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大広間へ移動しました
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「そろそろ大広間の方へご案内します。
陛下も首を長くしてお待ちですから」
と宰相のアンデ侯爵自ら先に立って歩き出します。
私は神獣様を促し歩き出しました。
その後ろをカイルとパドック様が付いてきてくれます。
この広場の正面に大きな両開きのドアがあり、そこを開けてもうひとつの同じ大きさの中扉を開けると、もうそこは大広間なのです。
大きな催しでもない限り開けない扉なんですけど、神獣様が一緒と言う事で、大広間まで通路を通らず最短で行けるように考えてくれたようです。
扉を抜けて大広間へ入っていくと、まるで謁見の間のように整えられていて
両端には等間隔で兵士が立っていました。
どうやら、神獣に対してのもののように感じます。
私だけなら、こっそり城の一室での謁見だったでしょう。
だって、ある意味出戻り女と言うか、あまり知られたくない事ですよね?
下手をしたら私が追放された事自体伏せられている可能性もあったと思いますし。
そういえば、王子の廃嫡やその婚約者の行く末はどのように広まっているのだろう。
パドック様に聞いてなかったな。
大広間の一番奥の一段高くなった場所にアランソル王国のゲルハルト国王陛下が座しておられます。
その数メートル前で止まり頭を垂れます。
すると、後ろからパドック様が隣に来て一礼すると、口を開きました。
「魔導士パドック、エレーナ様を無事お連れいたしました。
そしてこちらがパルフィート国のカイラード王子殿下であらせられます」
とカイルの紹介もしてくれます。
「パドックご苦労であった。
エレーナ嬢よく戻った。侯爵家にも遣いは出している。
そろそろそなたの父も現れるだろう。
そしてカイラード王子、我がアランソルにようこそ、エレーナ嬢のためにパルフィート国はいろいろと助けてくれたと聞く。
私からも、礼を言う」
「お初にお目にかかります。
パルフィート国のカイラード・ジョン・パルフィートと申します
この度はエレーナ嬢に同行することをお許し頂きありがとうございます」
とお互いに固い挨拶を交わしています。
そろそろ私と神獣様の番かしら?
陛下も首を長くしてお待ちですから」
と宰相のアンデ侯爵自ら先に立って歩き出します。
私は神獣様を促し歩き出しました。
その後ろをカイルとパドック様が付いてきてくれます。
この広場の正面に大きな両開きのドアがあり、そこを開けてもうひとつの同じ大きさの中扉を開けると、もうそこは大広間なのです。
大きな催しでもない限り開けない扉なんですけど、神獣様が一緒と言う事で、大広間まで通路を通らず最短で行けるように考えてくれたようです。
扉を抜けて大広間へ入っていくと、まるで謁見の間のように整えられていて
両端には等間隔で兵士が立っていました。
どうやら、神獣に対してのもののように感じます。
私だけなら、こっそり城の一室での謁見だったでしょう。
だって、ある意味出戻り女と言うか、あまり知られたくない事ですよね?
下手をしたら私が追放された事自体伏せられている可能性もあったと思いますし。
そういえば、王子の廃嫡やその婚約者の行く末はどのように広まっているのだろう。
パドック様に聞いてなかったな。
大広間の一番奥の一段高くなった場所にアランソル王国のゲルハルト国王陛下が座しておられます。
その数メートル前で止まり頭を垂れます。
すると、後ろからパドック様が隣に来て一礼すると、口を開きました。
「魔導士パドック、エレーナ様を無事お連れいたしました。
そしてこちらがパルフィート国のカイラード王子殿下であらせられます」
とカイルの紹介もしてくれます。
「パドックご苦労であった。
エレーナ嬢よく戻った。侯爵家にも遣いは出している。
そろそろそなたの父も現れるだろう。
そしてカイラード王子、我がアランソルにようこそ、エレーナ嬢のためにパルフィート国はいろいろと助けてくれたと聞く。
私からも、礼を言う」
「お初にお目にかかります。
パルフィート国のカイラード・ジョン・パルフィートと申します
この度はエレーナ嬢に同行することをお許し頂きありがとうございます」
とお互いに固い挨拶を交わしています。
そろそろ私と神獣様の番かしら?
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