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友達ができました
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「アンヌリーブ様はライアン殿下をどう思ってらっしゃいますか?」
「私は殿下の事をお慕いしております
なので、この婚姻話は嬉しかったのです
でも、それと同時に今までの殿下のアンジェリーナ様に対する態度に将来の不安も感じました」
「これまでのアンヌリーブ様に対する殿下の対応を見る限り、その心配はないと思いますよ」
「アンジェリーナ様がそう言って下さるなら、殿下を信じてよさそうですね
ご本人も約束をしてくれたのです」
「改めておめでとうございます
もう私に気兼ねしないで下さいね」
「あの、アンジェリーナ様
私とお友達になってくださいませんか?」
そう言ったアンヌリーブ様は両手を胸の前で組み、私を見詰めています。
「ええ、もちろん喜んで。私の事はアンジェと呼んでくださいな」
「ありがとう、アンジェ
私もアンヌって呼んで」
また1人親しいお友達が出来たようです。
2人がこのまま幸せになってくれるといいんだけど…
私には一つ懸念がありました。
この物語の世界というか、今いる世界でそろそろヒロインが登場する筈だと言うことです。
私の記憶では、ヒロインは卒業パーティーの3、4ヶ月前に現れた筈。
ヒロインは確か、男爵令嬢で、父親である男爵が平民に生ませた子供を引き取ってこの貴族学校に転入させる所から始まる物語なのだ。
そろそろ、その時期が近づいて来ている。
私はもう悪役令嬢ではないだろう。
もう王子の婚約者じゃないし、いじめる理由もないしね
でも、今度はアンヌが悪役令嬢になっちゃうのかしら?
でも、いくら殿下が好きだと言ったって、アンヌはそんな事するような女性ではない。
もし、本当にヒロインが現れたら、ライアン殿下を誘惑するような事がないように、対策をたてた方がいいのでは?
婚約者では、なくなったからもっと自由に動けると思うんだよね。
私はこの先の対策のために、手を貸してほしい人物を思い描いていた。
「私は殿下の事をお慕いしております
なので、この婚姻話は嬉しかったのです
でも、それと同時に今までの殿下のアンジェリーナ様に対する態度に将来の不安も感じました」
「これまでのアンヌリーブ様に対する殿下の対応を見る限り、その心配はないと思いますよ」
「アンジェリーナ様がそう言って下さるなら、殿下を信じてよさそうですね
ご本人も約束をしてくれたのです」
「改めておめでとうございます
もう私に気兼ねしないで下さいね」
「あの、アンジェリーナ様
私とお友達になってくださいませんか?」
そう言ったアンヌリーブ様は両手を胸の前で組み、私を見詰めています。
「ええ、もちろん喜んで。私の事はアンジェと呼んでくださいな」
「ありがとう、アンジェ
私もアンヌって呼んで」
また1人親しいお友達が出来たようです。
2人がこのまま幸せになってくれるといいんだけど…
私には一つ懸念がありました。
この物語の世界というか、今いる世界でそろそろヒロインが登場する筈だと言うことです。
私の記憶では、ヒロインは卒業パーティーの3、4ヶ月前に現れた筈。
ヒロインは確か、男爵令嬢で、父親である男爵が平民に生ませた子供を引き取ってこの貴族学校に転入させる所から始まる物語なのだ。
そろそろ、その時期が近づいて来ている。
私はもう悪役令嬢ではないだろう。
もう王子の婚約者じゃないし、いじめる理由もないしね
でも、今度はアンヌが悪役令嬢になっちゃうのかしら?
でも、いくら殿下が好きだと言ったって、アンヌはそんな事するような女性ではない。
もし、本当にヒロインが現れたら、ライアン殿下を誘惑するような事がないように、対策をたてた方がいいのでは?
婚約者では、なくなったからもっと自由に動けると思うんだよね。
私はこの先の対策のために、手を貸してほしい人物を思い描いていた。
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