記憶屋2

鷲宮@

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生徒会長

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「それなら…彼女が大人になり、過去のツラい思い出を受け入れる強さを持った時に封印を解けるようにして下さい」

「了解しました。それと1つ。あなたの記憶を少しだけ見せて下さい」

彼は私のすぐ近くまで歩み寄り、私の頭に手をかざし始めた。

「ありがとうございました。もう1つ。記憶を封印するとあなたと彼女の関係は全てなかった事になります。いいですか?」

「構いません。彼女が残りの学生生活を楽しんでもらえるなら」

「わかりました。それでは始めます」

「よろしくお願いします」

私は力の入らない手で、彼の手をガッチリ握りしめた。
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