ただいま御褒美転生中!〜元召喚勇者は救った世界で、自作の自立型魔法創作物と共に自由を求める〜

いくしろ仄

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過去と現在

105.初めての共同作業

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現在の魔道具や魔法機器はチャージ済みのバッテリーを交換するように魔石から作られる魔力充填石の交換が必要。

周囲から自動的に魔力を補充して動き続ける古の魔道具の機構は失われて久しくもう再現不可能とされている。

しかし、シュアクーンの対エルフ用ガスマスクC-Zと、イヤリング型ツルレンジャー空気清浄機は、ゴーレムという括りのためにシュアクーンと繋がったパスで魔力が供給されているのであーーる。


ー・ー・ー・ー・ー・ー




「シュアクーン様。実はですな、私のところに懲罰管理部から連絡が来てましてな」

え?どこ?それ。
懲罰管理部なんて初めて聞いた。

いやあ!すっかり忘れてましたなーと悪気なく笑うタドットに何の話か詳しく聞いてみる。


「それが、あのハエマスクをなんとか大量に作れないかと言うんですよ」


元々は、僕の持ち帰ってきた不要になってあげたハエマスクを、タドットが孤児院に寄付したことから始まる。


僕が企画運営した工房製品即売会こと孤児院祭り。
毎年は無理だったみたいだけれど、祭り自体は一年おきに孤児院の敷地で継続して開催されている。

孤児院には場所を貸したお金が入り、その上に孤児院の出店料は無料。

代わりに迷子の預かり、具合の悪くなった人の休憩所として運営のお手伝いもしていて、周辺住民も無償でそれに参加してくれている。
もともと周辺は工房が多く、工房主のオカミサンだとか、工房に所属している人だとかが祭りを盛り上げようと自主的に手伝ってくれているのだという。


そして。
僕の設置したトイレ。
セルリーナス孤児院のお隣にある警邏官詰所に寄付したズラリと並んだトイレは祭りの間大活躍!
やっぱりトイレ問題は大切なのだウンウン。


警邏官詰所ではトイレを寄付されて、初めは週番制にして清掃をしていたんだけど、今では捕まえてきたごくごく軽い軽犯罪人の刑罰にしているという。
それが無い時には孤児院の子供にそこの清掃やウンプゥの実の回収を仕事として依頼してるんだって。

それを知っていたタドットが、僕のあげた対エルフ用ガスマスクC-Z、通称ハエマスクを孤児院に寄付したんだ。

なんか、あの孤児院ではタドットは祝い鶴を空に飛ばしたスゴイオジサン扱いされていて大人気!

そんなに大人気だったことなど生まれてこのかた一度も無かったタドットは、気分を良くして今でも時折孤児院まで足を運んでいるのだという。



ウンプゥの実を回収する仕事は匂いがキツイ。というか超絶臭い。
それは鼻を摘むという程度ではなく、もう頭の中が鼻から汚染されるような気分だ。

警邏官詰所から頼まれ、孤児院の子供たちは洗濯バサミで鼻を摘んでその仕事をしていた。

シュアクーンがもう必要ないからと興味を持ってたタドットにあげたハエマスク。
それをタドットが孤児院の子供に良かったら使ってくれと持っていったら。


「回り回って懲罰管理部の耳に入り、是非、普段仕事でウンプゥの実を回収してまわっている業者のために作ってやってほしいと、私のところに話が回ってきたのですよ」

手で掴み上げ、大口開けて乾燥果実たっぷりのパウンドケーキをひと齧りするタドット。……横に添えられた装飾過多で華奢なフォークが泣いているぞ?



ダドットに来た話って。

軽い刑罰にトイレのウンプゥの実の回収作業っていうのがあるって話は前にしたよね?
当然全てを刑罰人で賄える訳もないから、業者が存在する。
なんだったら、罪人がちゃんと仕事しているか見張りもおくんだろうね。

