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農場奴隷編
第25話 キラー・ビーの巣 B
しおりを挟む前回の討伐から、三日経過した。
キラー・ビーの群れの討伐を再開しようと思う。
「今日の夜にでも行くか──」
農作業が終わり、日が暮れて二時間ほどが経過した。
俺は農場の南へと、移動を開始する。
農場の端の柵までたどり着いた俺は前回と同じように、状況確認と敵をおびき寄せる挑発を兼ねて広域探知を行った。
キラー・ビーの数は合計百二十はいた。
前回の討伐で三十二を倒している。
三日間で少し個体が増えたのか?
いや、前回の討伐時に巣の周囲にいなかった個体がいたのだろう。
いずれにしても劇的に数が増えているわけではない。
俺は一分おきくらいに探知をくり返す。
こちらに向かってきている敵は、隠密タイプが三十と少し、ノーマルが六十匹。
前回は三十匹で返り討ちにあったので、数を増やしたようだ。
キラー・ビーの群れは途中で遭遇したコボルト一匹を捕獲し、巣に持ち帰っている。そのため二匹ほど数は減ったが、敵戦力にたいした影響はないだろう。
俺は前回と同じように姿を視認できたキラー・ビーから、順に土魔法で岩石を飛ばして仕留めていった。
敵の数がかなり増えたが、やることは変わらない。
向こうは農場内に入ってこないのだから、安全に駆除することが出来る。
そう思いながら、作業と化した討伐を行っていると、残り二十匹となったところで、敵が一斉に農場内へと入ってきた。
「おおっ、根性ある奴もいるじゃないか」
このままでは、一方的に的になるだけだ。
意を決して農場へと侵入した一団は、俺へと襲い掛かってくる。
しかし、敵の動きは鈍い。
キラー・ビーは明らかに、戦闘能力が落ちている。
「──それで、入りたくないのか?」
俺ははがねの剣を抜き放ち、向かってくるキラー・ビーを両断していった。
「魔力を節約できて、かえってよかった」
農場周辺まで偵察に来ていた敵の群れは、これで殲滅できた。
俺は魔石と素材を回収して、部屋へと帰還した。
討伐には役に立たなかったスラ太郎だが、素材の剥ぎ取りでは活躍してくれた。
ありがとう。
スラ太郎。
*************************
名前 ユージ
HP 102/112 MP 16/126 FP 101/114
幸運力
058~-011×2
スキル
空間移動 危険感知
所持品
魔石値 0040108
回復薬 6個
所有奴隷
アカネル モミジリ イルギット
借金 金貨21枚 銀貨8枚 銅貨43枚
才能
大魔導士の卵 戦神の欠片 強欲な器
職業
労働奴隷Lv16(従順-56) 農夫Lv13 薬草採取者Lv12
戦士Lv19 剣士Lv17 武闘家Lv16 弓使いLv13 槍使いLv14
魔法使いLv20 魔術師Lv19 魔物使いLv15
探索者Lv20 斥候Lv19 隠密Lv20 暗殺者Lv18
遊び人Lv26 ギャンブラーLv23 ハーレムマスターLv19
薬師Lv18 錬金術師Lv20 鍛冶師Lv20
*************************
キラー・ビーの魔物素材は、硬い殻と毒や麻痺効果がランダムに付いた針。
錬成した針は鉄製の武器と合成出来るし、殻は防具のコーティングに使える。
持てるだけ持って、帰ってから錬成しておく。
三日後、錬成で消費したMPも回復している。
残りの敵はおよそ三十匹くらいになっているはずだ。
群れのボスのクイーン・ビーは戦闘能力630の強敵だが、探知で得た魔力反応から推察すると、厄介な攻撃魔法を使うタイプではない──
今夜にでも決着をつけてやろう。
夜になり、俺は農場の南の山の前まで来た。
キラー・ビーの巣を目がけて広域探知を放ったが、いつものように斥候がこちらへと向かってくることはなかった。
これまで二度も、敵の威力偵察を殲滅している。
相手が慎重になったのか? と思ったが、恐らくそうではない。
敵の中に、魔力に敏感な隠密タイプがもういないのだ。
俺の広域探知の魔力に気付いていない、という可能性が大きいだろう。
「こっちから、打って出るか──」
山の中に入るので危険は大きいが、向こうが魔力に気付かない以上は、これまでのような安全策はとれない。
俺は隠密結界を張って、キラー・ビーの巣があるところまで進むことにした。
探知で調べた結果、キラー・ビーの巣までの間に他の魔物の反応はなかった。
移動中も予期せぬ敵との遭遇はなく、余計な戦闘はせずに済んだ。
キラー・ビーの巣が見えた。
これから、魔物の巣の駆除を行う。
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