Fift 〜クリスタルクロニクル〜

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クリスタルに誘われる者達

ジュラ大森林 限界 恩恵 無情

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 いくらマリアがエルメスの靴のお陰で速くても、たとえ矢や魔力が尽きる事が無かったとしても、限界は必ず訪れる…大量のモンスターと戦い続けるマリア達は徐々に体力、魔力が尽き始めようとしていた時、クリスタルが数10m先で光輝き出した。

 フブキ「…あれはクリスタル…」

 にゃお「マリア!!多分私達が1番近いよ!先に行って!!」

 2人がマリアの周りのモンスターを一掃し叫ぶと同時に、宵風はクリスタル側のエイプを切り刻み道を空ける、チャーソは水魔法ウォーターで宵風が空けた道を更に広げると

 宵風「はよ!」

 チャーソ「道は空いてます!」

 皆に行けと道を示してくれたマリアは一瞬戸惑ったが勢い良く飛び出した!

 「行ってきます!」

 持てる力を足に込めたどり着いたクリスタルは新緑の輝きを秘めそこに待ち構えている様だった。周りにはマリア以外誰も居なく、ゆっくりとマリアはクリスタルに手をかざした。

 マリアのウィンドウに『スキル  意思疎通を与えられました。』と表示され、その後に『樹のクリスタルはアステラのマリアに恩恵を与えました。』と表示された。

 感傷に浸る暇もなくマリアは急いで元の道へ戻って行った…だが皆が居た場所にはモンスターの群れしか居なかった。そう…皆はあの時、持てる最後の力を使いマリアを送り出したのだった。



 (いくら!いくら死んでも異世界に戻るだけでも!!あの人が焦っていたのと同じ様に…私だって辛いっ!悔しい…もっと力があれば…仲間が居れば…)

 心の中でマリアは叫びモンスターの群れに立ち向かって行く…だが戦い続けた疲労とたった1人で何匹も相手にするマリアは無情にも元の世界へと転移されていったのだった……




      スキル

※意思疎通
  一度話した事のある人と念話ができるようになり、複数の人とも同時に念話もできる。魔力を使い意思を周りや個人に伝える事も可能。
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