回収された実は、最終的には肥料になって役立てられている。

その作業中に対エルフ用ガスマスクC-Zを使いたいからなんとかならない?……ってそういうことみたい。



便槽には。
水分以外の物を吸い取って綺麗な水とウンプゥの実だけが残っているんだけど、ウンプゥの実は匂いまでは取り込んでくれない。

匂いはこびり付き蓄積し、回収作業中はスンゲェ臭いのは想像に難くない。


「でもなぁー、あれのキモの部分は1/16のツルレンジャーグリーンだからなー」

「そうなんですよ!シュアクーン様とパスが繋がっているからこその機能なんです!アイツらそこを全然理解しとらんのです!!」


パウンドケーキの乗っていた皿が下げられて代わりに置かれた山積みの大きなシュークリームから掴み取って両手に一個ずつ持ち、興奮しながら話すタドット。
おぃ……鼻の頭にカスタードクリームついてんぞ。


「僕からどれだけ離れてても機能するのか?の実験としては面白いけれど。……ねぇ?
永遠にパスを繋いだ状態で、魔力を消費され続けるのって、ちょっと……」

「そうですなあ、そこなんですなあ」

何てったって対エルフ用ガスマスクC-Zは世界でただ一つだけの僕だけのオリジナルマスク!だからねっ!

ハエマスク自体は作ろうと思えばすぐに出来るけど、空気清浄機能が問題だよな。
あ、量産ってなるとそれもか。でも、それは作り方をギルドに登録してどっかに投げて仕舞えばよい。


「そういえばさ、孤児院に寄付したハエマスクは機能してたの?」


「いいえ。ただ、臭いをシャットアウトする機能はマスク自体にありますからな。ほら、あの蝿の口みたいなところにスカスカするようなハーブの香りのする詰め物をしとけば、鼻に洗濯バサミをして布で口を覆うよりも数万倍楽だそうですぞ」

そうだよね。
さすがにこの距離離れてたら、内蔵されてる1/16のツルレンジャーグリーンとのパスは切れるだろうね。


距離が離れていても稼働して、魔力の供給にも困らない為にはどうしたら良いのか。
もしくは1/16のツルレンジャーグリーンと同じ機構の何かを開発するか?
いーーや、ハーブの香りをつけた詰め物でなんとかなっているなら匂いでなんとか誤魔化してもいいのでは??


小難しい顔をして黙り込むシュアクーンに山盛りになっていたシュークリームの半分ほどを駆逐したタドットが声をかけた。



「んグッんグッ、いやあ、この茶の味!甘いクリームにピッタリですなあ!すまんがな、アミネット、後でシェイラにこの茶葉の種類を教えて下され!
なぁ!シュアクーン様。セレ殿に手伝ってもらっては如何でしょうかな」

「え?セレに?」

次のシュークリームに掴みかかるタドットに。
急に自分に話しかけられて一瞬返答に間の空くシュアクーンは、あんまり役に立たなそうなセレの普段の姿を思い浮かべて変な顔をした。


「セレ殿は風の精霊なのですよね?でしたらなにか良い知恵を貸してくれるやも、ですぞ?」







タドットがシュアクーンの部屋を訪れた翌日。

タドットの実験室で便槽がどんなに匂いがキツイのか、タドットとセレに力説する。

「それでさ、そこを離れてもまだしばらく鼻の奥に残ってる感じがしてさ!作業のすぐ後になんてご飯食べられたもんじゃあないよ!
刑罰の一つって聞いて僕は納得したねーー」

「…………シュアクーン様。なんだか見てきたような事をおっしゃいますなぁ?」

「実はさ……ウンプゥの実に興味が湧いてさ、旅の間に業者が清掃してるのちょこっと見せてもらった事があるんだよ」

だって、勇者やってた頃はそれを粉末にしたものを濁った水に溶かして、水を綺麗にして飲んでたんだよ?みんなそうしてた。あの時代の旅の必須アイテムだったんだから。


ぐぐぅぐぐ、ワッワッワーー、わっグァっあッァーーーッ、
『ねぇねぇ、なんだか知んないけどさあーー、そんなのアタシの力でチョチョイのチョイとさあ、』

「駄目だよ、それじゃあ」

ガワッ!わーーっわっ??
『何でよぉ!アタシの力舐めてんの??』

バカにされたと勘違いして大騒ぎして抗議するセレ。
……やめろ、羽が飛び散ってマダラハゲになるぞ、その身体は剥製なんだからな。


「じゃあさ、聞くけどセレはタドットや僕がいなくなっても、マスクを作る仕事の手助け、ずーーーーぅーーーっっとやってくれるの?」

ウグゥ……、ぐ……
『それは……、しないわね』

やっぱりね。ただでさえ気まぐれな精霊が、なんの面白みもない、人間にだけ利があるような事をいつまでもやってくれる訳ないもん。
たとえ、対価にミルクとクッキーが用意されてたとしてもね。

