Fift 〜クリスタルクロニクル〜

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クリスタルに誘われる者達

ディアブロ砂漠 アステラ教団

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 「進め!邪悪な魔物を駆逐しクリスタルの光を手に入れるのだ!異端のゾーンなどに取られるな!」

 砂漠を何百と言う人数で隊列を組みながらマップ上で中心部より上に向かうアステラ教団の師団は途中出会すモンスターを狩りながら進んでいた。今回先行してディアブロ砂漠にいるアステラ教団は第4師団と第5師団であった。
 大きな声を出し命令しているこの男はYKと言う第4師団長でアステラ教の狂信者だ。もう一人の師団長ゼロビンは無口でほぼYKと同じ様に行動していた。
 そしてディアブロ砂漠に教団トップの憤叙が到着しYKの元へと向かっていると連絡が伝わりYKは歓喜し更に周りへ激を飛ばすのであった。

 「あれは……アステラ!…教団か!?」

 この行軍の砂塵を最初に発見したのはFRDだった。位置と進行方向から見てこのまま行くとジュンビーさん達の向かう方角と重なると察知し思考し、すぐにジュンビーさん達に知らせる為、早足で向かった。

 (このままじゃ着く前に戦闘が始まる…まずい!…)

 FRDが見つけたのはアステラの最後尾であった為、迂回しながら先にジュンビーら一行に会うには間に合わないとスキル「第六感」が胸を締め付けていた。

 FRDがアステラ教団の行軍に気付いて少したった頃、ジュンビーら一行もその砂塵に気が付いたのだった…

 ジオ「フェイクのおっさんよぉ…奴さんらは俺達に気が付いてねぇから右側から横に風穴開けて逃げちまわねぇか?!」

 ジオの提案にフェイクは頷き、ジュンビー達に伝え彼女らも納得すると、静かに動き始めたのだった。

 そして憤叙も、ものすごい速さでそこに向かっていたのであった……



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