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お嬢様は謙虚堅実!? 2
第96話 VS バーワイルのボス B
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私は棒を装備し、部隊の先頭に立つ。
目を閉じて集中し、敵が接近してくる気配を探った。
隠密能力に長けた敵だが、その気配の全てを完全に隠せるわけではない。
「────来たっ!」
敵の気配を捉えた私は、そこに向けて攻撃を加える。
「────伸びろ、棒よ!」
魔法で身体能力を強化し、体重を50倍にしてから、敵に向けて棒を伸ばした。
ルドル目掛けて直進してきたバーワイルのボスにとって、この攻撃は想定外だったのだろう。
私の棒がヒットする。
ドゴぉおおおおおおおおおお────!!!!!
高速で突進してきたバーワイルのボスに、同じく高速で伸ばした棒がぶつかった。
棒は敵の頑丈な鼻に突き刺さり、肉を抉る。
しかし、骨を突き破ることはできず、そこで受け止められた。
衝突エネルギーが緩和されずに私にまともに来る。
私の体が空を舞った。
体重を50倍にしていたが、それでも敵の方が断然重い。
敵のボスが吹き飛ぶことはなかったが、私の体は吹っ飛んだ。
私は吹っ飛びながら、回復魔法を自身にかける。
ズタボロになった両腕を素早く修復した。
魔法で身体能力を強化していても、あの攻撃をまともに受ければ持ち堪えられなかった。
私が空中で吹っ飛ばされている間に、ジャックの剣とドヤコちゃんの鉤爪、ンガーちゃんのナイフがバーワイルのボスの体を切り裂いた。
敵との衝突で私は吹っ飛ばされたが、バーワイルのボスもただでは済まなかった。
走っているところに正面から想定外の攻撃を受け、前後不覚の状態になっている。
その隙を逃さず、皆が攻勢に出ていた。
ジャックたちより少し遅れて、ドイゴンも敵に接近し剣で攻撃している。
バーワイルの体毛は硬く、剣で刃を肉に届かせるのは難しいが、ドイゴンもなんとか肉を切ることはできていた。
なんだかんだ言っても、ドイゴンはAランク冒険者だ。
しっかり動けているし、役にも立っている。
身体を斬られているバーワイルのボスは、痛みで滅茶苦茶に暴れ出した。
あいつの鼻には私の伸ばした棒が刺さっているので、周囲の木々が破壊されていく。
吹き飛ばされていた私は、地面に着地すると敵に向かって走り出す。
その時は体重を軽減させているので、高速で敵に接近できた。
不規則に暴れ回る敵の動きを読み切り、私は敵に刺さったままの棒を掴む。
暴れる敵に振り回されながらも、私は棒を元の長さに戻した。
伸ばした時と同様に、高速で棒を縮めると、私の眼前に敵の顔が現れる。
私は敵の眉間の真ん中に、闘気を込めた拳を叩きつけた。
「喰らいなさい!!」
────がごん!!!!!
その攻撃が敵の脳を揺らして、動きを停止させる。
私たちは動きの止まった敵の体を削り続け、討伐することに成功した。
目を閉じて集中し、敵が接近してくる気配を探った。
隠密能力に長けた敵だが、その気配の全てを完全に隠せるわけではない。
「────来たっ!」
敵の気配を捉えた私は、そこに向けて攻撃を加える。
「────伸びろ、棒よ!」
魔法で身体能力を強化し、体重を50倍にしてから、敵に向けて棒を伸ばした。
ルドル目掛けて直進してきたバーワイルのボスにとって、この攻撃は想定外だったのだろう。
私の棒がヒットする。
ドゴぉおおおおおおおおおお────!!!!!
高速で突進してきたバーワイルのボスに、同じく高速で伸ばした棒がぶつかった。
棒は敵の頑丈な鼻に突き刺さり、肉を抉る。
しかし、骨を突き破ることはできず、そこで受け止められた。
衝突エネルギーが緩和されずに私にまともに来る。
私の体が空を舞った。
体重を50倍にしていたが、それでも敵の方が断然重い。
敵のボスが吹き飛ぶことはなかったが、私の体は吹っ飛んだ。
私は吹っ飛びながら、回復魔法を自身にかける。
ズタボロになった両腕を素早く修復した。
魔法で身体能力を強化していても、あの攻撃をまともに受ければ持ち堪えられなかった。
私が空中で吹っ飛ばされている間に、ジャックの剣とドヤコちゃんの鉤爪、ンガーちゃんのナイフがバーワイルのボスの体を切り裂いた。
敵との衝突で私は吹っ飛ばされたが、バーワイルのボスもただでは済まなかった。
走っているところに正面から想定外の攻撃を受け、前後不覚の状態になっている。
その隙を逃さず、皆が攻勢に出ていた。
ジャックたちより少し遅れて、ドイゴンも敵に接近し剣で攻撃している。
バーワイルの体毛は硬く、剣で刃を肉に届かせるのは難しいが、ドイゴンもなんとか肉を切ることはできていた。
なんだかんだ言っても、ドイゴンはAランク冒険者だ。
しっかり動けているし、役にも立っている。
身体を斬られているバーワイルのボスは、痛みで滅茶苦茶に暴れ出した。
あいつの鼻には私の伸ばした棒が刺さっているので、周囲の木々が破壊されていく。
吹き飛ばされていた私は、地面に着地すると敵に向かって走り出す。
その時は体重を軽減させているので、高速で敵に接近できた。
不規則に暴れ回る敵の動きを読み切り、私は敵に刺さったままの棒を掴む。
暴れる敵に振り回されながらも、私は棒を元の長さに戻した。
伸ばした時と同様に、高速で棒を縮めると、私の眼前に敵の顔が現れる。
私は敵の眉間の真ん中に、闘気を込めた拳を叩きつけた。
「喰らいなさい!!」
────がごん!!!!!
その攻撃が敵の脳を揺らして、動きを停止させる。
私たちは動きの止まった敵の体を削り続け、討伐することに成功した。
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追記:2025/09/20
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