その日君は笑った

mahiro

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この状況は一体

化けの皮が剥がれたと聞いて宝生と共に宝生の彼氏のいる公園に向かえば、何故かそこには苛立ちを隠さない宝生の彼氏と号泣している真宮もいた。
この状況だけ見ると宝生の彼氏が真宮を泣かせているように見える。


「お前何したんだ?」


宝生が真面目に問えば、宝生の彼氏は俺だけのせいじゃねぇよ!と怒鳴った。


「俺とお前のせいだっての!ったく」


「俺もか」


相変わらずの2人のやり取りを横目に真宮を見てみれば、しくしくと今だに泣いている。
宝生の作戦では怒り出して本性を暴くものであった筈なのに、まさか泣くとは思わんだ。


「北嶌と宝生がいじめる………」


「ガキじゃねんだから泣くな、鬱陶しい」


「そう言うな、北嶌。泣くほど悔しかったのであろうよ。真宮、すまんな。お前に振り回され続けるのも嫌でな、少し邪魔をさせて貰ったよ」


「何でそんな酷いことするの…」


そうだよな、真宮からしてみれば意味分からないよな。


「真宮、悪い。俺が2人に助けを求めたんだよ。俺がその……恋愛初心者で、その…何というか」


何と言ったらいいか分からないな。
真宮の言葉を真に受けた、何て本人に言えないし。


「マイケル君………オレ何かしたかな?バイト先に行ったし、君の顔が好きだと言って君のこと教えてって言ったけど、それ以外してないのに」


マイケル?と宝生の彼氏が首を傾けたのが見えたがそれは置いておいて、ボロボロボロボロと泣き出した真宮に近付けば俺を抱き締めて泣き続ける。
まるで大きい子供だな、と思いながら背中を撫でてやれば背中に回っていた手に力が込められた。


「オレ何したの……」


その言葉を繰り返す真宮に、宝生と宝生の彼氏は完全に呆れた顔をした後に後はお前次第だと言いたげに2人は俺たちを置いて公園を去ってしまった。
いやいや、この状態で置いていかないでくれよ。


「君………オレ何かした?」


「あぁ………」


どうすりゃいいんだよ、この状況。

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