田舎でお見合いしたらギャグだった

コロ星人

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それから

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 あれから半年経ちました。
 私は今、妊娠9ヶ月で、今日から産休に入りました。

 はい。結婚は3月下旬でしたから、単純に計算が合いませんね。すみません。誠さんが物凄く優秀だったということで、お許しくだされ。

 その誠さんですが、現在街中の一番賑やかな学校で1年生の担任をしています。私の妊娠が発覚してからは、日々過保護に拍車がかかっています。
 これは、パパになったら、きっと子どもにメロメロの激甘パパになりそうな気がします。



「七海、ただいま(チュッ)今日は変わった事なかった?」
「うん」
「そう、それは良かった。で、今日のご飯は何?」
「今日はね、誠さんの好きな酢豚メインの中華よ」
「やったぁ!じゃあ、着替えてくるね(チュッ)」

 毎日、こんな感じかな?惚気てすみません。

 また、出産は実家に帰ろうかとも思いましたが、あの母に任せられる事があるとは思えないし、かえって心配が増えそうなので、出産後は自宅で頑張るつもりでいました。

 でも、それに気づいた誠さんが、出産後は自分の実家で過ごしてはどうかと提案してきたのです。
 今は実家にはご両親しかいないし、初めての内孫で、きっと両親も喜ぶからと言ってくれました。

 彼の申し出は、初めての出産でちょっとだけ心細かった私を勇気付けてくれました。
 そして、私はそれを暖かく受け入れる事にしたんです。きっとそれは間違っていないはず。

 実家の母が
「もう、良かったじゃない!私、あんたが出産で帰ってきたらどうしようかと思ってたのよ。助かったわ」
 と言って逆に喜んでました。はい、あなたは規格外ですよ。


 皆んなに手を差し伸べてもらう事で、私はここに立っていられる。誠さんに優しさをもらって、自分も優しくなれる。私は今、とても幸せです。
 何も返さなくていいよと言ってくれた誠さんのために、私ができることは、自分が幸せになる事で、きっとそれが誠さんへの恩返しになることだと思えるようになったことかな?

 これから生まれてくる小さな命のために、私は何時も優しく笑っていたい。
 そんな私を何時も暖かく見守ってくれる誠さんを、私はいつまでも愛していたいと思います。











 七海と誠のお話は、これで終わりです。
拙いお話にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。書いててとても楽しかったです。
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