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それからトントン拍子に話が進み、当人顔すら会わせず、やり取りもないまま私とアルバート・ヴィルトンの婚約が決定した。
アルバートは相手が私であるとしっかり分かっているのか謎だが、とにかくミファーにこれ以上の負担を与えずに済んだことにホッと息を吐いた。
このままセシルと結婚し幸せな生活を送ってくれれば良い、と心の底から願っている。
「リラ様、到着いたしました」
そして今日、ついにアルバートと初の顔合わせだ。
彼の使いだという男性に連れてこられたのは、見たことのない大きな建物だった。
「中でアルバート様がお待ちになっています」
こちらです、と案内され建物の中に入れば、煌びやかな内装が目に飛び込んできた。
前世でお世話になった人もお金持ちで、こういったものを部屋に飾っていたが、私には良さが分からなかった。
説明も受けたが、理解できずただ聞き流していたように思える。
「アルバート様、お待たせいたしました」
前を歩く男性が部屋の奥にいた人物に声を掛ければ、その人物はゆったりとした動作で後ろを振り返った。
「………っ?!」
その姿を見た途端、思わず悲鳴を上げそうになり慌てて口を閉じた。
アルバートは相手が私であるとしっかり分かっているのか謎だが、とにかくミファーにこれ以上の負担を与えずに済んだことにホッと息を吐いた。
このままセシルと結婚し幸せな生活を送ってくれれば良い、と心の底から願っている。
「リラ様、到着いたしました」
そして今日、ついにアルバートと初の顔合わせだ。
彼の使いだという男性に連れてこられたのは、見たことのない大きな建物だった。
「中でアルバート様がお待ちになっています」
こちらです、と案内され建物の中に入れば、煌びやかな内装が目に飛び込んできた。
前世でお世話になった人もお金持ちで、こういったものを部屋に飾っていたが、私には良さが分からなかった。
説明も受けたが、理解できずただ聞き流していたように思える。
「アルバート様、お待たせいたしました」
前を歩く男性が部屋の奥にいた人物に声を掛ければ、その人物はゆったりとした動作で後ろを振り返った。
「………っ?!」
その姿を見た途端、思わず悲鳴を上げそうになり慌てて口を閉じた。
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