24 / 178
聖女のための訓練
しおりを挟む
パルフィート国に来て大叔母様の所に落ち着いて、数日が過ぎた。
その間に大叔母様から自分の力を自覚するために、いろいろと教えてもらっています。
まずは体の中に流れる聖なる力を感じる事。
瞑想や祈りの時の様に、目を瞑り手を合わせながら感覚を研ぎ澄ませていきます。
最初はよくわからなかったけど、だんだんと体に暖かい光が流れている感じを覚えてきました。
これをいつも感じておきなさい。と大叔母様に言われました。
次に温室の一画に種をたくさん埋めて、その前で祈りを捧げて行きます。
大叔母様が祈った場所はその日の内に芽が出ました。
さすがです。
私の祈っている場所は2日目まで何も変化がありませんでした。
3日目の今日も変化がなかったら、どうしよう。
温室にやって来ました。
私が種を蒔いた場所を見ると、少しみどりの物がチラホラみえます。
「やったわ、芽が出てきた」
私はホッとして、いつもより時間をかけて祈りを捧げます。
昨日までは、上手くいくのか緊張していた祈りが、とてもウキウキとした気分での祈りに変わります。
祈りを終えて目を開ける。
すると、目の前には緑色が広がっています。
「ふぇ?」何が起こったのかしら?
さっきまで少し芽が出始めた位だったのに。今は青々とした双葉やそれ以上に育った植物がいっぱいです。
私は慌てて、大叔母様のところへ行きました。
「ほほほ、びっくりしたようだけど、上手く変化を起こせたみたいね」
「大叔母様はこうなるのが分かっていらしたの?」
「ええ。
エレーナ、昨日と今日のお祈りの時の気持ちを思い出してみて…」
「えっと、昨日までは私でも芽を出す事が出来るか不安がありました。
今日は芽が出ていたから、嬉しくて…」
「そう。あなたの昨日と今日の気持ちや緊張感は全然違った訳ね」
「はい」
言われてみたら、同じ祈りを捧げても、その時の気持ちは全く違った。
「それが答えですよ。
私達も所詮はただの人なのです。
自分の気持ちや感じ方によって力に差が出てしまう。
でも、それは決して良いことではありませんよね?」
確かにその時の感情に流されて力が発揮出来ないのは、困る事態もあるだろう。
「次はどんな時も一定の力を出せるように自分でコントロール出来るようにならないといけません。
自分の気持ちをいつも一定に保てるようにしながら、その時の力の量を覚えましょう」
そうか、大叔母様は私の力のムラを自覚させ、その上で一定に保てと言っているのね。
その間に大叔母様から自分の力を自覚するために、いろいろと教えてもらっています。
まずは体の中に流れる聖なる力を感じる事。
瞑想や祈りの時の様に、目を瞑り手を合わせながら感覚を研ぎ澄ませていきます。
最初はよくわからなかったけど、だんだんと体に暖かい光が流れている感じを覚えてきました。
これをいつも感じておきなさい。と大叔母様に言われました。
次に温室の一画に種をたくさん埋めて、その前で祈りを捧げて行きます。
大叔母様が祈った場所はその日の内に芽が出ました。
さすがです。
私の祈っている場所は2日目まで何も変化がありませんでした。
3日目の今日も変化がなかったら、どうしよう。
温室にやって来ました。
私が種を蒔いた場所を見ると、少しみどりの物がチラホラみえます。
「やったわ、芽が出てきた」
私はホッとして、いつもより時間をかけて祈りを捧げます。
昨日までは、上手くいくのか緊張していた祈りが、とてもウキウキとした気分での祈りに変わります。
祈りを終えて目を開ける。
すると、目の前には緑色が広がっています。
「ふぇ?」何が起こったのかしら?
