Fift 〜クリスタルクロニクル〜

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クリスタルに誘われる者達

ガムート大雪原 出会い

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  ジュラ大森林のクリスタルが制覇された頃…ここガムート大雪原は猛吹雪に見舞われていた。

 5IQの隊長アキラ達数名はイエティ(雪猿人)の住処の何処かにあるクリスタルを探し数カ所見つけたがクリスタルは無く少し焦りを感じていた。

 「うーん…春暁さんダメだったかぁ…ココが取れてもディアブロは…うーん……無理かな…」

 悩みながら懸命に探す中、前方からクリスタルなどお構い無しで話す声が聞こえてきた。

 「クラマさーん、止めを指さないで下さいよー倒したらドロップアイテムになっちゃうさーw」

 「すみませんねぇwたさタカさん。つい勢い余ってw私もイエティの骨が欲しいから切り取ったつもりがwww」

 「オレも毛皮が欲しいのさー防具作るのに良い細工ができるんよー。」

 アキラはその声の主を視界で確認出来た。
 二人共ゾーンの人間でクラマと呼ばれた男は大柄でそれに見合った大槌を携えているが顔立ちは如何にも温和そうである。もう一人はたさタカと呼ばれ長身だがスラッとしていてレイピアの様な細身の長剣を腰に付けその先端は常に地面をずっている。此方も顔立ちは温和そうだった。
 アキラに気付いた2人はアキラも同じゾーンと解ると笑顔で会釈した。

 「私は5IQのアキラと言います。お二人は何をしてるんですかー?」

 2人はクルート領に住む武器職人と防具職人でモンスターに止めを刺す前に部位を切り落としアイテムボックスに収納し帰還後に取り出し武器や防具を作るのだと自己紹介と一緒に説明してくれた。

 簡単に言うがコレはまだ誰も知らない革新的な事であった。
 モンスターは倒すとドロップアイテムに変わる。金貨やアイテムそれと経験値が手に入り、骨や毛皮は残らないのだ。例え切り落とされた腕であってもモンスターが死ぬと消えてしまう、これをアイテムボックスに入れる発想と結果は正にコロンブスの卵であった。

 「それは…凄いなー初めて知りました!しかしお二人は面白いですねーFさんと言い今回のクリスタルは負けても収穫がたっぷりですw」

 アキラがそう言うとクラマが反応した。

 クラマ「FさんってもしかしてFRDさんですかね?!」

 アキラ「はい、そうです彼もまた面白いスキル持ちでね今回バスカリアのクリスタルを取ってもらったんですよー。」

 クラマ「FRDさんの鉄剣は私が作ったんですよ。基本私は山奥に籠もって誰とも会わないし、誰の注文も受けないんですが…何度も何度も隣のリヴァイからやって来て根負けしましてねw」

 たさタカ「へぇー今回のクリスタルの人がねーオレも会ってみたいさーw」

 アキラ「おおー面白い!あの鉄剣をクラマさんが!かなり丈夫ですし鍔の無い一本物で珍しいと思ってたんですよー」

 アキラは2人の職人との会話でクリスタルの戦いを少し忘れさせてもらい、ほんの少しだけ肩の荷を降ろせたのであった。





 
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