婚約破棄された悪役令嬢が実は本物の聖女でした。

ゆうゆう

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宰相様と再会

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王都の外壁を越え目の前に王城が見えてきました。

神獣様がスピードを半分以下にしてくれたので、ゆっくり城の城壁に近付き、見張り台の開けた場所に降り立ちます。

あらかじめパドック様が知らせてくれたので、兵士に攻撃されるこ事もなく、見咎められる事もありませんでした。


神獣様の背中から降りて身形を整えていると出迎えの一団が現れました。
その中には宰相様までいらっしゃる様です。
宰相のアンデ侯爵自ら出迎えられるとは異例中の異例です。

神獣が王都に降り立つ前代未聞の事だからと言う理由以外に隣国の王子も同行とパドック様が知らせた事が関係しているのかも。

「パドック殿、ご苦労でしたな。
エレーナ様この度はいろいろと大変な思いをさせてしまいましたな。
お父上も随分心配されておりますよ。
私も無事を知ったときは心より安堵いたしました」

「宰相様お久しぶりでございます。
アンデ侯爵様にもご心配をお掛けしたのですね。
この通り無事に戻る事ができました。
この度は訳あってこのような帰還となりました事お詫び申し上げます」

「とんでもありません。
エレーナ様に謝られる様な事は何1つありませんよ。
しかもエレーナ様のお陰で神獣様を生きているうちに目にすることが出来たのです。
お礼を言いたいくらいですよ」
とやさしくおっしゃって下さいました。

もともと王妃教育で王城に通っている時からいつも私の事を気遣ってくれていたお優しいアンデ侯爵様。
パドック様からも私を追放した事を聞いてとても憤慨されていたと聞きました。
本当に私の事を心配していてくれたみたいで嬉しかったです。
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