脱日常 -怒れる拳に火をつけろ-

デザーム

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1章

獄門高校

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「はぁ…はぁ…はぁ……なんで俺がこんな目に!……」
必死に逃げ回る獄門高校生徒。

「逃げないで、さっさと捕まりましょうや!」 
 期限内にお金を収めることが出来なかった獄門高校序列外の生徒が追われているのである。

「三越先輩。やっと捕まえましたわ!」

「ご苦労だ、左京、右京。 で、お前な 金の回収昨日までたったよな? 期限過ぎてんだよ。次期限過ぎたら〇すって言ったよな。」

「す、すまなかった………今回は許してくれ………頼む……」

「右京、左京、こいつの処理頼むわ」

「了解です! 先輩、お疲れ様でした!」

それからこの生徒の姿を見る者はいなかった。



一方の脅威第一高校。佐久間は各序列のメンバーについて聖秀に話す。

「まずは序列10位の十坂だ。こいつは喧嘩に関してはあまりレベルが高いとは言えない。だが、こいつは集団で居るのが好きな卑怯な奴だ。サシで勝負するなら聖秀が圧倒的だろうな。 だから一人でいる時を狙え。」

佐久間が言うように序列10位十坂は滅多に単独行動をしない。だから複数人で行動している時に喧嘩をするのは極めて危険である。

「序列9位の九十九にも十分に注意をしておいた方がよい。 特にあいつの腕時計には細工されていて光を飛ばしてくるぞ。」

序列9位の九十九は周りのありとあらゆる物を使って攻撃してくる。 催涙スプレーを使っている時もあったらしい。

「そして序列8位は八雲だ。こいつは他と比べて背が小さい。だからといって侮るなよ。攻撃スピードが尋常じゃない。昔ボクシングをやっていたらしいからパンチには要注意だ。」

「序列7位、七瀬。 こいつは柔道家だった。体格がかなり大きい。掴まれたらオワリだと思っておけ。」

「序列6位、六峰。こいつは現ボクシング選手だから普段は全く喧嘩をしてない。だから聖秀が六峰もやり合う機会はないだろうな。無視しておいていいだろう。」

俺はこんなヤツらと今後やり合うことになるのか。果たして本当に事が上手く進むのか。聖秀はもう戻れない道を進もうとしていた。下手すれば取り返しのつかない日常を送ることになるであろう。

佐久間は畳み掛けるように言う。

「ざっと序列10位から6位まではこんなものだが、5位からの生徒はこれまでとは比べ物にならない強さだ。まずは六峰を除く今紹介した奴らを倒すことだ。よし、明日の夜、十坂を始末するか。覚悟は出来てるな。」

聖秀の目つきは変わっていた。大怪我を負った勇二のため聖秀は動き出す。

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