【R18】蜜を求める牢獄

ロマネスコ葵

文字の大きさ
30 / 40
第ニ章 もう一人のヒーロー。

30 寝ても覚めても……。 ※

しおりを挟む

 
 時計の針を見るに、かれこれ一時間が過ぎた……。

 あれから一切、起きる気配がない。
 ルーツが何か物足りなさそうに手を伸ばしたまま横になっている。

「ルーツ……いつ行くの……かな? まだ起きなくていいのかな……」

 私がその手の上に重なるように手を添えると、

「ひあっ!?」

 隙をついたかのように手首を掴まれ引っ張り上げられた。
 最初はルーツの上にのしかかる様だったけれど、素早く立ち位置が逆転される。ベッドに倒れ、両手首は一緒に手錠で繋がれたかのようにルーツの手に収まった。

 見上げると、ルーツは目が覚めてないのか半分しか瞼が空いていない。
 こんな状況でまだ意識が朦朧としてそうなのってどういう事……!?

「ルーツ、やめて! 朝からこんな事したくない……だって昨日もしたもの。分かんないけどそんな何度もしなくたって、足りてるでしょう……?」

 そんな何度もしなくたって、多少なりとも我慢できると思った。
 
「私も、そんなもたないと……思うし」

 そう拒みながらも、鼓動が加速していくようで下が疼き出した。自然と両脚を擦ってしまう。
 今までルーツの魔力のせいだからと、仕方がないって甘えてしまっていた部分があったと思う。けれど、こんな状況だとこれ以上言い訳なんて出来ない気がしている。
 唐突に、涙が溢れてきた。
 

「う……ぐすっ……。ルーツ、ごめん……魔法を、かけてください……。お願いします……そしたら、沢山してもいいから……」

 声が震え、喉につっかかるような感覚に陥る。
 情けない、厭らしい事にこれはルーツの魔力のせいであると未だ逃げ出したい気持ちになる。





 結局、魔法はいつまで経ってもかけられず……。

「んっ……うっ、あっあぁっ……!! やぁっ……」
「んっ……んっ……」
「ずるい……もう……魔法、かけて……お願い……んっ……あっ……!!」

 私の陰部に舌を差し込んで蜜を舐めとられる。私の魔力を搾り取っていくだけだった。
 れろ……じゅる……るるるる……。
 
「お……音っ……!」

 私の恥部を吸って、じゅるじゅると音が。唇に挟まれて、中で円をかくように舌で転がされてるのが分かる気がする。
 
「も……だめ……ルーツ……また、イッちゃう……」
「ん……もっと、白いの頂戴……」
「~~~~っ!! ずるい。なんで、こんな時も寝ぼけてるんですかぁ……!?」

 声がまだ虚ろ虚ろとした感じ。かれこれ三十分くらい、じゅるじゅるしてるくせにぃ……!
 
