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借金を遺産相続した男爵令息は王子殿下に溺愛される
一度だけ※※
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「一度・・・・・・」
「・・・・・・」
「ご自分で?」
「ああ」
「その──失礼ですが、もう元気でいらっしゃいますよね?」
私は金髪で少し隠れた殿下の横顔を見ていたが、服の上からでも分かるくらい、下半身が膨らんでいることにも気がついていた。
「君が綺麗だからだ。私は、どうも男色家みたいでね。綺麗な男性を見ると、反応してしまうんだ。そう、例えば──君のような」
殿下は私のヒラヒラした寝間着の上に手を乗せると、布の上から胸の辺りを撫でていた。薄い素材のせいか、少し透けていて恥ずかしかった。
私はグラスから手を離すと、殿下の手を退けようとして彼の手を掴んだ。
「殿下──お戯れを」
「君をずっと見ていたんだ。睡蓮のように美しい君に、触れてみたいと思っていた」
「す、睡蓮?!」
びっくりし過ぎて、変な所から声が出てしまった。まさか男の私が、花に例えられる日が来るとは思いもよらなかった。
殿下の瞳に映る私を見ていたが、殿下は私に近づくと、両手で両頬を挟み、キスをしていた。
「んっ・・・・・・」
拙いキスを愛らしく感じていると、殿下は顔を赤らめながら下を向いていた。
「殿下? もしかして、ファーストキスでしたか?」
「すまない、下手くそで」
「そんな事ありません」
心の籠もった拙いキスに、私は殿下が可愛い弟のような気がしていた。殿下の顎を掴むと、唇の上からそっと唇を重ねる。
「私も、初めてです」
「本当か?! それにしては手慣れているな」
「私は書物で、知識を得ておりますから」
「でも、見るのと実際にやるのは違うだろう?」
「そうですね」
私は殿下にキスをすると、唇と唇の間に舌を割り入れ、吸い上げた。モゴモゴと動いていた殿下だったが、唇を離すと顔を真っ赤にしていた。
「はぁっ。やっぱり、初めてでは無いのではないか? 凄すぎるぞ」
「殿下、気持ちよかったですか?」
「ああ。君と触れ合っているだけで、どうにかなってしまいそうなほど興奮しているし、気持ちよくなってしまっている」
私は殿下のガウンに手を掛けると前をはだけさせて、ガウンを脱がせた。ソファーの上にそれが落ちると、殿下の白い肌が露わになる。
ソファーから立ち上がり、床の上に膝をつくと、すっかり反り上がっている殿下の竿を片手で持ち、指先で上下に扱きながら裏筋を舐めていた。
「殿下、気持ちいいですか?」
「そんなところをっ、舐めるのか?」
「・・・・・・」
「ご自分で?」
「ああ」
「その──失礼ですが、もう元気でいらっしゃいますよね?」
私は金髪で少し隠れた殿下の横顔を見ていたが、服の上からでも分かるくらい、下半身が膨らんでいることにも気がついていた。
「君が綺麗だからだ。私は、どうも男色家みたいでね。綺麗な男性を見ると、反応してしまうんだ。そう、例えば──君のような」
殿下は私のヒラヒラした寝間着の上に手を乗せると、布の上から胸の辺りを撫でていた。薄い素材のせいか、少し透けていて恥ずかしかった。
私はグラスから手を離すと、殿下の手を退けようとして彼の手を掴んだ。
「殿下──お戯れを」
「君をずっと見ていたんだ。睡蓮のように美しい君に、触れてみたいと思っていた」
「す、睡蓮?!」
びっくりし過ぎて、変な所から声が出てしまった。まさか男の私が、花に例えられる日が来るとは思いもよらなかった。
殿下の瞳に映る私を見ていたが、殿下は私に近づくと、両手で両頬を挟み、キスをしていた。
「んっ・・・・・・」
拙いキスを愛らしく感じていると、殿下は顔を赤らめながら下を向いていた。
「殿下? もしかして、ファーストキスでしたか?」
「すまない、下手くそで」
「そんな事ありません」
心の籠もった拙いキスに、私は殿下が可愛い弟のような気がしていた。殿下の顎を掴むと、唇の上からそっと唇を重ねる。
「私も、初めてです」
「本当か?! それにしては手慣れているな」
「私は書物で、知識を得ておりますから」
「でも、見るのと実際にやるのは違うだろう?」
「そうですね」
私は殿下にキスをすると、唇と唇の間に舌を割り入れ、吸い上げた。モゴモゴと動いていた殿下だったが、唇を離すと顔を真っ赤にしていた。
「はぁっ。やっぱり、初めてでは無いのではないか? 凄すぎるぞ」
「殿下、気持ちよかったですか?」
「ああ。君と触れ合っているだけで、どうにかなってしまいそうなほど興奮しているし、気持ちよくなってしまっている」
私は殿下のガウンに手を掛けると前をはだけさせて、ガウンを脱がせた。ソファーの上にそれが落ちると、殿下の白い肌が露わになる。
ソファーから立ち上がり、床の上に膝をつくと、すっかり反り上がっている殿下の竿を片手で持ち、指先で上下に扱きながら裏筋を舐めていた。
「殿下、気持ちいいですか?」
「そんなところをっ、舐めるのか?」
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