機械の向こう側の君に

Olivia

文字の大きさ
9 / 13

実験

しおりを挟む
右手の小指を眺めている妹を眺める

アヤメ「のむ?」

缶ビールを飲みながらなんと聞いてみる

海「ん?ビール?」

アヤメ「発泡酒だけど」

海「・・・もらう」

海は19歳だったか・・・この国は18から飲酒が許可されているから合法

(ちなみに実際にヨーロッパの一部の国では18歳から飲酒は合法です)

私のその2つ上・・・どうでもいいか・・・

アヤメ「聞いてもいい?」

缶ビールをわたす

海「なに?」

プルタブを起こしながら

アヤメ「小指の感覚は現実と違う?」

首をかしげる

左手の小指をこちらに向ける

海「さぁ?」

小指を絡める

アヤメ「力の加減って・・・」

海「無意識かな・・・違和感なかったけど・・・」

アヤメ「そっか・・・」

よく考えてみたら私は人間同士の接触はテストしていない

アヤメ「明日の昼間でいいんだけど・・・一緒にログインしてくれない?」

海「いいけど・・・なにするの?」

アヤメ「ん・・・そうだな・・・」

海「しようか?」

アヤメ「あなたから誘うの珍しいね」

海「今から」

アヤメ「は?・・・いいけど」

海「すこしのんでからね」

お酒は妹のほうが強い

あちらのほうも妹の方が・・・強いというのはおかしいか?

わたしのほうが先にいかされる

海「今から少しよってするでしょう?で、明日は昼間に仮想空間で飲んでからしてみたら?」

アヤメ「すばらし提案だとおもう」

そういえば性的なサービスのほうが感覚のデータが細かく作られているが・・・

まずは一般ようで試してみるか・・・

そういえばオブジェクトの人間 (NPC)とかの接触は試してないな・・・

レポートを読んでみるか・・・

さすがにオブジェクトの人間に性器は設定されていないと思うけれど

それを使うユーザーが出てくるとディストピアになりかねないか・・・

仮想空間の出資者にエロコンテンツのゲームとかVRのメーカーが入っていたから

その手の開発もどこかでされているとは思う

あまり性的サービスの方を覗いてみる気にはならない

噂では女性のユーザーの方が多いらしいけれど・・・

海「しよっか」

車イスでベッドまで移動して服を脱いでベッドの上に転がる

海「やさしくしてね」

アヤメ「それ、わたしのセリフ」

海「いつもいったあとにやり返すように必至に攻めるでしょ」

・・・かもしれない

---

いかされたままさらにいかされた

海「・・・ごめん・・・眠い」

人の体をもてあそんで満足したかのように寝てしまった

・・・まぁ、いいか

明日、やりかえそう

---

そういえば、気になっていたことがある

仮想空間に入る時

神経と意識を機械に接続する

ただし現実の体の生命活動を維持する神経はつないだままになる

当然、脳は共通で使う

脳を活動させるためには現実の体を維持する必要がある

呼吸と心拍、基本的な手足の感覚と5感を仮想空間に投影して現実側を遮断したことになっている

仮想空間にダイブしている人の触覚はどうなっているか

性感帯を刺激した場合、仮想空間の体が反応するのだろうか?

レポートには出てこない

明日、海にお願いして試してみようか

まぁ、先にログインしてもらって手をつないで感覚があったか、外部から通話かチャットをいれれば確認できるか・・・

いつの間にか眠ってしまったらしい。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし

かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし 長屋シリーズ一作目。 第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。 頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。 一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...