヴェイトは心配そうにティミーの顔を覗き込む。
ティミーはスカートをギュッと握り、不安そうにヴェイトを見上げた。
「私、みんなを傷付けてばっかりです。それになんの力も無くて......。足手纏いにしかなっていなくて」
「......うん」
「今回の事だって、私がもっとしっかり気持ちを保てていれば、マッドにだってちゃんと声が届いたかもしれないし、ウォックだってあんな大怪我しなくて済んだかもしれない。何のために旅に出たんだろうなって思ってしまって」
「......」
「本当、何も出来なくて迷惑ばかりかけてしまって。だから、私は本当は......一人でいた方が良かったのかなって......でも、マッドが心配でっ......」
寧ろ、初めから居なかった方が良かったのかもしれない。
話しているうちに、ティミーの目からは再び涙が溢れ出していた。
ヴェイトは立ち上がり、ティミーの頭を優しく撫でながら静かに口を開く。
「君が居なくなったら、マッドがとても悲しむ。君はマッドにとって心の支えになっている筈だよ」
「......そう、でしょうか」
「じゃなければ、あんなに自分を責めたりしないよ。大切な人を傷付けてしまった懺悔からあんなに追い詰められてしまっているんだよ。今の君と同じようにね」
ヴェイトの言葉に、ティミーは思わず顔をあげた。
ヴェイトは何処か悲しそうな表情をしながらティミーの涙を指で掬い、優しく頬を撫でる。
「俺も、今の君と同じ位の時にとても悲しい事があった。いや、過ちを犯してしまったと言った方が正しいかな。毎日毎日、後悔と懺悔の日々を送っていたよ。大切な人に、取り返しの付かない事をしてしまったんだ」
ティミーはハッと目を見開く。
料理を作っている時にエリシアと交わした言葉が蘇ってきた。
「もしかして、エリシアさん、ですか......?」
「いいや、エリシアではない。その時は既に恋人同士だったけど、俺にとって一番の恩人だった人なんだ」
「恩人......?」
ティミーは不思議そうに首を傾げると、ヴェイトは頭をポンポンと優しく撫で、フッと表情を曇らせた。
「だから、大切な人の側には常にいて欲しい。大丈夫。誰もティミーの事を邪険に思っていたりしないよ。みんなティミーが大切なんだ。だからマッドもそれを上手く伝える事が出来なくて苦しんでいるし、ウォックだって命懸けで護ってくれた。邪険に思っているなら普通だったらそんな事はしないから」
ヴェイトは微笑みながら話し、優しくティミーに視線を向ける。
ティミーはポロポロと涙を溢しながら、小さく頷いていた。
「......すみません、ありがとうございます」
「良いんだよ。ベルトアに来たばかりなのに今日一日で色々な事が有りすぎたから疲れているんだよ。今日はもう休みなさい。部屋に案内してあげるから」
「はい......ありがとうございます」
これ以上話してしまったら再び泣いてしまい、迷惑をかけしまいそうな気がする。
ヴェイトの言う通り今日はもう寝てしまった方が良いだろう。
ティミーはヴェイトに案内されるがままに、用意された寝室に足を運んだ。
三階まで歩くと、一番奥の部屋を案内され、ヴェイトはゆっくりと扉を開く。
寝室はとても広く、ベッドにテーブル、更にシンプルな本棚が置かれていてその上には綺麗な花が飾られていた。
「わぁ、とても広いです」
「お客様用のお部屋だよ。俺は二階で寝るから。何かあれば壁についている呼び鈴を鳴らせば一階のリビングと二階の一部の部屋に繋がって直ぐに駆けつけられるから」
「ありがとうございます」
「何か心配な事でもある?」
ティミーは部屋をキョロキョロと見回していた為か、ヴェイトは心配そうにティミーに視線を向ける。
ティミーは思わず首を振り、慌ててヴェイトを見上げた。
「だ、大丈夫です! ベッドも大きいですね」
「お客様がゆっくり休めるように大きめのベッドを用意しているんだよ」
「ありがとうございます。何から何までまでお世話になって」
「良いんだよ。部屋に鍵も付いてるから、ゆっくり休むと良い」
ティミーは部屋に入り、くるりとヴェイトに体ごと向けた。
「ヴェイトさんは、明日お仕事ですか?」
「そうだね。明日はマッドの体調の様子を見て検査するか判断するよ。ベルスに任せっきりには出来ないからな」
「あ、あの人、ですね」
「大丈夫。口は悪いけどキチンと仕事はするから。たまにシエンに逢いに立ち寄る事も有るけど危害は加えないから大丈夫だよ」
「シエン君に逢いに......? どうしてですか?」
「アイツ、子供好きなんだよ。シエンもベルスに良く懐いていてね。たまに逢わないとシエンがぐずっちゃうんだよ」
困ったように笑いながら話すヴェイトに、ティミーも釣られて笑みを浮かべた。
こんなにも良くしてくれているのだから、善意を受け止めても大丈夫なのだろうと、心の中でホッとしたようだ。
「ありがとうございます。おやすみなさいです」
「お休みなさい。ゆっくり眠りなさい」
ヴェイトは静かに扉を閉めてふぅ、と一息吐く。
「......思ったより、追い詰められているな」
ティミーの様子を思い返し、ヴェイトは目を細めて自分の手を見詰めた。
自身の事をあそこまで否定してしまうのは、マッドとのすれ違いだけでは無い。
確信した。
きっと、予想以上に彼女を傷付けてしまったのだと。
「......ごめんな、ティミー。必ず伝えるから。俺の口から、必ず」
それを伝えて、例え君が許さないと言っても。
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