じゃなければ世の中、精霊に手助けしてもらって願いを叶えてもらいまくりだもの。








「これもあるんだけどさ」


シュアクーンが手に乗せているのは、牢屋の格子や犯罪者にはめられる魔力封じの手枷と同じ仕組みの金属の箱。

その中には、使節団に貸し出したあの超ミニミニグリーンのイヤリングが片付けられていた。


「ほうほう、魔道具をしまっておく箱ですな。魔力を遮断し誤作動を防止する目的で作られてるはずなのですが。これはまた、なんとまあ、……宝石箱のようですな?」

「うん。普通のでいいって言ったんだけど、シェイラがね。シュアクーン様に相応しい物で無いと、って言ってさ、」


装飾過多な白い箱。
参考までにと持ってきた、魔力遮断の箱に入れておいたミニミニグリーンのイヤリングを取り出す。

シュアクーンに摘み上げられたイヤリングの小さなグリーンが揺れているのを、アヒルのセレが突きたそうに首を伸ばして見ている。



「でもですなぁ、それは確か素材が高すぎだったのでは?」

そうなんだよねぇ。金属を紙のようにペラペラにして折り畳めるように魔法で加工してもらってさ。

とっても高い金額を払わせられたのを僕も覚えてる。

トレネークが「だいぶ持ち出しが出ましたね……」っていってたもん。
多分、僕のタドットと作ってきた何やかやにも予算があって、それを大幅に超えちゃってしまったんだろうな。
……その辺は全部トレネークに任せているからなぁ。折角稼いだお金、減っちゃったのかな?





タドットの手助けで魔法を駆使して、セレにも色々聞いたりして
なんとか汎用性の見込みのある試作品を……作るまでに辿り着けない。

「んーー、なんかみんなイマイチなんだよねぇ」


魔石を弄ってみたり、セレに新鮮な空気を生み出すにはどうしたらいいか一緒に考えてもらったり。
タドットにも魔法省の記録に何か有用な物がないか探してもらったりもした。

魔力充填石も用意してもらったけど、僕がいるうちには問題なくても僕やタドット、セレが関与しなくても、他の人でも作って使っていけるという点でどうにも躓いてしまうんだ。

今のところ。
管を外付けの機構に繋げて魔力充填石で動かして運用していくのが一番現実的な手段かな。
でも、それじゃ顔に付けるには重すぎるし作業するのに自由な動きが阻害されそうだ。


「魔法省の人間がずっと携わっていく、という線も無くはないですが。将来的にずっと魔力の強い人間が必ずそれを引き継いでいけるかというと……それは定かではありませんしな」

魔法省に所属しているような人は何かしら研究実験をしているから自分の魔力や時間をそれ以外の事に使うのを嫌がる傾向にある。

魔法省は職員に研究、実験を推奨していて、何かをするにはお金が必要で。
魔法省の仕事をしていれば実入がいいからその仕事をしている。そのような人たちが殆どだもの。


「そうだよねー、そこも考えないとだよねー。もしもこのマスクが浸透してしまったら、もう無い状態になんて二度と戻れないだろうからね」

ワーッワッガッガァーーーッわっわわわッ!
『アタシだってこの先ズーーーっと一ヶ所に留まるだなんて嫌だわ!』

頭を傾げて唸る二人と一羽。






悪臭。嫌な臭い。────の、対策。
実はトイレの周囲の生垣も消臭に一役かっているんだ。
樹木はそういう目的で宿のトイレが屋外の場合に生垣としてよく植えられている。

僕が知ってるだけでも三種類。

サンゴジュは光沢のある緑の葉っぱと夏に白い花、秋につぶつぶの赤い実が目を楽しませる。
ニオイヒバは裸子植物で見応えのある花は付かないけれど、常緑樹だ。
ツゲは開花時には細かな黄色っぽいつぶつぶっぽい花が咲くだけだけど、成長がゆっくりだ。
家に誰かのお土産のツゲの櫛や根付があったし、あと確か将棋の駒の材料もそぅだったよなー。

セルリーナス孤児院隣の警邏官詰所に寄付したトイレも生垣で囲ってあるよ。
そういや生垣の刈り込みも孤児院に頼んでるのかな??

