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JKのユウ霊
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「こちらの部屋には女子高生のユウ霊が出ます」
俺を部屋に案内してくれた分有不動産の吉沢さんはそう説明する。そしてその視線は俺の腰の辺りに注がれていた。
「では、健闘をお祈りしています」
そう言って吉沢さんは帰っていった。
俺はあらゆる除霊グッズを揃えて夜に備える。各種お守り、お清めの塩、お経の暗記もバッチリだ。
そして深夜零時を回った頃、壁をすり抜けて女子高生の幽霊が現れた。
「あれ? 新しい人? ばんわー」
軽い口調でそう言うのは、金色に染めた髪をツインテールにした小麦色の肌のJKだった。身に着けているのは学校の制服である。
「南無妙法蓮華経――」
俺はすぐさまお経アタックを仕掛けた。しかし――
「アハハッ。なに言ってるかわかんねーし、ウケるし」
JKはまったく意に介した様子はない。
「それよりお兄さん、アタシとイイコトしない?」
JKは俺に詰め寄り、上目づかいに見上げてくる。
「はぁ? なに言ってるんだ。実体が無い幽霊の分際で」
「これでも?」
JKは俺は俺の腕をとった。そして自分の胸へと導く。
ムニュン。
柔らかく、それでいて弾力のある感触が手のひらに伝わる。
「なっ!?」
俺は幽霊についていろいろ調べた知識を思い起こす。一般的には立体映像のように実体が無いとされている幽霊だが、稀にその身体に触れたという体験談もあった。中国には幽霊との間に子供を作ったという話もある。
「お兄さんが私を満足させてくれたら、成仏出来るかも」
そう言ってJKはネクタイをほどいた。そしてシャツのボタンを外していく。
なるほど……はっきり言って俺は女性との経験がないが、欲求不満の童貞を舐めるなよ。
俺はズボンを下ろしてパンツを脱ぎ捨てると、JKの身体を押し倒した。
「あん♡」
・・・・・・
「おはようございます。ご無事ですか~?」
翌朝、分有不動産の吉沢さんが部屋を訪れた。
「……」
「あら~」
吉沢さんは全裸で床に倒れている俺を見下ろして声を上げる。
「お疲れ様です。この部屋に現れるのは『パパ活』をしていた女子高生で、遊霊ですね」
二桁まで搾り取られ、精根尽き果ててミイラのようになった俺に、彼女の言葉は届かないのだった。
~完~
俺を部屋に案内してくれた分有不動産の吉沢さんはそう説明する。そしてその視線は俺の腰の辺りに注がれていた。
「では、健闘をお祈りしています」
そう言って吉沢さんは帰っていった。
俺はあらゆる除霊グッズを揃えて夜に備える。各種お守り、お清めの塩、お経の暗記もバッチリだ。
そして深夜零時を回った頃、壁をすり抜けて女子高生の幽霊が現れた。
「あれ? 新しい人? ばんわー」
軽い口調でそう言うのは、金色に染めた髪をツインテールにした小麦色の肌のJKだった。身に着けているのは学校の制服である。
「南無妙法蓮華経――」
俺はすぐさまお経アタックを仕掛けた。しかし――
「アハハッ。なに言ってるかわかんねーし、ウケるし」
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「それよりお兄さん、アタシとイイコトしない?」
JKは俺に詰め寄り、上目づかいに見上げてくる。
「はぁ? なに言ってるんだ。実体が無い幽霊の分際で」
「これでも?」
JKは俺は俺の腕をとった。そして自分の胸へと導く。
ムニュン。
柔らかく、それでいて弾力のある感触が手のひらに伝わる。
「なっ!?」
俺は幽霊についていろいろ調べた知識を思い起こす。一般的には立体映像のように実体が無いとされている幽霊だが、稀にその身体に触れたという体験談もあった。中国には幽霊との間に子供を作ったという話もある。
「お兄さんが私を満足させてくれたら、成仏出来るかも」
そう言ってJKはネクタイをほどいた。そしてシャツのボタンを外していく。
なるほど……はっきり言って俺は女性との経験がないが、欲求不満の童貞を舐めるなよ。
俺はズボンを下ろしてパンツを脱ぎ捨てると、JKの身体を押し倒した。
「あん♡」
・・・・・・
「おはようございます。ご無事ですか~?」
翌朝、分有不動産の吉沢さんが部屋を訪れた。
「……」
「あら~」
吉沢さんは全裸で床に倒れている俺を見下ろして声を上げる。
「お疲れ様です。この部屋に現れるのは『パパ活』をしていた女子高生で、遊霊ですね」
二桁まで搾り取られ、精根尽き果ててミイラのようになった俺に、彼女の言葉は届かないのだった。
~完~
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