物語なんかじゃない

mahiro

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人が足りない、というわりに2人も人は出してくれたし、馬車も出してくれるとは助かった。
結局最後まであの場所のことなどが分からないまま引き渡すことになってしまったので、気になりはするが、ティメオが言うように俺たちではどうすることも出来なかったことなのだろうな。
まぁ、俺たちが行かなければ判明がもっと遅くなっていたのかもしれないが。


「グレイ、大丈夫か」


「ん?」


俯いていたからか、心配そうな声がティメオからかけられた。


「大丈夫だ。ただ、さっきの場所が何だったのか分からず仕舞いだったなと思って考えていただけだ」


「調査が進めばアルメリアから話があるはずだ。まぁ、国民である俺や旅人であるグレイが知っていても問題がないものであれば、な。話すことでリスクが少しでも上がるならば、話さないだろう」


「そうだよな」


俺たちは保護部隊員でも何でもないし、必要最小限度のものしか情報は渡さないよな。


「兎に角、さっきのことはとりあえず置いておいて本来の旅路を急ごう。馬車のお陰で到着が早まりそうだしな」
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