うーーーーん。消臭。消臭剤。
悪臭成分を分解する、臭気を別の香りにかえる。微生物を利用したり、単純に水で全てを押し流すというのもある。

どっかの噴霧器からシュッと出る幽霊も浄化しちゃうと噂の消臭液なんてココに無いからなぁ。
精々がアルコールを撒くとか?
重曹って、消臭効果あったっけ??せすきたんさんそーだってなんの呪文だったっけ???

んグゥ、ンンッググゥぐっぐ??
『あのさあ、ニンゲンの魔法に匂い取りの魔法ってないの??』

「身体を綺麗にする“ケアクリーン”とかはあるけどさぁ。それを道具にやらせるの?範囲はどのくらい?いや、それは対象を決めれば……でも強さの調節は?それにはどのくらいの魔力充填石が必要???」

人が魔法を使う分には勝手に調節が入る。卵を持つときの、人と手を繋ぐときの無意識に働く力加減と一緒だ。
でも、機械や魔道具にはそんなのは無い。決められた動きしか出来ないからだ。

何かを熱するとか、圧着するとか。何か作業を機械にやらせるのと同じで魔道具は大概が物理的な事をする道具だ。
人の操る魔法を肩代わりしてくれるような物ではない。




「なんか上手いこと出来る気がしないですなぁ」

そうなんだよねぇ。
なんだかピンとこない。

そこで、現状業者ではウンプゥの実を回収する時にどのような対策をしているのかを調べてもらった。

そしたらなんと、我が商会の軽量洗濯バサミを利用していた。

僕が申請登録した軽量洗濯バサミは、あの厄介者の発泡樹を利用している。魔力障害で木の中がスカスカになっしまうあの発泡樹だ。

発泡樹の木材を程よい大きさに加工した物を硬化剤に浸してある程度強度を上げ、それで洗濯バサミを作ったんだ。

あの棒に切り込みの入ってるタイプじゃないよ?開いて閉じての挟む仕組みのバネ部分が金属で出来ているお馴染みの洗濯バサミ。


発泡樹を使った洗濯バサミは。
挟む所と指で押すところに滑り止め兼クッション材使用している。

木の表面の穴ボコそのままでは穴の凸凹で指が痛くなっちゃうし、布地にもダメージが無いようにと考慮して、開く時に指で押す部分と挟む部分に薄い保護シートを貼ってあるんだ。

そして販売条件として。
バネ部分には金属が使われているから、壊れた時にその部分を店に持ってきたら割引をしてもらえるようにしたんだ。
金属は材料として仕入れれば高い部類だし、本体部分は捨てても自然に還る素材で出来てるしね。


それを鼻を摘むのに使っていたのか。……孤児院の子供と同レベルじゃん。


「受刑者たちは仕事の監督を任された業者の真似をして、綿を挟んだり布を巻いたり兎に角豚の羽、クッションになりそうなモノをみんな色々自分で工夫して鼻に当たる部分につけてるんだそうですよ」

更にその上から頭と口元を布で覆うんです。と、僕に調べ物を頼まれたフェジンが具体的に手振り身振りして説明してくれる。


「ですが、あのハエマスクなら鼻も痛くならず長時間快適に仕事ができるのではないかと、私もそう思いますね」

いやいやフェジンさんや。
罰として仕事してるなら快適になっちゃダメでしょ。あくまで使うのは業者の人だけですよ?


「今回のは仕事で常にやっている業者からの要望みたいですからな」

「懲罰管理部からの要望とうかがっていた物ですからてっきり……、ああ。そんなに刑罰を受けてウンプゥの実を回収する罪人が常にいるわけじゃあないですものね」

タドットの言葉にフェジンが納得して頷く。


ずーーーっと思ってた。
僕としては。
本当なら“ハエマスク”呼びはやめてほしい。
ちゃんと僕の付けた“対エルフ用ガスマスクC-Z”っていう立派な名前があるんだからねっ!ね?





「ん?────ねぇ、僕、気がついちゃったんだけどさ」


フェジンがメモ用紙をさっと取り出して、タドットはセレと顔を見合わせてからシュアクーンに注目した。




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