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第4章 もふもふな幼子たちと子守役は森にお出掛けする
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しおりを挟む「くう~ん『ともだち、きょかたちと、あそぼう!』」
「ちちっ『ともだち、とうかたちと、おはなししよう!』」
きょかととうかは、貰った・呼び名・が気に入ったので、まわりにも・呼び名・で呼んで欲しくなった。そこで、さっそく自分たちで使い始めた。もちろんその願いは、ちび達の希望を感じ取った周りの大小の毛玉たちが、直ぐに叶えてくれた。
『…幼子きょかも、幼子ゆきと一緒に、丸太転がして、草の実の殻取りをやってみるかに~』
『…とうかも、おさなごかすみみたいに、くさのみの、からを、つばさであおいで、とばしてみるかニィ~』
『…さすがに、幼子きょかには、あの作業は早いやろうし、幼子とうかにしても、もっと体を鍛えてからや無いと、続かんやろなぁ。』
どうもきょかもとうかも、作業のお手伝いをするには、体を動かす経験が足りないという事のようだと白い御山の幼子たちは考えた。
「わふっ『きょかもとうかも、ゆきたちと、おさんぽしよう!』」
「ぴぃ~『それがいい、かすみたちも、いっぱい、おさんぽした!
きょかととうかも、からだを、きたえるなら、おさんぽが、いちばんいい!』」
白い御山の幼子たちからの突然の提案だったが、二尾の長には森へ行くよい機会だと思えた。
『…そうやな、そろそろ丘の上なら、草原も乾いたやろうし、流された丸太道も、直し終わったんよな?
森の近くまでなら、きょかととうかでも、行けるやろか、道の様子はどうや?』
『…森の~、入り口までのー道ならー、丸太もー、並べー終わってるに~
きょかとー、とうかでもー、川をー、最短でー、渡れるーはずだーに~』
丸太道の整備を任されていた、力持ちで丸いお腹の大毛玉は、ポンポンとお腹をたたいて、安全を請け負った。
『…そうか~、ならきょかととうかも白い御山の幼子たちと一緒に、丸太道を、自分の脚や羽を使って、森まで行ってみるか?今までは、ワイの背中に乗ったまま通った道やから、良く見知った場所ばっかりやけども、目線が変わると、新しい発見があるかもな。そろそろ動く練習開始しても良い時期やし、光る水も飲みに行かなならんし、いい機会やからな。』
友達の幼子たちと一緒に初めてのお散歩に行くという事で、きょかもとうかも、大喜びだった。
「くう~ん『おさんぽ、いく!きょかも、あるく!』」
「ちちっ『おさんぽ、ともだちと、いっしょ、とうかも、いく!、』」
今にも出掛けたくて、待ちきれないようで、尻尾をフリフリし、羽を膨らませて、二尾の長の出発の合図をを待っていた。
『…白い御山の幼子らは、十分に休んだか?お土産は、忘れんと持ったか?森まで行くんや、どうなるか分からんし、毛玉らに挨拶するなら、今のうちやで。』
「ぴぃ~『おみやげ、ちゃんともってる、ありがと!』」
「わふっ『いっぱい、おいしいもの、たべて、うれしかった、ありがと!』」
「おはなしも、いっぱい、きいて、たのちかったでしゅ、ありがとでしゅ~」
白い御山の幼子たちが、毛玉たちに挨拶しているのを見て、きょかととうかも、
「くう~ん『きょかは、おさんぽ、いっぱい、あるいてくる!』」
「ちちっ『とうかも、ともだちと、おさんぽ、いってくる!』」
尻尾と翼をパタパタと振って、慌てて挨拶を始めた。
『…ほな、お散歩に行こか~もたもたしてたら、置いてくで~』
幼子たち全員が挨拶を終えたのを確認すると、二尾の長はゆっくりと歩き始めた。
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あと『追われてしまった』と言う言葉がおかしいとの指摘も既にいただいております。
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この説明書いていて、海外の商品は訴えられるから、説明書が長くなるって話を思いだしました。
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