Fift 〜クリスタルクロニクル〜

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序章

世界創造記〜亜人伝〜

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  リヴァイア神の加護により授かった不思議な力を与えられた亜人族は、自然の中に存在する精霊の力や各々の中に宿る魔力を使い大地と共に静かに暮らしていた

 七つの部族に別れ生活していた亜人族は各部族の長が大地の恵みを得る為、族長の代が変わるごとに魔力を継承し、その力を大地に注いでいた
 そして何度も魔力を注がれ続けた大地から七つの結晶「クリスタル」が生まれた

 そのクリスタルは各々特殊な力と神の加護を持ち一定の周期(一年に一度)が訪れると光輝き一つだけ特殊な能力や恵み、アイテムを産み落とした、亜人族はこれを「恩恵」と呼びその恩恵を大切に扱った

 それは戦う力であったり、大地の恵みであったり、輝きを受け取った者に能力を与えたりと多種多様で、これにより亜人族は大きく栄えた
 ある時、クリスタルは更に大きな光を放ち七つの部族の中心に位置される場所に新たなクリスタルを生み出した、このクリスタルは他のクリスタルが周期的に輝く力を吸収し一定の周期(五年に一度)で「恩恵」を与える物であり、その恩恵は他の七つのクリスタルよりも大きなものであった為、全てのクリスタルが統一された物だろうと考え「統一のクリスタル」と呼ばれた

 亜人族は温和な性格の為クリスタルの恩恵を奪い合うことなく毎回巫女を選出し、その巫女が「恩恵」を授かった
 その中でも統一のクリスタルは特別な為、選ばれた巫女は「女王」とも呼ばれた

 幾千の時が立ちクリスタルは大事に祀られ、各々の部族はそれぞれのクリスタルの力が増加しやすい場所として、山頂や祠、神殿、洞窟の奥などに移し替えられた
 そして、ある時を堺に山の向こうから獣人族や人族が訪れるようになり快く対応するとそのクリスタルの「恩恵」に驚き、その有用性を我が物としようと両種族は襲い奪おうとした

 その為クリスタルの存在が獣人族の王や人族の帝王も知る事となり、大きな戦争が始まり亜人族の大陸は戦火となった

 獣人族が人族の群れが亜人族を蹂躙し田畑を荒らす、それに対抗するために多くの血が流れた
 亜人族は魔力を使い魔法と呼ぶ術とクリスタルの「恩恵」で手に入れた特殊な武具や能力などで対抗した為、亜人族の数は少ないが対抗できる戦力があった
 だが数の力には勝てず時が立つに連れ敗戦の色は濃く現れた
 そんな戦争の最中、統一のクリスタルの恩恵を2度受けた者がいた、その者の名はFift(フィフト)と呼ばれる巫女で戦争が始まった為、戦力としてもう一度特別に統一の「恩恵」を授かったのである
 元々Fiftは前回の「恩恵」で転移の能力を授かり各所戦場で大きく役に立っていた
 そして今回の「恩恵」も創造と言う能力を授かり、武器や地形様々な物を創造し各所で勝利に導いてきた事と「統一の恩恵」を2度も授かった事で各部族長から全体の指揮を任され女王として戦い続けていた
 だが結局、獣人と人族の連携(女王の力で押され始めたので渋々)により亜人族の敗戦は覆ることなく七つの部族のクリスタルは抑えられ、遂に統一のクリスタルが祀られている神殿のみとなった

 Fiftは女王として、これから起こり得る最悪の事態を避ける為決断した

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