「あぁっイクッ! イクイクイクッイッちゃうぅ…………!」

 腰が浮いて、ルーツは再び私の膣内に舌を差し込んだ。ぐちゅ、ぐちゅと音が高鳴る。一度だけ、膣内から波が押し寄せるように蜜が溢れた気がした。




***
 

 ちゅ、ちゅ……くちゅ……。

 これが、最後なのかな……。まるで宥めるように深いキスを与えてくる。
 私の唾液の蜜を味わってくれているのかな……。身も心も溶けそうになってくる。

 舌を吸い上げたり、絡めてきたり、溜めた唾液を転がすように送ってきた。
 

「りゅ……ル……ツ」
「……ん……。ん? 今、自分から差し出してきたでしょ……」
「……!? っえ!?」

 ルーツは私の両頬をがっちりと両手で押さえながら長いことキスをしていたら、唇から離れた途端に私は舌を差し出したままだったという。

「あー……だめだ。凄い惹き付けられちゃう……」

 ルーツは眠りから覚めたように、可哀想に見下ろすような目でほくそ笑むのを抑えようとしている。

「やっぱ挿れる」
「だ、駄目です!! は、はやく使命を果たしにいかなきゃっあ! ああぁっ……!」

 私の話、なんにも聞いてくれない……! お構いなしに膣内にアレが挿入っていく……。 ゆっくりと擦るように、入り口まで引いては押すを繰り返す。徐々に膣内が開いて、

「あ゛っ……!! 奥っ……奥ぅぅ……!!」

 ぐり、ぐり……、とこじ開けられる。
 すると私を抱き起こして、ぎゅぅぅと抱き締められる。私の背中を包むように手を回し、首筋に小さな吐息がかけられる。

「あーーきもちい……絞まり過ぎ……」
「むり……むりぃ……」

 起き上がった途端に奥まで詰め寄られて、それから再び先端を入り口まで徐ろに戻しては一気に奥に突き上げられた。

「んあぁっ!!」

 電流が、子宮を超えて腹から喉元まできてる気がする。
 
「あ゛ぁ……あっ……あっ……ああ」

 口から唾液漏れ出して鼻からも液が垂れる。
 思考回路も働いてるかどうか……。朝から体力までも全部持ってかれそうな勢い。それからも私は幾度となく達してしまった。

 

***



 あれから暫くして、私はベッドに寝たきりだった。最初は立ち上がろうとしたけれど脚が震えてしまってうまくいかずロクに動かせないため、暫く休んでいた。
 


「兵長、そろそろ時間です。――――そちらは?」

 仮面を被った兵士が扉のノックもせずに訪れる。
 あれだけ私を虐めておいて、ルーツは何事も無かったかのように準備もすぐに終えたようだった。

「実験に使うんだ」
「実験」

 なんの事だから分からなさそうな兵士がルーツの言葉を繰り返す。

「とにかく彼女を船まで運ぶ」
「痛っ……!」

 まるで同じ人間を扱うようではない、ルーツは私の髪を吊るすように引っ張り上げられる。服をまともに着ていなかった私は兵士に身を露わにしてしまう。
 兵士は露骨に、ゴクリと喉を鳴らす。

「わたくしが、彼女を運びましょうか?」

 そう言い終えると、急に兵士は銃を取り出して自分の頭に向けた。

「っえ!? あっ……!? 兵長まさか、わたくしを操ってませんか……!? じょ、冗談ですよ彼女を運ぶだなんて」
「他の奴にも伝えて。彼女には触るなって」
「分かりました! 分かりましたから銃を下ろさせてください……!」

 ルーツが指差すだけで兵士はそそくさと部屋から逃げ出し、追い出すことができた。
 漸くして引っ張られた髪が解かれる。
 

「……痛かったぁ」
「君を雑に扱わないと蝿が飛んでくるでしょ」
「だから髪を引っ張ったのですか? もう……!」

 ここで終わるかと思いきや、ごそごそと私の手首や首を弄りだしてきて……。
 
 て、


 手錠。


「え、ええ、え??」


 両手を後ろに、なんともスムーズに手錠をかけられ、首にも厚い太めの首輪がはめられる。その首輪にはリードのように鎖が繋げられていた。

「あの……」

 その上からフードのついた黒いマントを被せられる。 
 
「ちゃんと深く被って」

 ルーツはベッドに座った私の前に立ち、膝を床につけて見上げながらそう言った。

「で、でも前が見えなく」
「僕が繋いでるから見えなくたっていいよね?」

 そう言いながら鎖を強引に引っ張られ、お互いの額が合わさる。
 
「ゔ……」

 過剰に、彼の思うがままに配慮など知らない彼の行動はまだまだ続いた……。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

転生先は男女比50:1の世界!?

4036(シクミロ)
恋愛
男女比50:1の世界に転生した少女。 「まさか、男女比がおかしな世界とは・・・」 デブで自己中心的な女性が多い世界で、ひとり異質な少女は・・ どうなる!?学園生活!!

処理中です...