さっきまで少し芽が出始めた位だったのに。今は青々とした双葉やそれ以上に育った植物がいっぱいです。
私は慌てて、大叔母様のところへ行きました。
「ほほほ、びっくりしたようだけど、上手く変化を起こせたみたいね」
「大叔母様はこうなるのが分かっていらしたの?」
「ええ。
エレーナ、昨日と今日のお祈りの時の気持ちを思い出してみて…」
「えっと、昨日までは私でも芽を出す事が出来るか不安がありました。
今日は芽が出ていたから、嬉しくて…」
「そう。あなたの昨日と今日の気持ちや緊張感は全然違った訳ね」
「はい」
言われてみたら、同じ祈りを捧げても、その時の気持ちは全く違った。
「それが答えですよ。
私達も所詮はただの人なのです。
自分の気持ちや感じ方によって力に差が出てしまう。
でも、それは決して良いことではありませんよね?」
確かにその時の感情に流されて力が発揮出来ないのは、困る事態もあるだろう。
「次はどんな時も一定の力を出せるように自分でコントロール出来るようにならないといけません。
自分の気持ちをいつも一定に保てるようにしながら、その時の力の量を覚えましょう」
そうか、大叔母様は私の力のムラを自覚させ、その上で一定に保てと言っているのね。
34
あなたにおすすめの小説
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
婚約破棄をされ、父に追放まで言われた私は、むしろ喜んで出て行きます! ~家を出る時に一緒に来てくれた執事の溺愛が始まりました~
ゆうき
恋愛
男爵家の次女として生まれたシエルは、姉と妹に比べて平凡だからという理由で、父親や姉妹からバカにされ、虐げられる生活を送っていた。
そんな生活に嫌気がさしたシエルは、とある計画を考えつく。それは、婚約者に社交界で婚約を破棄してもらい、その責任を取って家を出て、自由を手に入れるというものだった。
シエルの専属の執事であるラルフや、幼い頃から実の兄のように親しくしてくれていた婚約者の協力の元、シエルは無事に婚約を破棄され、父親に見捨てられて家を出ることになった。
ラルフも一緒に来てくれることとなり、これで念願の自由を手に入れたシエル。しかし、シエルにはどこにも行くあてはなかった。
それをラルフに伝えると、隣の国にあるラルフの故郷に行こうと提案される。
それを承諾したシエルは、これからの自由で幸せな日々を手に入れられると胸を躍らせていたが、その幸せは家族によって邪魔をされてしまう。
なんと、家族はシエルとラルフを広大な湖に捨て、自らの手を汚さずに二人を亡き者にしようとしていた――
☆誤字脱字が多いですが、見つけ次第直しますのでご了承ください☆
☆全文字はだいたい14万文字になっています☆
☆完結まで予約済みなので、エタることはありません!☆
【完結】 私を忌み嫌って義妹を贔屓したいのなら、家を出て行くのでお好きにしてください
ゆうき
恋愛
苦しむ民を救う使命を持つ、国のお抱えの聖女でありながら、悪魔の子と呼ばれて忌み嫌われている者が持つ、赤い目を持っているせいで、民に恐れられ、陰口を叩かれ、家族には忌み嫌われて劣悪な環境に置かれている少女、サーシャはある日、義妹が屋敷にやってきたことをきっかけに、聖女の座と婚約者を義妹に奪われてしまった。
義父は義妹を贔屓し、なにを言っても聞き入れてもらえない。これでは聖女としての使命も、幼い頃にとある男の子と交わした誓いも果たせない……そう思ったサーシャは、誰にも言わずに外の世界に飛び出した。
外の世界に出てから間もなく、サーシャも知っている、とある家からの捜索願が出されていたことを知ったサーシャは、急いでその家に向かうと、その家のご子息様に迎えられた。
彼とは何度か社交界で顔を合わせていたが、なぜかサーシャにだけは冷たかった。なのに、出会うなりサーシャのことを抱きしめて、衝撃の一言を口にする。
「おお、サーシャ! 我が愛しの人よ!」
――これは一人の少女が、溺愛されながらも、聖女の使命と大切な人との誓いを果たすために奮闘しながら、愛を育む物語。
⭐︎小説家になろう様にも投稿されています⭐︎
【完結】愛され公爵令嬢は穏やかに微笑む
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
「シモーニ公爵令嬢、ジェラルディーナ! 私はお前との婚約を破棄する。この宣言は覆らぬと思え!!」
婚約者である王太子殿下ヴァレンテ様からの突然の拒絶に、立ち尽くすしかありませんでした。王妃になるべく育てられた私の、存在価値を否定するお言葉です。あまりの衝撃に意識を手放した私は、もう生きる意味も分からなくなっていました。
婚約破棄されたシモーニ公爵令嬢ジェラルディーナ、彼女のその後の人生は思わぬ方向へ転がり続ける。優しい彼女の功績に助けられた人々による、恩返しが始まった。まるで童話のように、受け身の公爵令嬢は次々と幸運を手にしていく。
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/10/01 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、二次選考通過
2022/07/29 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、一次選考通過
2022/02/15 小説家になろう 異世界恋愛(日間)71位
2022/02/12 完結
2021/11/30 小説家になろう 異世界恋愛(日間)26位
2021/11/29 アルファポリス HOT2位
2021/12/03 カクヨム 恋愛(週間)6位
私生児聖女は二束三文で売られた敵国で幸せになります!
近藤アリス
恋愛
私生児聖女のコルネリアは、敵国に二束三文で売られて嫁ぐことに。
「悪名高い国王のヴァルター様は私好みだし、みんな優しいし、ご飯美味しいし。あれ?この国最高ですわ!」
声を失った儚げ見た目のコルネリアが、勘違いされたり、幸せになったりする話。
※ざまぁはほんのり。安心のハッピーエンド設定です!
※「カクヨム」にも掲載しています。
【完結】聖女になり損なった刺繍令嬢は逃亡先で幸福を知る。
みやこ嬢
恋愛
「ルーナ嬢、神聖なる聖女選定の場で不正を働くとは何事だ!」
魔法国アルケイミアでは魔力の多い貴族令嬢の中から聖女を選出し、王子の妃とするという古くからの習わしがある。
ところが、最終試験まで残ったクレモント侯爵家令嬢ルーナは不正を疑われて聖女候補から外されてしまう。聖女になり損なった失意のルーナは義兄から襲われたり高齢宰相の後妻に差し出されそうになるが、身を守るために侍女ティカと共に逃げ出した。
あてのない旅に出たルーナは、身を寄せた隣国シュベルトの街で運命的な出会いをする。
【2024年3月16日完結、全58話】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる